開幕戦の覇者は?45ラップの激闘開始!!(MISシリーズV開幕戦レースレポート決勝編)

ついに決勝ヒートが始まる。シリーズ5は周回数が6周増え、45ラップとなった。これによる影響はあるのか?

決勝ヒート 45ラップ

(決勝Dメイン)
PP キモト  E-PROJECT
2nd フジカワ E-PROJECT
3rd フカダ  SCUDERIA OTSU
4th ドヒ   RT WML
5th シミズ  O2 RACING

皇帝一族のキモトとフジカワがフロントローを支配したこのヒート。全車がきれいなスタートを切った。しかし2番手のフジカワは序盤で早くも転倒し遅れをとる。トップを独走したい皇帝キモトであったが、3番手スタートのGT男フカダが追い上げを見せキモトを完全にマークし隙をうかがう。テールtoノーズの展開のトップ争いは中盤〜終盤へともつれ込むが何とかキモトがフカダの攻めを凌いでいる状態。キモトが逃げ切りか?と思われたレース終盤、キモトはまさかの転倒!これでフカダはトップに立ち、そのままフィニッシュ。2位にはキモト。トップの2台はバトルを演じながらも後続を引き離していた事が功を奏したようだ。3位にはドヒが入った。

↑皇帝キモトは辛くも2位で決勝Cメインへ勝ち上がりとなる。

↑スクーデリアのフカダは序盤から執拗にキモトにアタックをかけ続けた。
いかに皇帝と言えどもプレッシャーをかけ続ければいつか破綻するはず。終盤まで我慢し続けた事が勝因だと思う。


(決勝Cメイン)
PP タカハシ E-PROJECT
2nd タナ   RT WML
3rd ヤダ   TECHNICALWORKS TUNED BY S
4th ハセガワ CRAZYCAT
5th ニュウノヤ
6th オカダ  RT WML
7th フカダ  SCUDERIA OTSU
8th キモト  E-PROJECT

不調のタカハシはPPからスタートするが、セカンドにつけるWMLの闘将タナを抑える事ができるのか?さらにヤダ、ハセガワと強豪が揃う決勝Cメイン。スタートでは最後尾のキモトがコントロールミスでクラッシュ!さらに序盤ではプライベート参戦のニュウノヤのタイヤが脱落すると言うアクシデント!中団ではオカダが転倒!トップにタカハシ、2位タナ、3位ヤダのオーダーでレースは中盤戦へ。トップのタカハシはミスのない走りで徐々にマージンを広げていく。2番手はタナと後方から追い上げてきたフカダとのバトル。しかしこのバトルはタナが見事に征し、フカダの追走を振り切る形となる。フカダは終盤ハセガワにとらえられ苦しい展開を強いられたが何とか凌いだようだ。結局タカハシが危なげなくトップフィニッシュ。2位にはタナが逃げ切り。3位にはフカダとなった。

↑タカハシは余裕のトップフィニッシュ。しかしそのペースは圧倒的に遅い8秒フラット程度のものであった。

↑攻めるだけではなく、守りの技術も珍しく披露したRT WMLの闘将タナ。

(決勝Bメイン)
PP ムラカミ TECHNICALWORKS TUNED BY S
2nd カツヤ  M&G
3rd オオタニ E-PROJECT
4th キシイ  O2 RACING
5th ヒグチ  TECHNICALWORKS TUNED BY S
6th イツウ  O2 RACING
7th タカハシ E-PROJECT
8th タナ   RT WML

荒れたヒートとなったのが、この決勝Bメイン。スタートこそ全車がオールクリアで決めたが、序盤ではPPムラカミが転倒。リカバリー後に再びクラッシュ。またキシイは動力系トラブルでリタイヤ。2番手スタートのカツヤがトップに立ち、更に7番手スタートのタカハシが冷静な判断で徐々にポジションを上げ2番手につけている。3番手にはヒグチが浮上してきた。中盤ではキシイの僚機イツウもクラッシュし後退。さらに終盤には5番手走行中のタナもリタイヤしている。トップのカツヤに2番手のタカハシが迫るもここは無理せず無難にフィニッシュ。注目の3番手争いは非常に激しいバトルが展開されたが、ムラカミがこれを征しフィニッシュ!!上位3台が決勝Aメインへ勝ち上がりを決めた。惜しくも4番手にはオオタニとなった。

↑2番手スタートのカツヤは序盤でトップに立ち、ミスの無い走りで逃げ切った。

↑タカハシは決勝Cメインから引き続き、またしても勝ち上がりを決めた。

↑PPスタートのムラカミはクラッシュ、転倒という序盤戦を強いられたが、最後はきっちりと要所を押さえた走りを披露した。己の課題としていたバトルを征しての3位には意味がある。

(決勝Aメイン)
PP シライシ TECHNICALWORKS TUNED BY S
2nd フジハシ CRAZYCAT
3rd ハタヤマ RT WML
4th オグラ  M&G
5th シュウ  CRAZYCAT
6th サノ   CRAZYCAT
7th ホソミ  M&G
8th カツヤ  M&G
9th タカハシ E-PROJECT
10th ムラカミ TECHNICALWORKS TUNED BY S

ついに決勝Aメインまで進んだ開幕戦。フルグリッド10台となった今シリーズ。どのような展開になるのか?
スタートではサノが1コーナーでクラッシュ!そしてセカンドスタートのフジハシと4番手スタートのオグラが早くも転倒しリタイヤ。オープニングラップのオーダーはシライシ、シュウ、ハタヤマというオーダー。好調の3番手ハタヤマは予選でのシュウとのバトルをここで再開したいところ。しかしその刹那、ついに持病の転倒劇を起こしてしまう。トップはシライシとシュウのバトルが展開。2番手のシュウはLI−FE搭載車であるが、何とかニッケル水素搭載のシライシをなんとかマークするも無理は出来ない状態。トップ争いは終盤までもつれ込む。さらに後方では8番手、9番手スタートのカツヤとタカハシが微妙な感覚で3位争いを演じる。トップ争いは硬直状態のままシライシが開幕戦を勝利で飾った。2位にはシュウ。そしてファイナルラップ接触があった3位争いはタカハシが先にフィニッシュしカツヤは4位となった。カツヤの僚機のホソミは中盤で転倒し戦線を離脱している。

↑トップ3はシライシ、シュウ、タカハシとなる。テクニカルワークスはシリーズ4に引き続き開幕戦を勝利で飾る上々の滑り出し。次いでCRAZYCATという展開は予想通りか?皇帝一族は3位に入賞し第2戦へとつないだ。

↑開幕戦で期待されたサノはレース中盤でタカハシとの激しいドッグファイトを展開したがヘアピンで転倒し6位でレースを終えた。

↑CカーのスタビリティをもってしてもLi-Fe搭載車の扱いは難しいのか?現状では攻めこむ走りは即リタイヤにつながる。ハタヤマは8位。

レース最終結

1位 シライシ  TECHNICALWORKS TUNED BY S
2位 シュウ   CRAZYCAT
3位 タカハシ  E-PROJECT
4位 カツヤ   M&G
5位 ムラカミ  TECHNICALWORKS TUNED BY S
6位 サノ    CRAZYCAT
7位 ホソミ   M&G
8位 ハタヤマ  RT WML
9位 オグラ   M&G
10位 フジハシ  CRAZYCAT

11位 ヒグチ   TECHNICALWORKS TUNED BY S
12位 イツウ   O2 RACING
13位 オオタニ  E-PROJECT
14位 タナ    RT WML
15位 キシイ   O2 RACING
16位 フカダ   SCUDERIA OTSU
17位 ハセガワ  CRAZYCAT
18位 ヤダ    TECHNICALWORKS TUNED BY S
19位 キモト   E-PROJECT
20位 オカダ   RT WML

21位 ニュウノヤ
22位 ドヒ    RT WML
23位 フジカワ  E-PROJECT
24位 シミズ   O2 RACING

MISコメント

シリーズ5がついに始まりまり大変盛り上がった開幕戦となりまして、ご参加の方々や関係者の方々に厚く御礼申し上げます。若干のレギュレーションの変更はあるものの、ほぼシリーズ4と同様と言う事で、レースイベントとしては成熟してきたのかなと考えております。しかしながら、MIS一同としましては更に楽しく、更に熱中できるレースにしていきたいと考えておりますので、様々なアイデアなどございましたら何なりとお申し付け下さい。引き続き第2戦は2週連続での開催となります。来週末も宜しくお願いいたします。