RACINGTEAM MISの開幕戦

シリーズ3から2つのチームを有することになったRACINGTEAM MISの開幕戦を振り返る。

MIS JAPAN


↑シングルゼッケン5をつけるMISの司令塔ムラカミはスーパーラップ、予選ヒートとまずまずの結果で決勝Aメイン3番グリッドを獲得する。決勝ヒートでは混戦に埋もれ8位に終わる。「我々は現在、原因不明の何かに直面している。この状態を打開する為、全力で立ち向かっていく予定だ」

↑ファイターオノエはMR−03を投入するも制御系のトラブルでリタイアに終わる。パフォーマンスは良いが未だ信頼性の面ではMR−02にやや劣っている。「このシリーズを戦うにはベターなマシンでは話にならない。ベストが必要なのだ」。オノエ専用車は急ピッチで開発が進められている。オンリーワンにこだわるオノエ。

↑MIS JAPANに加入したフジカワは予選ヒートでは力強い走りを見せた。決勝ヒートはCメインで7位フィニッシュ。スピードではレベルアップしたもののロングランにやや不安を抱えるフジカワ。30ラップを見据えたマシンのセットアップを進めている。

↑このところメディアの前に頻繁に姿を現す皇帝キモトは伝説のマシンでエントリー。
キモトは語る「シリーズ戦で最も重要なのは一貫性。そしてそれを可能にするメンタル面でのタフネスだ」。MR−03皇帝専用車のロールアウトのスケジュール調整はマネージャーのタカギが担う。

MIS EURO


リザーブドライバーとして加入した都会派ユアサ。現在ペース不足の問題を抱えているが安定感は向上している。レベルアップに対して総てのノウハウが揃うMIS EUROへの加入は大きい。

↑KRC稲妻EGGエバラとの死闘を演じたオグラは今シリーズからNSXを投入。シングルゼッケン4をつけるRAYBRIG。初戦はまだまだ新車のテストに過ぎない。ここから連勝を狙う!アクティブサスはGTRからNSX用に微調整が必要だ。

↑シングルゼッケン1をつけるSイシのパナソニックENZO。加速・トップスピード・コーナリングを最高レベルでバランスさせた究極の戦闘機。チームメイトのタカハシとのトップ争いではそのポテンシャルを惜しみなく発揮したが惜しくも2位となった。ディフェンディングチャンピオンのSイシは第2戦では勝利を目指す!

↑英国帰りのドライバー優勝請負人タカハシはSイシとのトップ争いを欧州仕込みのドライビングで見事に征し、まず1勝。しかしタカハシはSイシとのバトルが長引いたことに懸念する。「さすがはSイシ、初手で葬るつもりだったが・・・」。Sイシ同様タカハシも第2戦も勝ちにいく!