決勝ヒート!2台、3台による大バトル発生!勝ち上がるのはどのマシン? / MISシリーズ2第5戦レースレポート(決勝編F〜Dメイン)

第5戦もついに決勝ヒート!予選ヒートから決勝さながらの大バトルが多数発生!最終的に勝利をつかむのはどのドライバーか?

【決勝Fメイン 20ラップ】

(グリッド)
PP ドヒ
2nd ナカムラ
3rd ユアサ
4th シオン

決勝の最初のヒートとなる。PPからは速さでは他を圧倒するペースのドヒ。2番手からは不安定なマシンでやや苦戦を強いられているナカムラ。3番手は都会派ドライバーのユアサ、4番手はMISユースのシオン。決勝Fメインがスタート。スタートではドヒとユアサが接触し後退するも、ドヒとユアサはその後シオンをパスし、ポジションを挽回。さらにドヒはトップのナカムラを追いかける。中盤にはナカムラとの差を縮めるドヒ。SC430の調子は良いようだ。そして終盤ナカムラが転倒し場外へ。ドヒがトップに返り咲いたところでチェッカー。トップはドヒ、2位に素早いリカバリーでナカムラ、3位にユアサ、4位にシオンとなる。

↑ペースで他を圧倒したドヒ。貫禄のトップフィニッシュ

↑特例としての015シャーシでの参戦だが、持ち前の正確なドライビングで勝ち上がりを決めたナカムラ。

【決勝Eメイン 20ラップ】

(グリッド)
PP オグラ
2nd キモト
3rd エバ
4th フジカワ
5th ドヒ
6th ナカムラ

このメンバーを見て誰がEメインと思うだろうか?何故か強豪ドライバーが集結した本日のEメイン。ドッグファイト必至のカードとなる。PPからは人間アクティブサスペンション、クラリオンGTRオグラ。2番手からは皇帝キモトがスタートを狙う。3番手KRCの稲妻EGGエバラ、4番手NSX躍進中のフジカワ。5番手6番手は勝ち上がり組みのドヒとナカムラとなる。ビッグファイトのスタート!スタートは混戦模様。フジカワがクラッシュ。オグラは5コーナーで行き場を失いクラッシュ。それを冷静な対処で抜け出しのはZENTSC430のキモトだ。キモトはここを勝負所と察したのか?まさかのここからのスパート!2位にフジカワがつける展開だが、キモトのペースはそれを遙かに上回るスピード。フジカワの視界からZENTが消えるのにはわずかなラップしか必要なかった。こうなるとフジカワは是が非でも2位フィニッシュを敢行したいところ。しかし3番手には稲妻EGGエバラが迫る!中盤からから終盤にレースが移行する。フジカワVSエバラにオグラが加わり3台でのドッグファイト!2位を獲得するのは?ミスは許されない。しかしその矢先にフジカワがクラッシュ!戦線離脱か?そしてファイナルラップエバラとオグラの一騎打ち!オグラは残された数少ないチャンスをものにできるか?またはエバラ気迫で押さえきるのか?そうしている内にゴールはすぐそこ。最終コーナーを先に脱出したのは・・・エバラだ!ファイナルラップ雷の走り!エバラが2位を獲得!勝ち上がり。オグラは惜しくもここで終了となる。皇帝キモトは大差をつけて余裕のトップフィニッシュ。4位にはドヒ、5位には終盤まで2位を走行したフジカワ。6位に転倒でペースが上がらなかったナカムラ!

↑ZENT SC430のテールエンドは序盤というのに遙か彼方へ消えていく・・。序盤から驚異的なペースでレースをコントロールしたのは皇帝キモト。中盤にはすでに次の決勝Dメインに備えてタイヤを温存する余裕をみせた。

↑近い将来KRCをしょって立つ男エバラ。稲妻EGGの気迫の走り、最終ラップでオグラを感電させた。

↑人間アクティブサスペンションもやはり電子制御、雷には弱い。次戦からは避雷針を装備する日産GTR。

↑惜しい!のひと言。ペースが十分だっただけに悔やまれる!しかしこんな時でもGTドライバーは涙を流すことを許されてはいない。既に次戦を見据えるフジカワ。

【決勝Dメイン 20ラップ】

(グリッド)
PP アラキ
2nd キシイ
3rd フジハシ
4th ハタヤマ
2th キモト
6th エバ

PPスタートは速さ抜群のアラキ。2番手はスーパーラップでのトラブルを予選ヒートで挽回した人気のキシイ。ファンが大勢見守る中どんな走りを見せてくれるのか?3番手は一番時計を刻んだ大津のフジハシ。4番手はWMLのハタヤマ、コルベット。5番手皇帝キモト、最後尾からはKRCエバラ。決勝Dメインが今スタート!スタートでアラキが勢いあまってクラッシュ!キシイはこれを回避したが続くストレートでクラッシュのアクシデントで後退する。トップ争いはフジハシVSハタヤマと3番手にエバラがつける。中盤に入り6コーナーでフジハシがクラッシュ、ハタヤマがトップに立つ。アメリカンパワーを生かして差をつける。しかしフジハシのペースも速い。ハタヤマはフジハシを引き離せない。終盤にはハタヤマVSフジハシVSエバラの3台のバトルがこのヒートでも。エバラは高速Sで転倒し遅れをとる。さらにファイナルラップではハタヤマが6コーナーでまさかの転倒!フジハシがトップでフィニッシュ!2位にハタヤマ、3位にエバラ、4位アラキ、5位キモト、6位にキシイとなる。クラッシュにより遅れを取り戻せなかったマシンが続出したヒートだった。その中でも安定して走行を重ねたのがフジハシとハタヤマだった。レースでのペースとは?それを考えさせられたヒートとなった。

↑速さと安定感を旨くバランスさせながら走る素質をもつフジハシ。レース慣れしているようだ。

↑ただ今トップのRT WML。エースドライバーとしてポイント圏内のCメインは義務づけられている。

↑速さを結果に結びつける為には安定感が必要不可欠。ややクイックなマシンにみえるが・・・

↑様々なことがすべてかみ合わなければレにース戦略は成立しない。次戦への課題を残したRAYBRIGのキシイはこの後パドックへ・・・。

【MISコメント】

決勝ヒートのFメインからスタートした第5戦ですが、各ドライバーの方々が非常にレベルアップされているようで、レースの内容が非常に濃いものになっているようです。3台でのバトルが成立しているところが非常に興味深いと思います。3台のバトルはお互いがお互いの走りを見ながらの走行が出来る事が前提ですので、すばらしい事だと思います。さてこの後は決勝Cメインへと進行しますが、有名ドライバーが数々登場します。どんなバトルになるのか?この後すぐ!ご期待下さい!


↑シリーズ3からはICタグによる計測がついにスタートする。