跳ね馬は飛べず・・・ HONDAワークス 1−2フィニッシュで圧倒! / MISシリーズ2第2戦レース結果(決勝編その1)

予選ヒートではAグループのフェラーリのSイシがいち早く決勝AメインのPPを獲得。対するHONDA勢はタナがAメインの2ndグリッドを獲得している。

【決勝Gメイン 20ラップ】

グリッド
PP アワビ
2nd マトバ
3rd シオン
4th ユアサ
5th ナカムラ大

決勝ヒートの最初のヒートがこのGメイン。予選ヒートとの違いはスタンディングスタートとなっている点。スタートダッシュで一気にポジションアップもねらえるというわけだ。決勝Gメインはスタートが美しく決まった。しかしスタート後は至る所でクラッシュが続出。その中でPPスタートのARTAアワビと2ndスタートのマトバが独走状態。中盤〜終盤になるとアワビがほぼ全車ラップの状態。そしてトップでチェッカーを受けると、それにマトバが続く。3位にはフェラーリのユアサ。4位に小学生ドライバーのシオン。5位にナカムラ大となる。アワビとマトバがFメインへ勝ち上がりとなる。

↑大差をつけてフィニッシュしたARTAのアワビ。2位マトバを従えての勝ち上がり。

↑ペースがまとまらなかったZのナカムラ大。

【決勝Fメイン 20ラップ】

グリッド
PP キノシタ
2nd イシムラ
3rd ESER
4th ナカムラ
5th アワビ
6th マトバ

フロントローはキノシタとイシムラ。共にカルソニックGTRだがキノシタはR35、イシムラはR34という新旧のGTR対決。そして2列目にはランボルギーニのESERとフェラーリのナカムラというイタリア勢が並ぶ。そして3列目にはNSXのアワビとS2000のマトバがHONDA勢。スタートを決めたのは2ndスタートのイシムラ、トップに立つ!アワビはスタートでミスした模様。しかしオープニングラップの最終コーナーで多重クラッシュが発生!これを上手くかわしたマトバがトップに浮上する。S2000のマシンサイズを大いに生かした結果だ。京都最速伝説マトバはこのレースに関しては最速にとらわれず、あえての安定性を重視している。そして2位にはGTRキノシタがつける。しかしキノシタの背後にはR34イシムラがぴったりマーク。これ以上無いほどの接近戦、まさにテールtoノーズ!いや、バンパーtoバンパーの激プレッシャーをかけるイシムラ。R35のキノシタもR34には負けられない!しかしキノシタは高速S字でなんとクラッシュしてしまう。これでイシムラは2位に上がり更にトップのマトバを追走する。R34といえどGTカー、市販車であるS2000を捉えるのにさほどの時間はかからない。そして終盤4コーナーでイシムラがマトバのインをつきトップに立つ。そしてトップでチェッカーかと思われた瞬間、なんと高速S字でラップマーカーと接触!ここを逃すマトバではない。トップに立ちチェッカーを受ける。2位にイシムラ、3位にはスタートミスから追い上げたアワビ、4位にキノシタ、5位ESER、6位フェラーリのナカムラとなる。

↑PPキノシタR35GTR、ポジションを守りきれず・・・。

ランボルギーニのESERもポジションを落としてしまうことに・・・。

↑スタートからフィニッシュまでの一連のストーリーの主役は最初からマトバだったのかも知れない。

↑ゴールドを使用しているスペシャルなフェラーリ。ドライバーはナカムラ。

【決勝Eメイン 20ラップ】

グリッド
PP ハタヤマ
2nd イソダ
3rd エバ
4th ヒグチ
5th マトバ
6th イシムラ

うっとりするほど美しいスタートを切ったのがこの決勝Eメイン。PPスタートのハタヤマ、イソダ、エバラ、ヒグチと数珠繋ぎ状態でオープニングラップを消化。しかし2ラップ目の4コーナーでトップのハタヤマが転倒!これを受けてイソダがトップに。そしてヒグチがエバラをパスし2位へ。3位にイシムラ、4位にエバラと順位が入れ替わる。さらにレース中盤トップのイソダが4コーナーで、2位のヒグチが3コーナーで共に単独でクラッシュ!イソダは上手くリカバリーしトップをキープするがヒグチはイシムラ、エバラに抜かれ4位に後退。そして終盤戦、エバラがイシムラを追い上げる。カタヤマレーシングの底力がここで発揮される。なんとエバラがイシムラをオーバーテイク!!しかし抜かれたイシムラも同様せずに我慢の走りをつづける。そして2位エバラが高速S字でクラッシュ。トップはイソダが後続を大きく引き離してフィニッシュ。2位にイシムラ、3位にエバラ、4位にはPPスタートのハタヤマ、5位ミスがひびいたSC430のヒグチ、6位にはマトバとなる。

↑オープニングラップをトップで通過した次の4コーナーで転倒。RAYBRIGのハタヤマ。

↑ここでは終われない・・・勝ち上がりを決めたイソダ!目指すは2連勝!

↑惜しくも3泣のエバラ。カタヤマレーシングに所属。

↑ヒグチも本来の実力を発揮することなくレースを終えてしまう・・・。

【決勝Dメイン 20ラップ】

グリッド
PP キシイ
2nd ホソミ
3rd カタヤマ
4th カタヤマR
5th イソダ
6th イシムラ

ここまで来ると実力者が多数、誰が勝ってもおかしくないメンバー。PPスタートのRAYBRIGのキシイはポジションを守りきれるか?または最速ホソミがトップを奪うのか?決勝Dメインがスタート!なんとホソミが1コーナーの侵入でスピン!隊列が乱れ気づけばなんと5番手スタートのイソダがトップに!そしてカタヤマRが2位につける。3位にはキシイがつけカタヤマRを追いかける展開だが、またキシイの背後には最速ホソミの影が迫る!キシイがカタヤマRに追いつくのが先か?またはホソミがキシイに追いつくのが先か?微妙な差からの追い上げ合戦だが、ホソミのペースがかなり速い。ホソミは難なくキシイをパスする。そしてその勢いを保ったままカタヤマRをもパスし2位へ浮上!終盤はキシイとカタヤマが5コーナーで接触。ホソミはペースを乱さずトップのイソダを追い上げる。そして18ラップ目、残り3ラップの時点でとうとうイソダを捉えた。ここからトップ争いかと思われたが、さすが両者ともトップドライバーだけあって勝ち上がり圏内の認識と後続とのマージンをすぐさま確認、そしてタイヤをいたわり無理せずチェッカー。1位にイソダ、2位にホソミ、3位にはカタヤマR、4位キシイ、5位カタヤマ、6位ここで力尽きたかイシムラR34。

↑このヒートもまたPPスタートのマシンはトップを守れず・・・。RAYBRIGキシイはここで終わる。

↑R34でよくここまで来れたと言える。イシムラはここで力尽きた。

↑ポルシェもGTカーを相手に健闘した。ドライバーはカタヤマ。

↑カタヤマレーシングの代表カタヤマは惜しくも3位となり、ここで終了。残るはエースドライバーのヤマウチに託される!

マクラーレンのホソミは見事に挽回し2位でフィニッシュ!

↑更に上を目指し勝ち上がって行くイソダ!アストンマーティンをドライブ!


その2へ続く