ラップ遅れになった場合について

レース中にクラッシュやペース不足などで周回遅れになる事はどのドライバーにもしばしばある事。とくに1周が約10秒弱のサーキットでは起こりえる可能性が高い。その時どうするのが基本的なルールなのか?

タイムを競うレースの場合

ミニッツカップや、5分間のベストラップ方式の予選などの場合は各マシンがタイムを競っている以上、ラップ遅れはある意味ラップ遅れではなくそれぞれのマシンがタイムとの勝負をしている。ゆえに後ろから速いマシンが接近してもポジションを譲る必要性はないと思われる。しかしながらそこでバトルが発生しお互いがタイムを落としてしまう状況になるのならば無意味なブロック行為は避けたほうが得策と言える。そもそもブロック以前にバトル自体が無意味である。決められた時間をそれぞれがペース配分をして走行する訳である。

周回レースの場合

周回レースでは基本的にラップ遅れになった場合は、ラインを譲らなければならない。通常のレースではブルーフラッグが振られ後ろから来る速いマシンに道を譲る事を促すサインが送られるが、RCの場合はフラッグが存在しない為、自己で判断するかアナウンスで判断することになる。周回レースではタイム自体は全く意味を持たず、ポジションのみが重要となる。どんなに遅いペースで走っていても勝ちは勝ちであり、そこには「守りのレース」などが存在する。同一周回でのマシンは是が非でもポジションをキープしなければならない場合もある。また周回を何周遅れていてもトップがゴールするとその周回で全車両がゴールとなる。

MISコメント

レースの運営では圧倒的に時間レースのほうが運営がやりやすい面がある。また、ドライバーの立場からすると燃費の問題が時間レースは計算しやすいというメリットがある。周回レースはバトル性が高い事が長所であり短所である。またレース結果が展開に左右されやすいという短所もある。ドライバー的には勝負所を見極め、数種類のペースを自在に操れなければ勝利にたどり着く事が難しいとされている。時間レースではペースを常に保つ安定性がとても重要でミスをしない走りが出来なければ勝ちには結びつかない。特にミノフスキー粒子が濃い場合はラップを安定させるのが難しいと言われている。