MISシリーズ3開幕戦の裏側

【ICタグによる運営】


計測のミスも全くなく信頼性の面でもすばらしい結果を残してくれたこのシステム。ICタグの導入によりフルグリッド8台のレースが現実のものとなった。

【中京エリアからの参戦チーム】


↑中京愛知県からの参戦チーム「LightHouses」。非常に質の高い走りを披露した。中でもスズキ選手とナガサカ選手の反応速度は驚くべきものがある。抜群の危険回避能力はレースではかなりの武器となるのは言うまでもない。

↑カラーリングをチームで統一しているが微妙なニュアンスでそれぞれの特徴が出ている。協調性とアイデンティティを両立したマシンと言える。

↑LightHouses陣営のピット。パドックでもその存在感は際立っていた。

【矢田研究所の開幕戦】


↑出力系の熟成はほぼトップレベルに位置する矢田研究所のマシン。ヤダ枢機卿の新たなテーマはズバリ「エアロダイナミクス」。現在テスト中の大型フロントカナードは高速コーナーでのフロントの安定性を高めてくれる。ヤダ卿いわく形状と角度によって特性が大きく変わるデリケートなパーツ。同じパーツが研究員のヒグチのSC430にも取りつけられている。ヒグチはその性能を発揮し安定した走行をみせ、怒涛の勝ち上がりで見事7位でフィニッシュしている。

↑ヒグチの1日と言っても過言ではなかった開幕戦。決勝DメインスタートからAメインまで勝ち上がった。ヒグチは語る「現在のマシンは空力で曲がるもの。我々のマシンは高速コーナーでのマシンバランスはライバル達の一歩先を行っている。」

↑矢田研究所に電撃移籍を果たしたクハラのNSXは現在、テクニカルセンターで総てのパーツチェックが行われている。第2戦ではさらにアップデートされたNSXを投入してくる予定だ。