MISシリーズ4ついに開幕!!予選からヒートアップ!!(MISシリーズ4開幕戦レースレポート 予選編)

約1カ月のシーズンオフが終わり、MISシリーズ4がついに開幕戦を迎えた。各チームの冬期テストでの全貌が今明らかになる。


参加チームは全8チーム23台のマシンで争われる開幕戦となった。今シーズンを戦うマシン達が冬期テストを終え、ギャラリーやメディアの前に姿を現した!

スーパーラップ 1ラップ

シングルゼッケンを取得したマシンは開幕戦は0.3秒のビハインドからスタートするスーパーラップ。レース前のプラクティスでは7秒後半がトップタイムとなっていたが・・・。最初のアタッカーはE-PROJECTのオノエから。タイムはミスもあり9.95と振るわず。2番手は皇帝キモト8.40のタイム。どうやらこのタイムがターゲットタイムとなりそうだ。KRCマトバ、フジカワもタイム更新ならず。そしてハタヤマがコルベットでアタックし8.53とキモトに肉薄する。ユアサ9.50、ムラカミ惜しくも8.49。そして期待のO2レーシングが登場!イツウは果敢なアタックを見せたがクラッシュ!続いて大本命のキシイ。タイムは8.55。キモトを超えられない。そして計測トラブルで再度アタックのヒグチ!ここでなんと8.26と大きくタイムを更新!シーズンオフから絶好調のヒグチが期待通りの走りを披露。そしてセッションは後半戦へ突入する。まずは紅のZ軍団CRAZYCATフジハシ。8.06!これは素晴らしいタイムだ。暫定トップに立つ。続いて軍団の新星サノタロウ。8.30とこれも8秒前半に入れてくる!M&Gカツヤのアタックは8.75。どうやらCRAZYCATのタイムが速いと判断せざるを得ないようだ。さらに初音のエースオオタニのアタック。8.46とまずまず。O2シュンパパ8.38と次第にヒートアップするセッション。続いたテクニカルワークスのヤダ、タカハシは8.38と8.55。CRAZYCAT司令塔シュウがアタック!8.05!百分の一秒差でフジハシのタイムを更新!RT WMLエースの闘将タナが8.74と沈んだ。CRAZYCATが上位独占か?と思われたこのセッションであったが、皇帝が送り込んだ最終兵器「人間アクティブサスペンション」オグラが最後にとんでもないタイムをたたき出した!ついに終盤で7秒台に突入!7.97!これには周囲も騒然!最終アタッカーはCRAZYCATハセガワ。なんとか再び逆転したいところだがタイムは8.38となる。

「スーパーラップ結果」
1位 オグラ  E-PROJECT  7.97
2位 シュウ  CRAZYCAT   8.05
3位 フジハシ CRAZYCAT   8.06
4位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS 8.26
5位 サノタロウCRAZYCAT   8.30

↑紅のZ軍団「CRAZYCAT」 VS 皇帝の血族「E−PROJECT」の争いとなったスーパーラップセッションはアクティブサスペンションを起動させたオグラが征する形で幕を閉じる。

予選ヒート 13ラップ×2ヒート

(予選Aグループ)
第1ヒートはスタートでオオタニがクラッシュするもまずまずのスタート。序盤からCRAZYCATのフジハシ、サノが1−2体制で後続引き離しにかかる。そして2番手のサノがフジハシをパスしトップに立つ。中盤でスピンし遅れをとったO2のキシイが2台を追い上げる展開。そしてファイナルラップ。サノ、フジハシの1−2かと思われたがなんと3コーナーでフジハシが転倒!サノ、キシイと続きマトバも続いた。
第1ヒート結果
1位 サノタロウ CRAZYCAT
2位 キシイ O2 TAKEOFF RACING
3位 マトバ M&G
4位 ハセガワ CRAZYCAT
5位 オオタニ 初音製作所
6位 フジカワ E-PROJECT
7位 フジハシ CRAZYCAT
8位 ドヒ RT WML

続く第2ヒート。第2ヒートのスターティンググリッドは今シリーズからは第1ヒートのフィニッシュ順となる。スタートではハセガワが転倒!PPスタートのサノは問題なくトップをキープ。しかし2番手のキシイがサノをぴったりとマーク!3番手にはオオタニがつけている。どこかで仕掛けたいキシイだがサノも隙を見せない。終始キシイに責め立てられながらも、要所要所をきっちりとまとめたサノがトップでフィニッシュ!両ヒートを征する形となる。
第2ヒート結果
1位 サノタロウ CRAZYCAT
2位 キシイ O2 TAKEOFF RACING
3位 マトバ M&G
4位 フジハシ CRAZYCAT
5位 ハセガワ CRAZYCAT
6位 オオタニ 初音製作所
7位 フジカワ E-PROJECT
8位 ドヒ RT WML

↑完璧な走りで両ヒートを征したサノ。MISシリーズ初参戦ながらも見事な結果で予選をまとめた。

↑開幕前から最速と囁かれてたO2のキシイは両ヒート2位という結果。しかしながらそのペースは明らかに速い。

↑KRCに移籍しても伝説は変わらない。京都最速伝説マトバは3位。決勝に向けての策を練る。

(予選Bグループ)
第1ヒートがスタート!序盤でPPスタートのヒグチがスピン!シュウがなんなくトップに躍り出る!「絶対のトップスピード」シュンパパがこれを追い上げる展開だが、シュンパパはタイヤにトラブルを抱えリタイヤしてしまう。さらに後続ではユアサがクラッシュしまたもリタイヤ。ヒグチは何かトラブルを抱えているのかスピンを何度も繰り返す。シュウがトップ、そしてムラカミが続き、3番手にはカツヤが入った。
第1ヒート結果
1位 シュウ  CRAZYCAT
2位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
3位 カツヤ  M&G
4位 ホソミ  M&G
5位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
6位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
7位 ユアサ  初音製作所
8位 シュンパパO2 TAKEOFF RACING

そして第2ヒートがスタート!シュウはトップをキープ。3番手のカツヤはムラカミをパスし2位浮上。カツヤはそのままトップのシュウを追いかける。しかしシュウのペースが速い。ミスをしないシュウはそのまま一気にフィニッシュへ。カツヤは追い切れず、2位となる。3番手には混戦を抜け出したホソミ。M&Gは2位3位と上位につけた。

第2ヒート結果
1位 シュウ  CRAZYCAT
2位 カツヤ  M&G
3位 ホソミ  M&G
4位 シュンパパO2 TAKEOFF RACING
5位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
6位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
7位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
DNS  ユアサ  初音製作所


↑CRAZYCAT司令塔のシュウは完全勝利の予選となる。Aグループに続き、ここも紅のZ軍団が征する事に!

↑ミスターMISムラカミは第1ヒートで2位となるものの、第2ヒートでは苦戦を強いられ4位となる。

↑マトバが去ったM&Gをホソミと共にひっぱって行く天才ドライバーカツヤ。第1ヒート3位。第2ヒート2位と徐々にポジションを上げていった。

(予選Cグループ)
第1ヒート。フロントローはE-PROJECTのオグラとキモトが独占。2列目にはハタヤマ、ヤダ。3列目にはタカハシ、タナ。最後尾からはオノエ。神のいたずらか?因縁のクロスワードパズルのようなグリッドにはもはや「予選」という概念はまったくない状態!E-PROJECT VS TECHNICALWORKS VS RT WMLのチーム対抗戦となる。そしてローリングラップから全車一気に加速!オグラが完璧なスタートを決めトップをキープ。続いた皇帝キモトはミスで後退。ヤダがハタヤマをパス。そしてタカハシもハタヤマをマーク。後方ではタナがミスで追い上げ切れない様子だ。オグラが終始安定した走りでトップチェッカー。ペース十分のヤダは2位。3位にはハタヤマがタカハシの追撃を振り切った。タカハシはタイヤにトラブルを抱えている様子だが、すぐさま復旧し第2ヒートに臨む。
第1ヒート結果
1位 オグラ  E-PROJECT
2位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
3位 ハタヤマ RT WML
4位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
5位 キモト  E-PROJECT
6位 オノエ  E-PROJECT
7位 タナ   RT WML

続く第2ヒート。またしてもオグラが完璧なスタート。ヤダも2番手をキープ。序盤でタカハシがハタヤマをパス。3番手に浮上しヤダを追う。そして中盤ヤダをとらえたタカハシは高速Sで一気にヤダとの差を詰める。立ち上がりでの勝負か?と思われたが、ここは若干接触があったようだ。ここでタカハシが2位に浮上しヤダは3位。2台でトップのオグラを追う。しかし残りラップ数はわずかとなり、追い切れない。終盤でタカハシは3番手ヤダにポジションを譲る形。これはペナルティ回避の為、接触でのヤダに対してのポジション復帰をここで行ったようだ。

第2ヒート結果
1位 オグラ  E-PROJECT
2位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
3位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
4位 ハタヤマ RT WML
5位 オノエ  E-PROJECT
6位 タナ   RT WML
7位 キモト  E-PROJECT


↑レースカーが開幕戦に間に合わなかったオグラはテストカーでの参戦となるが、ハンディを感じさせない走りで両ヒートでトップ!

↑テクニカルワークスのプロフェッサーヤダ。2位を獲得。テクニカルワークス勢は決勝ヒートが速い。予選ではまずまずの位置につけた。

↑テクニカルワークスのタカハシは徐々に順位を上げてきている。決勝での策とは?

予選ヒート結果による決勝グリッド

(決勝Aメイン)
PP オグラ  E-PROJECT
2nd サノ   CRAZYCAT
3rd シュウ  CRAZYCAT
4th キシイ  O2 TAKEOFF RACING
5th ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
6th カツヤ  M&G

(決勝Bメイン)
PP マトバ  KRC
2nd ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
3rd ハタヤマ RT WML
4th タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
5th ホソミ  M&G
6th ハセガワ CRAZYCAT

(決勝Cメイン)
PP フジハシ CRAZYCAT
2nd オオタニ 初音製作所
3rd オノエ  E-PROJECT
4th イツウ  O2 TAKEOFF RACING
5th キモト  E-PROJECT
6th シュンパパO2 TAEKEOFF RACING

(決勝Dメイン)
PP ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
2nd タナ   RT WML
3rd フジカワ E-PROJECT
4th ユアサ  初音製作所
5th ドヒ   RT WML

決勝ヒートの行く末はいかに?皇帝の血族「E-PROJECT」PPオグラが完全勝利か?紅のZ軍団「CRAZYCAT」は2番手3番手につけている。最速マシンO2のキシイも4番手と好位置からのスタートとなる。また、プロフェッサーヤダとインテリジェンスムラカミの夢のコラボレーション「TECHNICALWORKS with MIS」はヤダが5番手から、ムラカミとタカハシはBメインの上位グリッドからのスタートで勝ち上がってくる可能性は高い!RT WMLはハタヤマがBメイン3番手から、これも勝ち上がりを狙うには好位置だ。KRCもBメインPPをマトバが獲得している。全く予測不能の開幕戦!勝利は誰の手に?決勝レポートを乞うご期待下さい!