初優勝をのがしたフジカワが語る・・・「納得のいくリタイヤ」


ラクティスから好調をキープし、予選ではAグループのPPを獲得。両ヒートをトップでフィニッシュし決勝Aメインでのポールポジションを獲得したフジカワ。しかしその決勝ヒートでは序盤でのハタヤマとの激しいポジション争いの末、両者は互いに引くに引けず早々とリタイヤとなる。初優勝がかかったフジカワであったが、速さを勝利に結びつけることはできなかった。しかしフジカワはこの結果を悔やむ事はない。
レースのある局面では絶対に引けない場面も存在する。あそこでもし引いていたら、確かにクラッシュする事はなかっただろう。しかしそれはレースに勝ったとしてもドライバー同士のバトルに勝った事にはならない。レーシングドライバーである以上1対1のバトルも征してこそ本当の勝利と言える。あそこで引いていれば今シリーズでの勝ちはもはや期待できないはず。ゆえに納得のいくリタイヤだと思っている。強豪ドライバーばかりが20人以上も集うこのシリーズで闘争心がなければ戦っていく事は出来るはずもない。ましてレースをしているのは僕なのだから・・・

E−PROJECTの一員として世直しへの意気込みを見せるフジカワ。皇帝の血族と言われるこのチームのモチベーションの高さがうかがえる。更に速さを見せるフジカワに期待が高まる!!