vol.2 インをさされたら?

レースでも練習走行でも抜かれる事はしばしばあります。自分より速いマシンにはもちろん抜かれるでしょうし、自分より遅いマシンにもミスをした時などには抜かれたりもします。
今回のDRIVERS EYEでは、後続にインをさされた時の事を思い出してみました。

↓次の左ターンに対してすでにイン側に並ばれている状態。

↓アウト側でがんばって速度ものせてみる。

↓それでもイン側のほうが距離が短いので遅れがちだが・・・

↓なんとか立ち上がって行きたいが、イン側から侵入したマシンは出口でもちろん苦しいのでアウトへはらみ・・

↓コーナーリング中は内側から当てられると良くこけますね。

※このパターンは、まず抜きにいったマシンは止まり切れていないことが×でしょうか。。。
 また抜かれる方のマシンも相手のマシンの動きを予測できていなかった点が疑問です。コーナーの手前ですでに並ばれている状態は次の左ターンにおいては負けですから、その次を再び狙っていく準備をしないといけません。
↓1コマ目から

↓無理にアウトからかぶせていかずに、相手がインへ必死に向かっている間に、奥から出口に向きを変える事に集中

↓前のマシンがちょうどクリップにつく瞬間。しかしマシンの向きはインから侵入した分やや外へ向いていることから、アウトへふくらんでいくと予想

↓そしてクリップから離れる瞬間。イン側が開いた。出口に対して向きがすでに変わっているマシンをここへ侵入させる。一番大事な瞬間。タイミングよくスロットルオン!

↓前のマシンはGフォースが残っているので外側へはらみながら立ち上がる状態に対して、自分のマシンは先に向きを変えているので、直線的にストレスない加速で立ち上がっていく。

↓もちろん自分のマシンのほうが加速が良い状態になり

↓再度前に出ることが出来ました。

※クロス、クロスラインなどと言われるセオリーです。ポイントはコーナーの侵入する瞬間までは自分のほうが少しでも前にいる為、一瞬ですが向きを変える時間に余裕をもてるということです。スロットルオンのタイミングをあまり速くすると、まだ相手がクリップ付近でなんとかマシンを曲げようともがいているところに当たってしまうので、よくタイミングをとるようにしたいものです。ミニッツではこのタイミングをとるのが結構難しいと思います。簡単に言うと、インからコーナーを曲がると立ち上がりはアウトへ行くという事ですね。
比較的高速から小さいヘアピンなどの侵入ではやりやすいと思います。レースではこれが何度もあるともりあがりますね。どうしても前のマシンを抜けないときに少しオーバースピードでインをさす事があると思いますが、その時はクロスラインでかわすことはすごく簡単です。インに飛び込まれる雰囲気を察知したらクロスラインを決める心の準備をしましょう!!