予選ヒートから大バトルが多数発生!ドッグファイトを征するマシンは? / MISシリーズ2第5戦レースレポート(予選編)

御世話になります。9月12日(土)はMISシリーズ2第5戦が開催され、いつもながらの盛り上がりを見せ楽しいレースイベントとなりました。


【スーパーラップ】


約半数がタイム加算対象となるシリーズ終盤戦。タイム加算のないドライバーはポールポジションを獲得すべく、また加算対象ドライバーはより前方の予選グリッドを獲得すべく渾身アタックを開始する。WML店長ハタヤマがまずはアタック!タイムは9S55。ややおとなしめのタイムだ。そしてその後数台のアタックが続くがタイムはいまいち。そして天才ドライバーカツヤがアタック。タイムは9S47。今ひとつ延びない。ここでタイムを大きく更新したのは大津のフジハシだ。9S26を叩きだし見事に暫定PP!前戦のクハラといい、大津税はスーパーラップに強いようだ。KRC体表のカタヤマも渾身のアタックを見せた。タイムは9S39!暫定2番手タイムを獲得。そして前半戦が終了し、後半戦へ突入する。後半戦はタイム加算の対象ドライバー勢だ。結論として、何名かは8秒台に突入するスーパーアタックを見せたが加算タイムの影響は大きくほとんどのドライバーが後方に沈む結果となる。しかしそんな中比較的加算タイムの少ないミスターMISのムラカミが4番手を獲得する。また最速男ホソミも6番手を獲得!エリート塾の意地を見せた!

1位 フジハシ LAKE SIDE STORY 9S26
2位 カタヤマ KRC      9S39
3位 カツヤ           9S47
4位 ムラカミ RT MIS   9S51(+0.5)
5位 イツウ           9S51
6位 ホソミ  的場塾      9S53(+0.6)

↑見事一番時計を獲得したフジハシ!気迫のコーナリングで攻め込んだ!

【予選ヒート】

(Aグループ)
PP フジハシ
2nd ホソミ
3rd タナ
4th オグラ
5th ユアサ
第1ヒートがスタートするもPPフジハシは安定したスタートダッシュを決めポジションを難なくキープ。ここら辺の落ち着きはさすが安定感抜群のフジハシだ。しかしその後ろにはこのところ好調をキープしている闘将タナがフジハシをマーク。さらにその後ろで最速男ホソミが3番手につけて様子をうかがっている。そしてレースは中盤に突入したところ、トップを走るフジハシが高速Sでクラッシュ!これをかわしたタナがトップに立ち、ホソミも乗じて2番手へ浮上。そして4番手を走行していたクラリオンGTRのオグラもポジションを一つあげ3番手。レースはこのまま後半へ移行しタナが逃げ切りトップでフィニッシュ!2位ホソミ、3位にオグラ、4位にフジハシ、5位ユアサとなる。
また第2ヒートは全車がキレイにスタートを決める。第5戦ということで各ドライバーのスタートのスキルが目で見てわかるほどに高くなっている。5台のマシンが一列で各コーナーをクリアしていく・・・。そして2ラップにはタナがまたしてもフジハシを捉えトップに立つ!今日のタナは非常に落ち着いた走りを見せている。2番手にはホソミが続くがタナのペースはホソミのペースを若干うわまっているようだ。フィニッシュは1位タナ、2位ホソミ、3位フジハシ、4位オグラ、5位ユアサとなった。

↑PPフジハシ、ポジションを守りきれずに後退・・。決勝で挽回するのみ!

↑闘将タナが魅了した予選Aグループ!狙った獲物は逃がさない!

↑最速男ホソミは今回フェラーリで参戦!塾長の前でやや緊張したのか?タナにおいて行かれる羽目に・・。
↑不調が続くシリーズ0のチャンピオン。オグラは決勝ヒートは後方からの追い上げを余儀なくされる。

↑都会派ドライバーのユアサはグリーンのカラーリングを披露する。企業のロゴがギャラリーの目を引いていた。

(Bグループ)
PP カタヤマ
2nd ハタヤマ
3rd ホンダ
4th マトバ
5th シオン
ついにこの男が予選の1番グリッドについた。KRC代表のカタヤマだ。今回は何を見せてくれるのか周囲からの期待が高まる。2番手はコルベットでどこまで対抗出来るのか?ハタヤマ。そして3番手は孤高の天才ドライバーホンダがつける。4番手は塾長マトバ、5番手シオンというグリッド。第1ヒート、カタヤマがスタートを決めトップキープそれをハタヤマが揺さぶりをかける。しかしそのハタヤマが高速Sで転倒する!ここでトップたったのはホンダだ。カタヤマが2位につけている。しかしここからは完全にホンダのレース。難なくトップでチェッカーを受ける。2位にはカタヤマが大健闘!3位にはリカバリーが上手かったハタヤマ、4位にマトバ、5位にシオンとなる。
そして第2ヒート、スタートは全車無難に決めた。そして序盤トップのカタヤマとホンダが接触する。その隙を狙っていたのはマトバだ。落ち着いてくぐり抜けトップに浮上!マトバvsカタヤマvsハタヤマの3台によるバトルが序盤から展開。3人ともそれぞれがビッグチームの代表というチーム同士のプライドを賭けたバトル、これは負ける訳にはいかない。しかし2番手カタヤマにハタヤマが接触してしまう。この隙を4番手走行のホンダが一気に攻め込み2位へ浮上。そしてマトバがトップでフィニッシュ。2位ホンダ、3位カタヤマ、4位ハタヤマ、5位シオンとなる。

↑ホンダは1位と2位を獲得。上位メインからスタートとなるだろう。

↑マトバは4位と1位を獲得。京都最速伝説の片鱗を見せる第2ヒートであった。

↑PPスタートのカタヤマもまずまずの順位でまとめ上げた。B〜Cメインくらいのスタートになりそうだ。

↑MISシリーズで活躍するのは大人だけではない。小学生ドライバーのシオンも健闘の走り。

↑日本車、欧州車に比べてやや遅れをとっているのか?フロントタイヤが700馬力を発生してしまった・・。

(Cグループ)
PP カツヤ
2nd ヤダ
3rd エバ
4th ドヒ
5th ヒグチ

PPから発進するのはフェラーリのカツヤ。生まれながらの天才ドライバーだ。2番手からはプロフェッサーのヤダ、今回はなぜか?NSXで参戦している。そして3番手稲妻EGGエバラはKRC。4番手ドヒがSC430のおしゃれなカラーリングが目をひく。最後尾はなぜそこにいる?ヤダ研のヒグチだ。第1ヒートがスタート!このグループもきれいなスタート。PPカツヤを捕らえたヤダは序盤の6コーナーでトップを奪う。その後ろではエバラが7コーナーでクラッシュ。最後尾スタートのヒグチも徐々に順位を上げ終盤には3位までポジションアップ。ファイナルラップでは2番手のカツヤVSヒグチのドッグファイトに火がついたがカツヤがなんとかヒグチをねじ伏せ2位を死守。ヤダは1位で難なくフィニッシュ。2位カツヤ、3位ヒグチ、4位ドヒ、5位エバラとなる。全車が比較的安定して走行した第1ヒートとなった。そして続く第2ヒート。またしてもきれいにスタートを決める。序盤は順位の変動もなく美しいラップを刻んでゆく。そして中盤カツヤvsヒグチvsヤダの3台が接近戦を展開。トップのカツヤ、生まれながらの走りのセンスに対して、ヤダ、ヒグチの研究されたデータの上に成り立つ理論的な走り。非常に興味深いバトルだ。トップのカツヤはリアタイヤがスライドするなど細かいミスを発生するも持ち前のマシンコントロールで姿勢をキープ。またブロックラインも織り交ぜながらのハイレベルな走りを披露。ヤダ研究所としても彗星のごとく業界に現れたカツヤの走りはまだデータベースにはないようだ。そして中盤から続いた接近戦はカツヤが逃げ切りの勝利!2位にヒグチ、3位プロフェッサー、4位にエバラ、5位ドヒとなる。

↑抜群の走行センスを持つフェラーリのカツヤ。ヤダ研を圧倒した。

↑NSXで参戦。その真意は?情熱のプロフェッサーレッドをまとうヤダ。

↑KRC稲妻EGGエバラ。非常にペースが速いのだが、ミスが多発する。

↑ゴールドで美しい模様を施しているトヒのSC430

↑ヒグチはヤダと同じグループで予選を戦う。心強かったことだろう・・・。

(Dグループ)
PP ムラカミ
2nd キモト
3rd フジカワ
4th タカハシ
5th クハラ

ミスターMIS貫禄のPPスタート。そして2番手もRT MIS、ZENTキモト。3番手はNSXフジカワ、4番手は優勝請負人ROCKST☆Rタカハシ、5番手は次世代最速男のクハラ。運命のいたずらか?スター選手が予選Dグループに集まった。このメンバーで戦わなければいけないのだが・・・。大激戦必死のDグループの予選第1ヒートが今スタート!オープニングラップでキモトが3コーナーでクラッシュ!これをスタートでフジカワをかわしたタカハシが難なくかわし2番手へ浮上!トップのムラカミの背後へ。後方はやや混乱の状態。トップのムラカミとタカハシがどんどん逃げる。そして中盤からは完全にムラカミVSタカハシの一騎打ち状態。ムラカミのSC430はテストカーといえどもさすがはMISテクノロジー!出力がかなり高い。対するタカハシも相手が頭脳のムラカミとあっては不用意なオーバーテイクはしない。第2ヒートでの戦意を喪失させるべく、プライドを破壊するようなオーバーテイクを狙いたいところだ。しかしここはムラカミも落ち着いた走行でまとめあげトップフィニッシュ。2番手はタカハシ、3番手は2つポジションをあげたクハラ、4位キモト、5位フジカワ。
そして第2ヒート。ポジションどおりのスタートで序盤を消化し中盤へ。またもキモトがクラッシュ!最終コーナーの餌食となる。そしてポジションはトップがムラカミ、2位にクハラ、3位にタカハシとなり終盤へ!トップのムラカミはこのまま逃げ切り両ヒートを征したい。しかしそのムラカミが5コーナーの立ち上がりでミス。クハラ、タカハシに先を越されてしまう。トップ争いはクハラVSタカハシとなる。ファイナルラップに突入したまさに1コーナー、クハラが縁石に接近しすぎてクラッシュ。そしてタカハシがトップに!そのままフィニッシュする。2位にはクハラ、3位にムラカミ、4位にフジカワ、5位キモトとなる。

↑勝利への欲望がミスターの原動力。ここでは両ヒートをトップでフィニッシュする予定だったが・・・・。

↑ZENTのキモトはミスによって戦力が台無しとなってしまった。

↑フジカワのNSXの挙動はややクイックな動きを見せている。

↑次世代を担うには十分過ぎるほどのポテンシャルを備えたドライバーだ。LSSのクハラ。

↑2位と1位でフィニッシュしたタカハシは決勝Aメインが確定する。勝利への最短距離を行く!

(Eグループ)
PP イツウ
2nd アラキ
3rd ナカムラ
4th シュンパパ
5th キシイ

PPは攻撃的なコーナリングでギャラリーを魅了するミスターアグレッシブことKEIHINイツウ。2番手にはポルシェで参戦アラキ、3番手は落ち着きをみせる熟年の走りナカムラ。4番手は初音Rから今回は1台での参戦シュンパパ、5番手はスーパーラップで出力系統にトラブルが発生し最後尾となったキシイとなる。第1ヒートはスタートでシュンパパがクラッシュ。キシイもオーバーランとやや荒れたスタート。しかしPP発進のイツウはきっちりとスタートを決めトップをキープ。序盤から中盤へと全車が徐々にペース上げようとする矢先にアラキが2コーナー出口でスピン!さらにナカムラが避けきれずにクラッシュ。ナカムラは場外へと・・・。そして終盤に差し掛かったころにはトップのイツウは2番手以下に大差をつけてクルージング状態。そのまま難なくフィニッシュして1位を獲得。2位にはスタートのクラッシュから落ち着いてポジションを挽回したシュンパパ、3位には最後尾スタートからのキシイ。4位にはアラキ、5位にナカムラとなる。
つづいて第2ヒート。PPイツウがスタートを無難に決めるも2番手スタートのアラキは3コーナーで思い切ってイツウのインへポルシェをねじ込む!しかしKEIHINイツウはクロスラインで難なく4コーナーで抜き返し再びトップへ。後続のシュンパパは2コーナーでクラッシュ。中盤ではイツウVSキシイVSシュンパパの3台でのバトル。3台での激戦模様はすさまじいの一言。バトルは中盤から終盤へきてもまだ続いている。そして運命のファイナルラップ!誰がトップでフィニッシュするのか?最終コーナーでなんとイツウが転倒!!さらにキシイはクラッシュ!!これを抜け出したシュンパパがトップフィニッシュ!!そして2位にはなんとアラキ、3位にキシイ、4位にイツウ、5位にナカムラとなる。トップをキープしていたイツウは残すところコーナーひとつというところでポジションを3つも下げてしまうことに。

↑KEIHIN NSXをかるイツウは第2ヒートでポジションを大きく落とす

↑ポルシェのアラキも攻めの走りを見せた。

↑場外へ転倒するシーンも・・・。ナカムラは今回は特例の015シャーシで参戦。

↑シュンパパはスタートでのクラッシュを挽回した。僚機ESERは今回不在となっている。

↑でました人気のRAYBRIGキシイ。今回もファンを沸かせるバトルを展開した。

【MISコメント】

今回からローリングスタートのスタート位置の変更もあり、よりスムーズなスタートができたグループが非常に多くよりレーシングな感じになってきていると思います。またご参加いただいておりますドライバーの方々のスタート自体のレベルが非常に高くなっていると感じています。

決勝偏はこのあとすぐ!