Li−Fe解禁!皇帝の血族「E−PROJECT」本領発揮か?(MISシリーズ4第3戦レースレポート予選編)


ついに新たな出力系デヴァイス「Li−Feバッテリー」が解禁されたMISシリーズ4!!高出力をどこまで使いこなせるのか?またシングルゼッケン所有のドライバー達はこれまで通りニッケル水素バッテリーでの戦いとなる。2月20日(土)京都WMLサーキットで開催されたMISシリーズ4第3戦は「Li-Fe VS ニッケル水素」の要素が非常に興味深い戦いとなる!


↑新たな技術「Li-Fe」。その出力はニッケル水素を遥かに凌駕する。しかし、シャーシはこれまでと変わらない為、各チーム様々なソリューションを見せる。

↑前シリーズのランキング上位9名、すなわちシングルゼッケンを取得したドライバーにはLi−Feの使用は認められていない。これまで同様ニッケル水素で戦わなくてはならない。実力の見せどころか・・・?

スーパーラップ 1ラップ

一番手のアタッカー、ナカムラからスタートしたスーパーラップセッション。安定感のあるCカーを選択したナカムラはいきなり8S31というタイムをたたき出す!続いて第2戦の覇者KRCマトバのアタック。高出力ゆえのミスか?10S53と失敗。オカダ、キシイと続くが共に8秒中盤。勢いに乗るスクーデリアのフカダのアタックはトップと同タイムの8S31。世直しを誓う皇帝キモトはアタック中盤まで好調に走行するも終盤スプーンで転倒、10S58と沈む。Li−Fe開発で一歩進んでいたM&Gホソミは8S79と振るわない。どうしたM&G?ここでRT WMLハタヤマのアタック!好調なアタックを見せ、8S31とまたしてもトップと同タイムとなる。しかしその刹那、テクニカルワークスのムラカミが快心のアタックを決め8S07と大幅にタイム更新!都会派ユアサも今回は調子を上げている。タイムは8S39とまずまず。続いたのはプラクティスの王者ヒグチ!プラクティスでは抜群の速さを見せていたものの、アタックはミスで15S43と最下位タイム。悔しがるヒグチ・・・レースでのハイグリップ路面に対応しきれていない様子だ。続いたE−PROJECTのフジカワは8S18となかなかの好タイムで上位につける。ファイターオノエのアタックは8S68。そしてM&Gのエース、カツヤのアタック!これぞLI−FEパワーと言わんばかりの高出力で8S05を記録、暫定トップに躍り出る!そしてここからシングルゼッケンのアタックとなる。1勝を上げているヤダからアタック。8S12と無難にまとめた。そして孤高の天才ホンダのアタック。ニッケル水素で攻めに攻めたアタックは8S04とカツヤに百分の一秒差でタイム更新!タカハシは8S40と振るわず。続くCRAZYCATの司令塔シュウのアタックが開始。各コーナーとミスなく最適なラインで決め7S93という驚異的なタイム!!一気にトップに立った。タナはミスで8秒後半。そしてここまでの2戦ともにスーパーラップで一番時計を記録している「人間アクティブサスペンション」が登場。オグラのアタックはいつも通り路面に吸いつく安定感と絶妙のアクセルワーク!タイムは7S91とシュウを上回った。ハセガワは9S49となる。最終アタックは計測ドラブルで再度アタックのイツウとサノ。イツウ8S19、サノ8S53となりセッションを締めくくった。

スーパーラップ結果
1位 オグラ  E-PROJECT  7S91
2位 シュウ  CRAZYCAT  7S93
3位 ホンダ  M&G     8S04
4位 カツヤ  M&G     8S05
5位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS 8S07
6位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS 8S12
7位 フジカワ E-PROJECT        8S18
8位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING 8S19
9位 ナカムラ CRAFT NAKAMURA 8S31
10位 フカダ  SCUDERIA OTSU 8S31

↑開幕から3戦連続一番時計をたたき出したオグラ。もはやスーパーラップではオグラを超える事はできないのか?

↑スーパーラップセッションはMISシリーズの醍醐味のひとつ。冷えたタイヤでのアタックはマシンコントロールを極限までシビアにする。

予選ヒート 13ラップ×2ヒート

スーパーラップを終えランキング上位勢にタイムが加算された結果、予選ヒートのグリッド分けとなる。予選ヒートはA〜Cグループに分かれてのバトルとなる。決勝上位グリッドを獲得する為には2ヒート共に上位でのフィニッシュが必要となる。
(予選Aグループ)
皇帝の巻き返し、PPを獲得したのはE−PROJECTのフジカワ。マシンはもちろんNSX。2番手グリッドからは好調ナカムラ。3番手M&Gシングルゼッケンのホンダ。4番手打倒フジカワ、RT WMLオカダ。オカダは第2戦でも速さを見せていた。5番手からはスピードスターキシイ。キシイは今日もファンに取り囲まれややナーバスになってる様子。そして6番手優勝請負人タカハシは出力不足にやや苦悩。7番手マシンに戦闘力が徐々に備わってきているユアサ。最後尾からは絶対の追い上げ、KRCマトバ。
予選第1ヒートがスタート!ローリングからいっきに加速しスタートを決めたのはPPのフジカワ。絶対的に有利なポジションからLi−Feパワーを生かし序盤から逃げの態勢!!キシイは2コーナー出口で接触があったか?クラッシュし後退。タカハシが混戦を利用し2番手へ浮上。トップのフジカワがミスした隙をついてタカハシはトップに立つ。タカハシを追うフジカワ。フジカワのペースはタカハシを上回るペースだ。しかしそのフジカワは中盤クラッシュでオカダにかわされ3位に後退。オカダは2位走行でタカハシを追う。しかし、今日のフジカワはここで終わることはない。スピードをいかしてオカダを再び追いあげる。そしてオカダは終盤にフジカワを引き離したいところだが、逆にクラッシュしてしまう。ここでタカハシに計測トラブルが発生!ICタグにダメージを負ったかと思われたが、なんとか1ラップだけのトラブルにとどまった様だ。それでもなんとかモニター上では3位に位置している。代わってトップに立ったのはフジカワだ。フジカワはそのままオカダを引き離しトップでチェッカー。第1ヒートを征した。2位にはオカダが入った。

第1ヒート結果
1位 フジカワ E-PROJECT
2位 オカダ  RT WML
3位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
4位 ナカムラ CRAFT NAKAMURA
5位 ホンダ  M&G
6位 ユアサ  初音製作所
7位 キシイ  O2 TAKEOFF RACING
8位 マトバ  KRC

続く第2ヒート。ユアサが2コーナーでクラッシュするも、トップグループはフジカワ、オカダ、タカハシ、ホンダときれいにスタートを決め、1コーナーを駆け抜ける。序盤4番手ホンダがクラッシュし遅れをとる。トップ争いは3台となり、4番手には最後尾から追い上げてきたマトバがつけている状態。フジカワはペースを安定させ2位オカダ、3位タカハシを徐々に引き離していく。そして中盤2番手のオカダが2コーナーでミス!!これをかわしたタカハシが2番手に浮上する。フジカワをとらえたいタカハシだが、フジカワのペースが速い。序盤から終盤まで安定した走りを見せたフジカワが第2ヒートをトップでフィニッシュ!!2位にタカハシ、3位にはナカムラ。ナカムラもミスなく走行し徐々にポジションを上げていた。オカダは結局7位まで後退した。

第2ヒート結果
1位 フジカワ E-PROJECT
2位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
3位 ナカムラ CRAFT NAKAMURA
4位 マトバ  KRC
5位 ユアサ  初音製作所
6位 キシイ  O2 TAKEOFF RACING
7位 オカダ  RT WML
8位 ホンダ  M&G

↑ペースで他を上回ったフジカワが両ヒートを征する。この時点でフジカワは決勝AメインのPP獲得を決めた。E−PROJECTの世直しがついに始動する!

↑跳ね馬を駆るRT WMLのオカダ。第1ヒートではフジカワを追走し2位を獲得するが、第2ヒートではまさかの単独クラッシュで後退した。

↑安定感を武器に戦うナカムラは3位と4位と予選をまとめる。CRAFTのマシンは決勝向きのセットアップが施されているようだ。

(予選Bグループ)
PPからスタートするのはミスターアグレッシブことO2のイツウ。セカンドからはスクーデリアのフカダ。スクーデリアは現在チーム編成進行中のチームであり、後半戦が楽しみなチーム。3番手M&Gの天才カツヤ。Li-Feのノウハウは他の追従を許さない。4番手頭脳で走る理論派ムラカミ。ムラカミもLi-Feを搭載している。5番手からはファイターオノエが虎視眈々と上位を狙う。6番手CRAZYCAT新星サノ。サノはシリーズ4からの参戦ではあるが上位入賞を重ねる実力者だ。7番手CRAZYCATのハセガワ。プラクティスで速さを見せていたハセガワはどこまで追い上げられるか?最後尾からはヒグチ。ヒグチも追い上げなければいけない。
第1ヒートがスタート!全車クリーンなスタートを決めクラッシュもなく一列で走行。このヒートどう動くのか?序盤、その近郊を破ったのはムラカミ3コーナーで転倒劇を演じる。それに続いて中盤でカツヤが2コーナーでクラッシュ!カツヤは後方へ。トップのイツウは快調にラップを重ねるが、計測トラブルでポジションは後退してしまうという事態に見舞われる。ややポジションがばらけてきている・・となんと6番手スタートのサノが2位まで上がってきている!!サノはクラッシュなどを上手く回避し徐々にポジションを上げていた。3番手にはムラカミがつけている。後方ではヒグチがややマシンコントロールに苦戦を強いられている様子。ペースが上がらない。そしてトップを快走するのはフカダだ!フカダもLi-Feを使用し快調にとばす!そしてゴールまで一気に駆け抜けた。2位にはサノ、3位にムラカミが続いた。

第1ヒート結果
1位 フカダ  SCUDERIA OTSU
2位 サノ   CRAZYCAT
3位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
4位 ハセガワ CRAZYCAT
5位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
6位 カツヤ  M&G
7位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
8位 オノエ  E-PROJECT

第2ヒートも先ほどの第1ヒートと同じく全車きれいなスタートを決める。混戦必至の序盤、カツヤが3コーナーでクラッシュ、ムラカミ最終コーナーでクラッシュ。そしてハセガワは最終コーナーでクラッシュしリカバリー出来ずにリタイヤとなる。そして中盤戦、トップ争いはフカダVSヒグチVSサノの3台でのバトル!!ヒグチのペースがここにきて上がっているのかフカダを完全にとらえている。しかしそのヒグチも3番手サノからのプレッシャーに耐えながらの走行。こうなるとヒグチは下手には動けない。サノはヒグチがフカダに仕掛けるタイミングを観察しているようだ。トップのフカダは後方2台からのプレッシャーに耐えながらなんとかトップをキープし続ける。そして終盤へ突入するまさにその時、3コーナーでトップフカダのマシンはハイサイドを起こす!!ヒグチ、サノはこれをかわしトップ争いへと移行する。ヒグチはサノのプレッシャーを受けていたが、トップのフカダがいなくなった事で前が開けペースを上げる。サノはヒグチをオーバーテイクしたいが、ヒグチのペースが速い!終盤ではヒグチが徐々にサノを引き離し、トップでフィニッシュ!!2位サノ、フカダは7位まで後退した。

第2ヒート結果
1位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
2位 サノ   CRAZYCAT
3位 カツヤ  M&G
4位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
5位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
6位 オノエ  E-PROJECT
7泣 フカダ  SCUDERIA OTSU
8位 ハセガワ CRAZYCAT

↑スクーデリアのフカダは第1ヒートでトップ獲得!しかし第2ヒートは中盤で破たんしてしまう。3台での激しい攻防戦の最中、一瞬のミスであった。

↑「テクニカルワークスの一員として恥ずかしいレースは出来ない」そう語ったヒグチは第2ヒートで意地の走りでトップをもぎ取った!!

↑サノはシングルゼッケンドライバーではないが、敢えてニッケル水素バッテリーを使用する。両ヒート2位とそつなく決めるあたりは大物の予感が漂う。

(予選Cグループ)
PPからはスーパーラップで7秒台を記録したシュウ。セカンドグリッドはこのところ調子が上がっているハタヤマ。今日のコルベットの安定性はどうか?3番手スーパーラップ一番時計を記録したオグラ。4番手プロフェッサーヤダ。ヤダは開幕戦を征しているだけに期待が高まる。5番手M&Gホソミ。M&Gの強さを発揮する時が来たはずだ。6番手からはRT WML闘将タナ。タナは今シリーズでは未だ好結果がないだけになんとか上位へポジションを上げていきたいところ。7番手スーパーラップではまさかの転倒を演じてしまった皇帝キモト。しかし皇帝のプラクティスでのペースはまずまずだ。
予選第1ヒートがスタートする!2列目のヤダとオグラがスタート後の3コーナーの飛び込みで接触!!ハタヤマはトップのシュウをかわしてレースをリード!そしてレースは序盤戦のここから荒れ始める。ポジションの把握が困難になるほどの入れ替わり。中盤タナはスプーンで転倒!!そんな混戦の中、経験を活かして皇帝キモトは最後尾から2番手までポジションを上げている。キモトはトップのハタヤマを追走!逃げるハタヤマ、追うキモト!ハタヤマはペースを更に上げプッシュしたいところだが、コルベットの転倒を警戒しミスなく走ることだけに集中しているようだ。キモトの追い上げをなんとか振り切りハタヤマが第1ヒート征した。

第1ヒート結果
1位 ハタヤマ RT WML
2位 キモト  E-PROJECT
3位 ホソミ  M&G
4位 シュウ  CRAZYCAT
5位 タナ   RT WML
6位 オグラ  E-PROJECT
7位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS

荒れに荒れた第1ヒート。激戦区となってしまった予選Cグループ。オグラには計測トラブルが発生していたようだ。第2ヒートにも不安が残る。第2ヒートのローリングラップが開始されペースカーがコースから離脱し全車いっせいに加速開始!!クラッシュなくオープニングラップを駆け抜けた7台のマシン。しかしストレートでタナは後方から接触されたか?1コーナーで転倒!!皇帝キモトは2位走行でトップを追うが最終コーナーでスピンを喫する!この隙をついたのはホソミをかわして3番手にポジションを上げていたシュウだ。レースは中盤戦。代わらずトップで快走を続けるハタヤマ。その後ろではシュウVSホソミの2位争いが激化!Li−Fe搭載車を操るホソミはシュウをパスしたいところ。しかしそのホソミは2コーナーで縁石にヒットし転倒!単独となったシュウはペースも安定しているが、ハタヤマをとらえるには至らない。そしてトップのハタヤマがそのままゴール。シュウは2位。3位にはキモトとなる。

第2ヒート結果
1位 ハタヤマ RT WML
2位 シュウ  CRAZYCAT
3位 キモト  E-PROJECT
4位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
5位 ホソミ  M&G
6位 タナ   RT WML
7位 オグラ  E-PROJECT

↑転倒することなく安定した走りを見せたコルベット!RT WMLハタヤマが両ヒートを征する。決勝Aメインは予選Aグループを征したE−PROJECTのフジカワとフロントローを分ける事になる。

↑皇帝キモトは荒れた第1ヒートを冷静に対処し2位を獲得。第2ヒートでもスピンを喫したが3位を獲得した。「最適な判断は経験によって培われるもの・・・決勝でもそれは同じ」確かな手ごたえつかんだキモト。

↑CRAZYCATの司令塔を務めるシュウは4位と2位を獲得し、予選総合ポイントを6とした。シュウにとってはこれは十分であると思われる。

決勝グリッド

(決勝Dメイン)
PP マトバ  KRC
2nd ホンダ  M&G
3rd オグラ  E-PROJECT
4th キシイ  O2 TAKEOFF RACING
5th オノエ  E-PROJECT

(決勝Cメイン)
PP オカダ  RT WML
2nd イツウ  O2 TAKEOFF RACING
3rd ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
4th タナ   RT WML
5th ユアサ  初音製作所
6th ハセガワ CRAZYCAT
7th
8th

(決勝Bメイン)
PP ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
2nd ナカムラ CRAFT NAKAMURA
3rd フカダ  SCUDERIA OTSU
4th ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
5th ホソミ  M&G
6th カツヤ  M&G
7th
8th

(決勝Aメイン)
PP フジカワ E-PROJECT
2nd ハタヤマ RT WML
3rd サノ   CRAZYCAT
4th タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
5th キモト  E-PROJECT
6th シュウ  CRAZYCAT
7th
8th

E−PROJECTフジカワ堂々のAメインポールポジションを獲得。予選Aグループでは抜群の安定感とスピードを見せたフジカワ、初優勝なるか?皇帝の世直しが始動する!その絶対的指導者である皇帝キモトも決勝Aメインからのスタートを切る!今回絶好調のRT WMLハタヤマは安定した走りに徹しフジカワのすぐ後ろ2番手を獲得した。フロントローの2台は共にLi-Fe搭載車両だ。やはりLi-Feの威力は絶大なのか?上位入賞を重ねる驚異の新星、CRAZYCATのサノは2列目3番手からのスタート!今回も初優勝を狙いにきている。戦闘力不足で防戦一方のポイントリーダーのタカハシはなんとか予選をまとめ、4番手を獲得。
Li-Fe開発で有利な位置にいたM&Gのホソミとカツヤは共に決勝Bメイン。5番手6番手からのスタートとなっている。勝ち上がれるかM&G!しかし決勝Bメインには実力者集団テクニカルワークスのヒグチとムラカミの2台もいる。また新興勢力のスクーデリアのフカダも好調。クラフトのナカムラも絶対の安定感。決勝Aメインとなんら変わることのない水準での争いとなるが、勝ち上がれるのは上位2台のみ。
一方決勝Cメインはニッケル水素搭載車がメインのカードとなった。それもそのはず、ヤダ、タナ、ハセガワはシングルゼッケンドライバーだ。PPから発進するオカダは3人のシングルゼッケンを従えてのヒートとなるが戦略は?しかし2番手につけているイツウのペースはプラクティス、スーパーラップ、予選と通してかなりのスピードを見せている為、むしろこちらが強敵となる可能性も・・・。イツウは計測トラブルの為、このポジションにいるだけで本来いるべきポジションはこの位置ではない。都会派ユアサも今回は最適なバランスをセット出来ている様子で期待が高まる決勝となりそうだ。
最下位メインとなった決勝Dメインのメンバーが異常なほどにハイレベルとなっている。PPからは京都最速伝説、第2戦の覇者マトバ。セカンドからはM&Gでありシングルゼッケンのホンダ。3番手から一番時計のオグラ。4番手にはO2レーシング、人気の「スピードスター」キシイ。そして最後尾からはファイター、オノエが追い上げ臨戦態勢。どのドライバーもかなりのハイペースを発揮するドライバーである。ICタグに受けたダメージが計測トラブルを発生させ後方に沈んだ事も原因している。そんな不運にみまわれたドライバー達が最下位メインのグリッドを埋め尽くした。

↑初優勝に向け、ピットで静かに出走を待つフジカワ。フジカワのLi-Fe搭載のソリューションは空力か?

↑スクーデリアのフカダもまたLi-Fe搭載車。SC430とのマッチング作業はテスト段階に過ぎない。今回フカダは実戦でのテストを兼ねている。

ミスターNSXフジカワ初優勝なるか?
決勝レポート乞うご期待下さい。