サバイバル・サバイバル!ますます接近する強豪勢!(MISシリーズ4第4戦レースレポート予選編)

3月6日(土)MISシリーズ4の折り返しともなる第4戦が開催された。

スーパーラップ

CRAZYCATのフジハシのアタックで始まったこのセッション。8S69というターゲットタイムとなる。皇帝キモトは8S25、そしてオオタニ8S74となる。各車アタックが続くがタイムは伸びない。かろうじてRT WMLのオカダが7S92をマークしたかぎり。期待されたCRAZYCATの新星サノも3コーナーでオーバーラン大きくタイムをロスしている。しかしここで動きがおこる。第3戦で決勝AメインのPPを獲得し、波に乗るフジカワが渾身のアタック!7S85というスーパーラップを記録!暫定トップに躍り出た。しかしそのあとすぐにM&Gのエリートホソミが7S81とタイムを塗り替える。その後のアタックは強豪ドライバー達が肉薄するも更新はならず!ホソミが一番時計となった。

スーパーラップ結果
1位 ホソミ  M&G           7S81
2位 フジカワ E-PROJECT  7S85
3位 オグラ  E-PROJECT  7S88
4位 カツヤ  M&G     7S89
5位 オカダ  RT WML 7S92
6位 シュウ  CRAZYCAT  7S93
7位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS 8S15
8位 タナ   RT WML 8S18
9位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS 8S22
10位 キモト  E-PROJECT        8S25

↑一番時計をたたき出したのはM&Gのホソミ。エリートの走り、ここに極まる!

↑2番手はE-PROJECTのフジカワ。皇帝に負担はかけられないと奮起するフジカワは一発の速さには定評がある。

予選ヒート

(Aグループ)
一番時計を決めたホソミがPP。ファイターオノエが2番手。そして3番手からは前回優勝のシュウ。4番手同じくCRAZYCATハセガワ。5番手6番手はCRAZYCATフジハシと第2戦覇者KRCマトバ。最終列からはO2のイツウとスクーデリアのフカダとなる。フカダはプラクティスでメインシャーシのトラブルによりTカーでの出走となる。
レース直前に急激に路面グリップが上がったこの日、サバイバルレースの予感が!予選第1ヒートがスタート!全車一斉に加速。序盤でフジハシが高速Sで、ホソミが2コーナーと次々にクラッシュ。ここで3番手からオノエをパスしポジションを浮上していたシュウがトップに立つ。後方からはマトバがペースを上げ他を寄せ付けない追い上げをはかるも中盤、高速Sで転倒という事態。シュウがトップでチェッカーを受けた。オノエが2位と続く。

第1ヒート結果
1位 シュウ  CRAZYCAT
2位 オノエ  E-PROJECT
3位 ハセガワ CRAZYCAT
4位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
5位 ホソミ  M&G
6位 フカダ  SCUDERIA OTSU
7位 マトバ  KRC
8位 フジハシ CRAZYCAT

続いて第2ヒートがスタート!序盤から注目を集めたのはシュウVSオノエのトップ争い。テールTOノーズのバトルは予選とは思えない白熱したものとなる。逃げるシュウに対して執拗にアタックを試みるオノエ。しかし中盤そのオノエは高速Sでまさかの転倒!これで出遅れたオノエ。逆にシュウは楽になったか?2番手オノエに対して3番手のハセガワが急接近。この2番手争いは4コーナーで両者が接触!ハセガワは事なきを得たが、この隙をついたのは背後からチャンスをうかがっていたマトバだ。マトバはここで2台をいっきにかわし2番手を浮上した。

第2ヒート結果
1位 シュウ  CRAZYCAT
2位 マトバ  KRC
3位 ハセガワ CRAZYCAT
4位 ホソミ  M&G
5位 フカダ  SCUDERIA OTSU
6位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
7位 フジハシ CRAZYCAT
8位 オノエ  E-PROJECT


↑両ヒートをシュウガ征した。シュウはレース展開を手繰り寄せ早々と決勝Aメインを決める。

↑第1ヒート2位のファイターオノエ。しかし第2ヒートではバトルに次ぐバトルでアクシデントを発生させてしまう。

↑第2ヒートではマトバが経験を生かし2位を獲得。状況判断に長けるマトバならではの走りを披露した。

(Bグループ)
瞬発力抜群のアタッカーフジカワがPP。セカンドにはアクティブサスペンションオグラというE-PROJECTの完全な体制。そしてその壁を打ち破れるか?闘将タナが3番手。しかしそんなタナの宿敵とも言えるタカハシが4番手。5番手からはタカハシの僚機ムラカミ。さらになんとその後ろからは同チームのプロフェッサーヤダとヒグチというグリッドだ。テクニカルワークスは4台総てが予選で同グループに入ってしまうと言う不運。

そしてそんな運命の第1ヒートがスタート!PPスタートのフジカワがいきなりクラッシュ!オグラがトップに立つ。その後ろではタナも1コーナーでクラッシュ!しかしトップのオグラは序盤でボディにダメージを受け後退。ムラカミがトップに立つ。そして
番手にはヒグチが追い上げ、ムラカミとトップ争い。ここにチームオーダーはない。3番手にはフジカワがつける。しかしそのムラカミにはICタグのトラブルと言う不運が!ヒグチは労せずトップにたちチェッカーを受ける。2番手にはポジションを着実に上げていたヤダが続いた。

第1ヒート結果
1位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
2位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
3位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
4位 フジカワ E-PROJECT
5位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
6位 タナ   RT WML
7位 オグラ  E-PROJECT

第2ヒートがスタート!きれいなスタートとなる。ヒグチ、ヤダ、タカハシの3台のトップ争い。その後ろフジカワは単独クラッシュ。中盤まで動きがなかったトップ争いは2番手のヤダがクラッシュで後退。代わってオグラがタカハシをかわし2番手に浮上。3番手はタカハシ。4番手にはタナがつけている。ヒグチは終始落ち着いた走りで危なげなくトップでフィニッシュした。2位にはオグラが続いた。

第2ヒート結果
1位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
2位 オグラ  E-PROJECT
3位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
4位 タナ   RT WML
5位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
6位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
7位 フジカワ E-PROJECT


↑予選ヒートを最後尾からスタートしたヒグチは完璧なレース運びで両ヒートを征する

↑プロフェッサーヤダは第1ヒートで2位を獲得した。

↑オグラは第1ヒートでボディにダメージを受けたが第2ヒートでは2位まで挽回。

(Cグループ)
強豪がひしめいたBグループに対してこのCグループは天才肌達が揃ったと言った感じか。PPにはRT WML跳ね馬オカダ。セカンドにはM&Gの天才カツヤ。カツヤも跳ね馬を駆る。そして3番手からは皇帝キモト。4番手WMLのハタヤマ。5番手から情熱熱風オオタニと6番手孤高の天才ホンダ。最後尾からスーパーラップで手痛いミスで後退したサノとなる。

第1ヒートがスタート!ホンダが1コーナーでまさかの転倒をするも他車はきれいにスタートを決めた。序盤はトップのオカダからサノまでが混戦状態。ここでカツヤが抜け出しトップ独走状態。そして遅れて抜け出したのはハタヤマだ。2位ハタヤマはカツヤを追うがカツヤのペースが速い。そして後方では皇帝キモトが混戦を征し3番手へと浮上。そして中盤、キモトにミスが発生。サノとオオタニにかわされてしまう。そしてカツヤが大差でフィニッシュ。ハタヤマは2位となる。

第1ヒート結果
1位 カツヤ  M&G
2位 ハタヤマ RT WML
3位 サノ   CRAZYCAT
4位 オオタニ 初音製作所
5位 キモト  E-PROJECT
6位 オカダ  RT WML
7位 ホンダ  M&G

第2ヒートがスタートする!PPカツヤがスタートを決め逃げの態勢。3番手スタートのサノがハタヤマをかわし2番手へ浮上。3番手に後退したハタヤマをキモトがとらえる。キモトはストレートでハタヤマをパスすると、2番手のサノを追う。終盤トップ快走のカツヤになんと転倒が発生。サノがトップに躍り出た。キモトは2番手に浮上するも最終コーナーで転倒!サノはそのままトップでフィニッシュ!2位にはカツヤとなる。

第2ヒート結果
1位 サノ   CRAZYCAT
2位 カツヤ  M&G
3位 オオタニ 初音製作所
4位 オカダ  RT WML
5位 ハタヤマ RT WML
6位 キモト  E-PROJECT
7位 ホンダ  M&G


↑圧倒的なペースで第1ヒートを征したカツヤ。第2ヒートでは転倒するも2位を獲得。初優勝への布石か?

↑第1ヒート2位を獲得したのはWMLのハタヤマだ。コルベットのパワーは電飾パーツの運用を可能にするほどの余裕を持っている。

↑デビューから決勝Aメインの常連となっているCRAZYCATの新星サノは今回最後尾からのスタートとなったが、きっちりとポジションを上げた。


レースレポート決勝編はこの後すぐ!