RT WMLの意地?MADE IN USA最高の滑り出し!!/MISシリーズ3第5戦レースレポート(予選編)

11月28日(土)WMLサーキットにてMISシリーズ3第5戦・第6戦が開催された。今回はスーパーラップのみの共通セッション。予選ヒートは各々のヒートになりよりバトル性が高まっている!エキスパートが大部分を占めるシリーズだけにヒートアップするのは必至!どこまで冷静でいられるか?

↑全28台のマシンがエントリー。

↑ニューカマーのザウバーメルセデスが2台登場!ミスターMISムラカミとハセガワだ。ハセガワは第3戦・第4戦から投入し、両レースで2位を獲得している。

スーパーラップ

トップバッターは最速プライベーターのコボリから。タイムは9S45とやや控えめ。そして続くのは初音レーシング次期エースドライバーのオオタニ。9S88とミスが響いた。KRCカタヤマ9S48と更新ならず。そしてまとめたのはWMLのハタヤマだ。9S21と暫定でトップに。ナカムラ、イツウと続くはタイムは伸びず、皇帝キモトは9S36とまずまず。何台か続き、来ましたテクニカルワークス次世代最速男クハラが9S08でタイムを0.2更新!!しかしすぐさま京都最速伝説マトバが9S00をたたき出す!しかしタイム加算の為更新ならず。カツヤも9S02と好タイムだが、加算対象だ。ここでタイムを大幅に縮めたのがヤダ。8S84!本日初の8秒台!が、ヤダも1.8秒加算がきいている。シュウも8S79に対して2.3秒加算。好タイムが並ぶがいずれも加算対象。終盤でトップタイムをたたき出したのはEUROのタカハシ。8S67だ。これも1.5秒加算。最終的にはタイム加算対象ではない中で9S07を記録したRT WMLのイソダが一番時計となる。

1位 イソダ 9S07 RT WML
2位 クハラ 9S08 TECHNICALWORKS
3位 ハタヤマ9S21 RT WML
4位 ホンダ 9S21 RT WML
5位 キモト 9S36 RT MIS JAPAN

予選ヒートAグループ

(グリッド)
PP イソダ
2nd キモト
3rd マトバ
4th ナカムラ
5th オグラ
6th オノエ
7th シュウ

第1ヒートはスタートでイソダとキモトがクラッシュし、マトバがトップに躍り出る!しかしイソダも2位につけ再びチャンスをうかがいながら時を待つ。後方ではオグラが高速Sでクラッシュし後退。シュウ・オノエ・ナカムラと団子状態の様子だ。オグラは復帰後3番手を走行し、皇帝キモトが4番手につける。ファイナルラップの最終コーナーで、狙っていたかのようにイソダがマトバのインをカミソリコーナーリング!フィニッシュラインぎりぎりの攻防でイソダがトップチェッカー。マトバとは0.03秒差であった。
(第1ヒート結果)
1位 イソダ
2位 マトバ
3位 オグラ
4位 キモト
5位 シュウ
6位 オノエ
7位 ナカムラ

第2ヒートでは、スタートで2番手スタートのキモトがイソダを交わしトップ浮上!2コーナーで後続が多重クラッシュ。この時点で皇帝キモトがかなりのマージンを確保。中盤では混戦をシュウが抜け出し2位へポジションを上げる。シュウはトップのキモトを追いかけるが、逆に3番手に浮上したオグラに迫られる展開。そして終盤では皇帝キモトは一気にペースダウンし、タイヤマネージメント。この日はこの後連続で第6戦の予選ヒートが行われる事を見越してのペースコントロールの様だ。キモトが大差でフィニッシュした。
(第2ヒート結果)
1位 キモト
2位 シュウ
3位 オグラ
4位 オノエ
5位 イソダ
6位 マトバ
7位 ナカムラ

↑PPイソダは第1ヒートトップ!しかし第2ヒートではスタートでキモトの先行を許してしまう・・・。

↑ようやく皇帝用に足回りのセットアップが仕上がってきた今シリーズのEPSON NSX。第2ヒートでは圧倒的な差でトップフィニッシュ。

↑オグラは予選では決して無理をしない。考えあっての3位フィニッシュであろう。

予選ヒートBグループ

(グリッド)
PP クハラ
2nd コボリ
3rd シュンパパ
4th フジハシ
5th タカハシ
6th ムラカミ
7th Sイシ

第1ヒート、全車がきれいにスタートする。しかし2番手スタートのコボリは序盤でクラッシュし後退。しかし中盤ではトップのクハラもミスで後退しムラカミがトップに立つ。しかし背後にはコボリがつけている。3番手にはSイシがたんたんと走行。終盤コボリはムラカミを交わしトップでフィニッシュ。少々荒れたレース展開となった。
(第1ヒート結果)
1位 コボリ
2位 ムラカミ
3位 Sイシ
4位 シュンパパ
5位 タカハシ
6位 クハラ
7位 フジハシ

第2ヒートではスタート直後、またしてもコボリがクラッシュ。クハラがトップキープし2番手にシュンパパ。タカハシは3位につけている。タカハシと4番手Sイシが3コーナーで接触。Sイシは3位に浮上。トップのクハラはミスで後退しトップにシュンパパ、2位にSイシとなりテールtoノーズの展開。シュンパパが逃げ切りトップフィニッシュ。
(第2ヒート結果)
1位 シュンパパ
2位 Sイシ
3位 コボリ
4位 タカハシ
5位 ムラカミ
6位 フジハシ
7位 クハラ

↑最速プライベーター、コボリが第1ヒートを征する。超軽量ボディの効果を発揮。

↑第2ヒートはシュンパパがトップフィニッシュ。出力も万全の状態。

↑PPクハラはスピードはあったものの、ポジションを守り切れず・・・。

予選ヒートCグループ

(グリッド)
PP ハタヤマ
2nd エバ
3rd カツヤ
4th オオタニ
5th ヒグチ
6th ヤダ
7th ヤマウチ
このグループは裏メニューとしてKRC VS TECHNICALWORKSの意味合いを持つヒートだ。第1ヒート、オープニングラップではヤダが3コーナーで転倒。トップ集団はハタヤマ・エバラ・カツヤの3台でのバトル。もはや行くしかないエバラはハタヤマを気迫でパス!カツヤもエバラに続きハタヤマをパスしポジションアップ!そして3番手にはオオタニが浮上する。しかしそのオオタニは終盤6コーナーでまさかのクラッシュ。ハタヤマに再びポジションを奪われてしまう。トップを快調に走るエバラがフィニッシュし、カツヤがそれに続いた。
(第1ヒート結果)
1位 エバ
2位 カツヤ
3位 ハタヤマ
4位 ヒグチ
5位 ヤマウチ
6位 ヤダ
7泣 オオタニ

続いて第2ヒート。PPハタヤマのローリングのペースコントロールが良かったのか?全車がクリーンスタートを決める。第1ヒートに同じくハタヤマVSエバラのトップ争い!ハタヤマも今度は負けるわけにはいかない!3番手にはオオタニがつける。その後ろからはヒグチがチャンスをうかがう。そして終盤、エバラはハタヤマを攻めきれず3コーナーで転倒!!ここの隙をついたのが後方から浮上してきたヒグチだ!ハタヤマがポジションを死守しトップでフィニッシュする。そしてヒグチがその速さを生かして2位へ飛び込んだ。
(第2ヒート結果)
1位 ハタヤマ
2位 ヒグチ
3位 カツヤ
4位 ヤダ
5位 エバ
6位 オオタニ
7位 ヤマウチ

↑稲妻EGGエバラがハタヤマを気迫でオーバーテイク!!トップでチェッカーを受ける!KRCカタヤマ代表にも笑みがこぼれる。

↑RT WMLのハタヤマは第2ヒートでは隙を見せずトップフィニッシュ!「アメ車でもやれる!」とハタヤマ

↑M&Gのカツヤは2位・3位とまずまずの結果でまとめた。「決勝でしとめるよ!」と自信のセリフを残した。

予選ヒートDグループ

(グリッド)
PP ホンダ
2nd カタヤマ
3rd キシイ
4th フジカワ
5th イツウ
6th タナ
7th ハセガ

KRC代表カタヤマ以外はすべて京都勢となるこのカード。お互いの手の内を知り尽くしたもの同士のバトルが予想される。第1ヒートはきれいにスタートを切ったものの、ホンダが3コーナーで転倒。その隙をつき、4番手スタートのフジカワがトップに躍り出る!!ハセガワも最後尾からポジションを一気に上げて2番手へ浮上。トップに立ったフジカワはその後も安定して高速ラップを刻み、後続を引き離していく。2番手ハセガワは思った以上にペースが上がらず後続に飲み込まれていく。そして2番手争いを征し抜け出したのは6番手スタートの闘将タナ。3番手にはイツウがつける。タナ・イツウは出力もかなりのもの。トップを追いかけたい。しかし、フジカワは序盤からのハイペースもありセイフティマージンを既に確保。終わってみればフジカワが大差をつけてトップフィニッシュとなった。
(第1ヒート結果)
1位 フジカワ
2位 タナ
3位 イツウ
4位 ホンダ
5位 キシイ
6位 ハセガ
7位 カタヤマ

続く第2ヒートでは、ホンダが3コーナーで再び転倒してしまう。2番手スタートのカタヤマを交わし2位へ浮上したキシイがそのままトップに抜け出す。さらに2番手にはまたしても闘将タナが浮上。ホンダは後方にいったん沈んだがペースを上げ3位までポジションを回復。トップはキシイが快走しファンの見守る中そのままチェッカー!タナが2位に入り、3位には第1ヒートでトップのフジカワが入る。ホンダはミスもあり後退した。
(第2ヒート結果)
1位 キシイ
2位 タナ
3位 フジカワ
4位 ハセガ
5位 イツウ
6位 ホンダ
7位 カタヤマ

↑第1ヒートで2位に約半周の差をつけてフジカワが圧勝。第2ヒートでも3位とかなりの好成績でまとめた。

↑トップチェッカーこそが最高のファンへのプレゼント。O2レーシングのキシイが第2ヒートを征した。

↑闘将タナは両ヒート2位でフィニッシュ。ここのところ安定して速いタナ。初優勝も目前に控えている。

予選ヒートまとめ

予選Cグループを1位TP3位でまとめたRT WMLのハタヤマが決勝AメインのPPを獲得した。勝利への最短チケットをいかせるのか?決勝レースレポートをご期待下さい。