MISシリーズ3に挑むシングルゼッケンドライバー達

「シリーズ3」からの新たなレギュレーションの1つとして「指定ゼッケン」というものがある。これはシリーズ2のランキング1位〜9位までのドライバーはランキングに対応したゼッケンをシリーズを通してマシンに背負うカーナンバーだ。MISとしてはシングルゼッケンに見合うような、「速さ」と「強さ」そして「優しさ」と「マナー」をもってシリーズ3に挑んで頂きたいと考えています。

↑最終戦で配布された指定ゼッケンのシート

Sイシ/カーナンバー「1」


シリーズ2では唯一2勝を上げたのはSイシ。最終戦で念願だったシリーズチャンピオンを決めたのはつい先日の事。ドライビングテクニックはもちろんの事、非常にパワーユニットのセッティングに精通している。ファーストマシンは泣く子も黙るENZOフェラーリ。圧倒的な高出力による加速とトップスピード、そして低重心からなる抜群の安定性。このSイシの牙城を崩すことは非常に至難の業と言えよう。シリーズ3でSイシが背負うのはもちろんチャンピオンナンバー「1」。豪傑Sイシが2連覇を狙う!シリーズ2では「矢田研究所」からのエントリーだがシリーズ3でのエントラントは今のところ未定となっている。MISの一員で技術部門長を務める。また「GTカー推進委員会」の委員長も兼任している。

タカハシ/カーナンバー「2」


シリーズ1でのチャンピオン。シリーズ2では圧倒的な総合ポイントを稼いだが有効ポイントでSイシに王座を受け渡す形となった。ファーストマシンと言えばROCKST☆R童夢NSXとなるのだが、彼はマシンは1台しか所有しない為、セカンドマシンの存在は無い。英国帰りのそのドライビングは国内育ちのそれとは全く異なる。「ハードブレーキング」が彼の最大の特徴であり、バトルではその神髄を発揮する。王座奪還を目的とするシリーズ3ではTAKATA童夢NSXが既に用意されている。02RMサイコミュ搭載型のニュータイプ専用マシンだ。エントラントに関してはシリーズ2ではRT WMLに所属しチームタイトルを獲得した。シリーズ3でのエントラントは未定だが、おそらく欧州系の新チーム「EUROーISM」のファーストドライバーとして抜擢されるのではないかと言われている。MIS幹事長を務める。

タナ/カーナンバー「3」


シリーズ2では後半戦で調子を上げてきたタナがゼッケン「3」を背負う。闘将タナと言われるように非常にバトルではアグレッシブな攻防を繰り広げている。イタリア系の思い切りの良さと陽気さがタナのドライビングをそうさせているようだ。基本的に走行ペースは非常にスピードがあり、タナを追いつめる事は苦難を余儀なくされるだろう。ファーストマシンはNSX系となるがカラーリングは一定してはいない。シリーズ3では序盤戦から速さを発揮してくる事は間違いないとされているタナ。WMLサーキットに地中海の風が吹き荒れることになるだろう。エントラントはチャンピオンチームRT WMLから参戦したがシリーズ3では未定となっている。

オグラ/カーナンバー「4」


シリーズ2最終戦でついにNISSAN GTRに勝利をもたらしたオグラ。スーパーラップでの速さは類を見ない速さだ。「人間アクティブサスペンション」の異名をとるように、タイヤの扱いにおいては抜群のセンサーをもっている。決してスライドすることの無い彼の走りを目標にするドライバーも多い。ファーストマシンはクラリオンGTRだが、シリーズ3ではHONDAとなる可能性も囁かれてはいる。そしてなんと言ってもエントラントが無所属のドライバーであるため、各チームがシリーズ3に向けてオグラ獲得作戦を企てている。シリーズ3でのオグラのエントラントはどのチームになるのか?非常に興味深い。MISでは監査役を務める。

ムラカミ/カーナンバー「5」


HONDA、マクラーレン、TOYOTAと渡り歩いたご多忙の男、ミスターMISムラカミが付けるのはカーナンバー「5」。RT MISのファーストドライバーであり司令塔でもある。シリーズ3参戦の体制はRT MISのファーストドライバーのポジションは変わらないが、マシンは未だ未定の状態。シリーズ2では勝利を上げる事が出来ず、様々な事が裏目に出てしまい涙する事もしばしば。少し慎重になっているのか?ナーバスなシーズンオフを過ごすことになりそうだ。シリーズ3での完全復活を賭けてテストに励む事だろう・・・。MISではレーシング部門長を務め、運営面で非常に重要な役割を担っている。

ホンダ/カーナンバー「6」


シリーズ2第5戦でついに初優勝。マシンの熟成がやっと5戦目でホンダのドライビングに追いついたようだ。芸術的な走りを披露しギャラリーを沸かせた一人だ。特筆すべきはオーバーテイクの美しさだろう・・・。「孤高の天才ドライバー」と称されるホンダの走りをシリーズ3でも余すところなく当サイトでも追いかけていく予定だ。間違いなくシリーズ3ではチャンピオン争いに加わることと思われる。エントラントは無所属で参戦したシリーズ2だがシリーズ3では各チームがホンダを欲しがっている状態だ。「孤高」ゆえに未定となっているが・・・。ファーストマシンはARTA NSXであるが、続投か否かはシーズンオフのテストでわかるはずだ。

シュンパパ/カーナンバー「7」


尼崎タムタムからの新興勢力「初音レーシング」のエースドライバーのシュンパパ。シリーズでは2位、3位を獲得するなど上位入賞率が高い。シーズン中の出力系のアップデートが施された初音GTRは最終戦では群を抜くトップスピードを披露していた。さらにシーズンオフでは足回りのセッティングの再構築などのプログラムが組まれている様子でシリーズ3での活躍が期待されている。パーツ関係の研究に非常に長けていることが初音レーシングのチームの特徴とも言える。セカンドマシンにはムルシエラゴなどが用意されているが、おそらくファーストマシンの初音GTRでの参戦の可能性が高い。初音レーシングではセカンドドライバーにはESERが就任しているが、第3、第4のドライバーも募集している。豊富なセッティングノウハウを勉強出来るチームだろう。

イソダ/カーナンバー「8」


開幕戦を見事なパーフェクトウィンで飾ったイソダ。カミソリのようなコーナーリングの切れ味とミスをしないクレバーな走りが特徴。ギャラリーからため息が漏れることもしばしば。完成されたドライビングに圧倒されるドライバーも多い。ミリ単位でのライン構築とそれを可能にするイソダのドライバビリティの前で、他のマシンは全て無力となる。シリーズ3での開幕戦を再びパーフェクトにまとめるのか?ファーストマシンはフェラーリFXXだが、あえてセカンド、サードのマシンで参戦する事も多い。イソダのエントラントも未だ未定となっている。ストーブリーグから目が離せない!

ホソミ/カーナンバー「9」


シングルゼッケンの最後の1枚を獲得したのは伝統の「的場塾」のエリート塾生のホソミだ。塾長の教え通りに切磋琢磨し勤勉に励んだ結果、ホソミはトップドライバーの仲間入りを果たす。そして第1回「京都最速トーナメント」の優勝をひっさげ「MISシリーズ」に参戦し見事に実績を残した。テストにも非常に積極的な姿勢で臨み他の塾生のお手本となっている。しかしそんなホソミでさえもマシンのカラーリングを未だ許されていないという的場塾の厳しさはある種、一貫性のすばらしさを物語る。ホソミが狙うのはもちろんシリーズ3でのチャンピオンだ。ファーストマシンのポルシェがおそらく開幕戦では投入されることだろう。

【MISコメント】

この9名のドライバーではほとんど差がないのが現状です。レースの展開などによってランキングは別れましたが勝者が6戦中5名というMISシリーズ。シリーズ3では新たなウィナーも誕生すると思われます。また、9名以外のドライバーも非常にレベルが高いのが現状で、さらに白熱したドッグファイトが展開されることと思います。シリーズ3は10月24日開幕です。近日中に正式なレギュレーションと車両規定が発表される予定です。シリーズ2と変わらぬ皆様のご声援を宜しくお願い致します。