MISシリーズ4第2戦!!ますます接戦となるシリーズ!!(MISシリーズ4第2戦レースレポート予選編)

MISシリーズ4開幕戦から1週間後、第2戦が開催される。2週連続の開催と言う事で、十分なテストが行えなかった事で、第1戦の状況がそのまま反映されるのか?また巻き返しはあるのか?

↑全20台のマシンが勢ぞろい!!今日もビッグバトルを控えた緊張状態!

スーパーラップ 1ラップ

1ラップに総てを賭けて争われるタイムアタック。最初のアタッカーはE-PROJECTのフジカワ。フジカワはプラクティスではかなりのペースを発揮していただけに期待が高まる!しかし、フジカワはミスで大きくタイムロス。11S51という結果。これはもはや予選ヒートでの挽回は必至だ。E-PROJECTの皇帝キモト、オノエと続く。キモト8S80、オノエ8S50とタイムを更新していく。ICタグに不調を訴えるマトバはタイム更新なし。続くRT WML新加入のオカダは8S49と辛くもタイム更新でトップに。新規参戦チーム「CRAFT NAKAMURA」エースのナカムラ、8S89。更にSCUDERIA OTSUから参戦のGT男フカダは好調な走りでまとめるも8S50とわずかに更新ならず。そしてCRAZY CAT新星サノのアタック。ミスなくまとめた。タイムはなんとこれまでを大きく上回る8S00!!ダントツのトップタイムを記録!これはレースでも大いに期待できるタイムだ!好調CRAZYCATを象徴するような結果となった。都会派ユアサ、ハタヤマ、キシイと実力者が続くが8秒後半。そしてM&Gの2台、ホソミとカツヤのアタック!ホソミ8S31。カツヤ8S28とサノにはとどかないまでも上位に食い込んでくる!更に強豪テクニカルワークス勢、ヒグチ、ムラカミ、ヤダの順でアタック開始!全員きっちりとまとめ、ヒグチ8S24、ムラカミ8S27、ヤダ8S34と揃って8秒前半のタイムをそろえてきた!しかしサノの8S00を超えるには何かが足りないようだ。そして残るは4人ホンダ、タカハシ、タナ、オグラ。ホンダのアタック!これは速い。芸術的コーナーリーング!タイムは8S12とサノに肉薄!続くタカハシもまとめて8S20とやはり8秒前半。タナはミスが発生し8S65。そして最終アタッカーは皇帝の血族最後の切り札「人間アクティブサスペンション」オグラ。路面に吸いつく走りをまたしても披露する!そしてタイムは?最後に出ました皇帝のシナリオ通り7S94!!

スーパーラップ順位
1位 オグラ  E-PROJECT  7S94
2位 サノ   CRAZYCAT 8S00
3位 ホンダ  M&G 8S12
4位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS 8S20
5位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS 8S24
6位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS 8S27
7位 カツヤ  M&G 8S28
8位 ホソミ  M&G 8S31
9位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS 8S34
10位 オカダ  RT WML 8S49

↑唯一の7秒台はオグラ。実際にアクティブサスペンションが搭載されているかのようなマシンの動きを見せる!

予選ヒート 13ラップ×2ヒート

(予選Aグループ)
抜群の速さを見せるサノがPP、2番手からはM&G天才カツヤ、3番手トップタイムをたたき出したオグラ。4番手にはファイターオノエ、5番手からは開幕戦2位のタカハシ。6番手ユアサ、7番手Cカーで参戦するナカムラ。予選第1ヒートがスタート!!スタートでタカハシとナカムラがクラッシュ!タカハシはこのヒート、ここでリタイヤする。そしてトップ争いはサノ、カツヤ、オグラ、オノエというオーダー。3番手オグラは中盤でカツヤに接近し3コーナーでオーバーテイクを敢行するもクラッシュ!オノエに先を越される。そしてサノはトップ独走でフィニッシュ!

第1ヒート結果
1位 サノ   CRAZYCAT
2位 カツヤ  M&G
3位 オノエ  E-PROJECT
4位 オグラ  E-PROJECT
5位 ナカムラ CRAFT NAKAMURA
6位 ユアサ  初音製作所
7位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS

第1ヒートの着順で第2ヒートがスタートする!2コーナーでオノエがクラッシュするも、他のマシンは全車等間隔となる。サノがトップ。カツヤ、オグラと続く。またしてもオグラがカツヤに接近!しかし今度は無理はしない。じっくりカツヤの動きを見ている。後方ではユアサが1コーナーでクラッシュ!トップ3台は無理をせず、そのままの順位でフィニッシュ。4位にはタカハシが最後尾から追い上げたようだ。

第2ヒート結果
1位 サノ   CRAZYCAT
2位 カツヤ  M&G
3位 オグラ  E-PROJECT
4位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
5位 オノエ  E-PROJECT
6位 ナカムラ CRAFT NAKAMURA
7位 ユアサ  初音製作所


↑サノは第1ヒート、第2ヒート共に危なげなくトップでフィニッシュ!決勝AメインをPPからスタートする!!

↑M&Gのカツヤは両ヒートを2位でフィニッシュ。無理をしない安定した走りを既に身につけている。やはり天才か?

↑ファイターオノエは第1ヒートで3位。しかし第2ヒートではクラッシュし5位となる。予選総合ポイントを8とし、決勝は中盤やや後方スタートとなりそうだ。

(予選Bグループ)
PPからはプラクティスの英雄ことヒグチ。レースで速さを発揮する事が課題となっている。今日は決めたいところだ!2番手にはM&Gのエリートホソミ。3番手ミスタープレタポルテ、オカダはペースがいい。4番手からは京都最速伝説よ再び!KRC新エースドライバーのマトバ!5番手皇帝キモト。6番手から闘将タナ。7番手ミスターNSXフジカワのグリッド。
第1ヒートが今スタート!ロケットスタートで加速したタナは3コーナーでキモトと接触!トップのヒグチはスタートを決め、逃げの展開!序盤でのバトルは2位ホソミと3位マトバ。前シリーズでのチームメイト同士であり師弟同士の争い!!トップのヒグチは逃げ切りたいところだが、ホソミとマトバはバトルを演じながらもヒグチに接近する。そして中盤の3コーナーでなんと3台が接触!!リカバリーが速かったマトバがトップに立つ!更に4番手につけていたオカダがこの隙をみて2番手に浮上!マトバがペースを発揮し、トップでフィニッシュ!!ホソミ、ヒグチは3位、4位となる。

第1ヒート結果
1位 マトバ  KRC
2位 オカダ  RT WML
3位 ホソミ  M&G
4位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
5位 タナ   RT WML
6位 キモト  E-PROJECT
7位 フジカワ E-PROJECT

第2ヒート、第1ヒートでの混乱での順位を挽回したいホソミとヒグチの意気込みは決勝レベルのものとなっている!!スタートでヒグチはまたしてもクラッシュ!!大きく後退。マトバ・オカダ・ホソミのトップ集団が序盤に形成される。2位のオカダは好調でトップのマトバを追う!しかしマトバのペースが速い!オカダも限界まで攻め込むが逆にスプーンでクラッシュ!ホソミもこれをかわすが隙をつかれ、後ろから追い上げてきたタナにかわされてしまう!タナは5番手スタートながら序盤で2位まで上がるという気迫の追い上げを見せる!マトバはペースを維持し、そのまま一気に終盤を迎えフィニッシュ!タナ、ホソミ、オカダと続いた。

第2ヒート結果
1位 マトバ  KRC
2位 タナ   RT WML
3位 ホソミ  M&G
4位 オカダ  RT WML
5位 キモト  E-PROJECT
6位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
7位 フジカワ E-PROJECT


↑KRCのマトバが両ヒートを征する!マトバは有力チームに加入し、体制も抜群の状態。第2戦でいきなり好結果を予選で残した。

↑マトバを追うに追い切れない感が残ったホソミ。ビッグチームKRCのプレッシャーにやられたのか?

↑ミスタープレタポルテ、オカダは跳ね馬をドライブする!!イタリアの名車はペースを発揮している。排気系のアップデートを持ち込んだ成果が有られている様だ。


(予選Cグループ)
自分のポジションに戻ってきたと、ムラカミがPPからスタート。2番手、そのコーナーリングはまさにアーティスト!M&Gのホンダ。3番手は大津から参戦、スクーデリアのフカダ。4番手RT WMLハタヤマはコルベット。5番手テクニカルワークスのプロフェッサーヤダ。6番手逆襲のSARD SC430、人気のキシイ。
予選最終組、Cグループの第1ヒートがスタート!いきなりプロフェッサーヤダがなんとクラッシュ!!更に序盤戦でクラッシュ発生!キシイだ!2番手ホンダはムラカミをかわし、トップに立つ!ホンダのペースはムラカミに対して0.2秒ほど速い!逃げるホンダ。しかしムラカミも限界走行でホンダを追う!終盤トップホンダにミスが発生!ムラカミが迫るがホンダが築いたマージンがポジションを入れ替えることを許容しなかった。ホンダ堂々のトップチェッカー。3番手にはミスなく走ったハタヤマ。

第1ヒート結果
1位 ホンダ  M&G
2位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
3位 ハタヤマ RT WML
4位 フカダ  SCUDERIA OTSU
5位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
6位 キシイ  O2 TAKEOFF RACING

続く第2ヒート。全車がミスなく加速し1コーナーへ飛び込む!序盤で3位のハタヤマがスプーンでミス。フカダは3位に浮上。後方では追い上げたいヤダだったが4コーナーでスピン!トップはホンダ、ムラカミと続く。最後尾からなんとか上位に食い込みたいキシイだったが、スプーンでスピンを喫し、追い上げ切れない状態だ。ホンダ、ムラカミはミスなく走行。フィニッシュへ。

第2ヒート結果
1位 ホンダ  M&G
2位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
3位 フカダ  SCUDERIA OTSU
4位 ハタヤマ RT WML
5位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
6位 キシイ  O2 TAKEOFF RACING


↑芸術的な走りが冴えるホンダは第1、第2ヒート共にトップでチェッカー。圧倒的にペースが速い!!シングルゼッケンらしいレース展開だ。

↑ミスターMISムラカミは両ヒート2位となる。決勝に向けてセットアップを微調整する必要がある。ホンダにややおいていかれ気味だ。

↑スクーデリアのフカダはムラカミと同じREAL NSXをドライブするが、マシンの方向性は異なる。3位と4位を獲得し、総合予選ポイントは7とする。

決勝グリッド

(決勝Aメイン)
PP サノ   CRAZYCAT
2nd ホンダ  M&G
3rd マトバ  KRC
4th ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
5th カツヤ  M&G
6th ホソミ  M&G
7th
8th

(決勝Bメイン)
PP オカダ  RT WML
2nd オグラ  E-PROJECT
3rd フカダ  SCUDERIA OTSU
4th ハタヤマ RT WML
5th タナ   RT WML
6th オノエ  E-PROJECT
7th 
8th

(決勝Cメイン)
PP ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
2nd ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
3rd タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
4th キモト  E-PROJECT
5th ナカムラ CRAFT NAKAMURA
6th キシイ  O2 TAKEOFF RACING
7th ユアサ  初音製作所
8th フジカワ E-PROJECT

MISコメント

決勝Cメイン1番手から3番手までをテクニカルワークス勢が独占している。しかしテクニカルワークスは本来のポジションではないはず。絶対的に勝ち上がらなければならない状態だ。その後ろからは皇帝キモト、キシイと続く。強豪がCメインを勝ち上がる2台はどのマシンか?また決勝Bメインにはシングゼッケンの3と4のオグラとタナがいる。その決勝BメインのPPからスタートするのがRT WMLのオカダだ。オカダは見事勝ち上がれるのか?3番手から大津の看板を背負うスクーデリアのフカダもペースが速い。また後方からは絶対のバトル勘でファイターオノエも控えている。4番手スタートのハタヤマを含め、3台のRT WML勢、そして2台のE−PROJECT勢という有力チームがひしめき合いグリッドを分けている。そして決勝Aメイン。参戦2戦目にしてPPを獲得したCRAZYCATのサノ。このまま初優勝へ向かう。それを阻止しようとするのは2番手スタートの孤高の天才M&Gのホンダと、3番手スタート、夢のKRCドライバーの座を手にした京都最速伝説ことマトバか?4番グリッドに着いたのは、ミスターMISことテクニカルワークスのムラカミも追い上げを狙う。決勝Aメインの後方にはM&Gの二人、カツヤとホソミの実力者達。なんとM&Gは参戦した3台すべてが予選を終えた段階で決勝Aメインを決めているという快挙!!ドライバーの技量はもちろんの事、レースの参戦体制、マシンの熟成度などなど総ての要素と少しばかりの運をコントロール出来たもののみがポディウムの中央へ行く事が可能となる。しかし、なんといっても最後には精神力が要求されるのがレースの世界!勝利をてにするのはどのマシンか?決勝レポートを乞うご期待下さい。