冬期合同テスト初期は大詰め!

昨日に引き続きWMLサーキットはMISシリーズ4へ向けてのテストを行う各チーム。参加したのは「O2 TAKEOFF RACING」「KRC」「K-POINT RACING」「E-PROJECT」「TECHNICALWORKS」「M&G」そして後半からは「RT WML」とほとんどのチーム。さらにRCC51からは有力ドライバーも参加し冬期テストの初期段階は大詰めを迎えた。

テストレポート

昨日から好調をキープしているのはヒグチ。マシンはほぼ仕上がっている状況の様で、他のマシンとの比較を行っていたようだ。ヤダはある程度のセットアップは進んでいるようだが、最適なバランスを見出すのに少々時間がかかっている。注目はO2に加入したSイシとテクニカルワークスに新規加入したタカハシのバトル。ほぼ毎セッションでのバトルを展開していた。Sイシは持ち前の高出力でトップスピードには分があるものの、過度のアンダーステアに難色を示し、どうしてもタカハシの後塵を拝する形となる。タカハシのNSXは高速コーナー、低速コーナー共に旋回スピードが抜群でコーナーリングスピードにはかなりのアドバンテージを持っていた。そしてもう一台の注目はキシイのマシン。抜群のペースと抜群の安定感を誇り、バトル時の自由度も高い。ここにきてキシイは最適なバランスを手に入れたようだ。これは間違いなく優勝を狙える位置にいると他のドライバーも要注意と見ている模様。
とはいえ、冬期テストはまだまだ初期段階が終わったに過ぎないのも事実。1月17日開催のMISチャレンジCUPの併催となるエキシビジョンマッチではある程度の現状のポジションがはっきりすると思われる。

ドライバーコメント

ヒグチ「本日も昨日に引き続き好調をキープできた事を嬉しく思うよ。ただ何度も言っているけど、テストでは他のマシンがどんな状況で走っているのかがわからないから、我々のマシンがどれだけ速いのかは判断できない。遅いという事はないはずだけどね。

Sイシ「タカハシのRMタイプのコントロールは称賛に値する。彼は近い将来HSV−010のステアリングを握る事になるだろう。サプライヤー次第ではあるが・・・

キシイ「マシンの開発はスタッフの頑張りもあり、急ピッチで進められている。現在バランスのチェックに取り組んでいるところ。ここから更にサスペンション系統のアップデートを進めていく予定だ。