ほえっ?3人目のウィナー!ヤダ研究所Sイシが完勝 / MISシリーズ2第3戦レース結果(決勝編Cメイン〜Aメイン)

決勝もDメインまで終わり激戦区のCメインからBメインへと移行する。そして、AメインにはミスターMISことマクラーレンのムラカミ、さらにヤダ研究所のSイシが登場。ここまでくるとC、Bメインのメンバーは勝ちあがりのみを意識したレースを展開する。勝利は誰の手に?

【決勝Cメイン】

(グリッド)
PP クハラ
2nd イソダ
3rd タカハシ
4th オカダ
5th タナ
6th シュンパパ

PPからは大津の実力者のクハラ、先週のチャレンジレースを圧勝しMISシリーズに満を持しての参戦となり見事Cメインのポールを獲得。あと2回勝ち上がればAメインというところまできている。そして2番手からは、そのコーナーリングはかみそりの切れ味。誰もが認める京都屈指のエースドライバーのイソダ。3番手は王者タカハシ、4番手はSC430で参戦オカダ。5番手にイケイケドライバーのタナ、RT WML。さらに最後尾は初音レーシングのエースのシュンパパと強豪がひしめくCメイン。決勝Cメインがスタート。スタートを決めたのはクハラ。しかし序盤にミスで後退する。代わってトップにたったのはイソダ、そしてタカハシが2番手につける。タカハシはイソダを中盤で捕らえるが、すぐには仕掛けない。なぜか?3番手に上がったタナをまずは引き離してからの作戦のようだ。勝ち上がりは上位2台。このままイソダの後ろでフィニッシュすることも可能だ。イソダとタカハシは後続を徐々に引き離し終盤には完全に2台の争い。タカハシは仕掛けるのか?その瞬間にイソダがミス。タカハシは労せずトップに立ちそのままフィニッシュ。イソダが2位。3位にタナ、4位にシュンパパ、5位には序盤のミスを挽回できなかったクハラ。6位にオカダとなる。ROCKST☆R童夢のタカハシとフェラーリのイソダがBメインへ勝ち上がりとなる。

↑初音レーシングのシュンパパは4位となる。前回は3位に入賞しているだけに・・・。

↑タカハシはさすがの走りでトップでフィニッシュ

↑クハラはペース自体は良かったが・・・。

【決勝Bメイン】

(グリッド)
PP ナカムラ
2nd ヤダ
3rd ニュウノヤ
4th エバ
5th タカハシ
6th イソダ

PPには調子上向き京都の彗星ナカムラ。2番手は所長のヤダ、3番手はNSXで参戦するニュウノヤ、4番手はKRCのエバラ、5番手タカハシ、6番手フェラーリのイソダとなる。決勝Bメインは最も過酷な争いを強いられることで有名なMISシリーズ。まさに4輪格闘技をそのまま表したヒートが予想される。周回数も最も多い25ラップ。さらに勝ち上がりはたったの1台のみ。もういくしかない!っして決勝Bメインがスタートする。スタートで多少の混乱はあったもののさすがにBメインまでたどり着いたマシンだけあって事なきをえる。序盤でヤダがナカムラをパスしトップへ立つ。ニュウノヤがミスで後退する。またしてもイソダが徐々に順位を上げトップを追走。中盤ではイソダはタカハシをかわしさらにヤダを捕らえトップ争い。ヤダかイソダかの展開が続きレースは終盤へと突入。しかしその背後から徐々にタカハシが迫る。三つ巴のバトルかと思われたがなんとイソダとヤダが接触。ヤダはトップをキープ。イソダはタカハシに交わされる。タカハシはヤダも捕らえ残り5ラップでついにオーバーテイク。しかしここはアンフェアなオーバーテイクだったか?ストレートでヤダに再度ポジションを譲る美しい光景。そして再びバトルを展開するがヤダとタカハシが接触。その隙を突いたイソダがトップに立ち、見事にトップでフィニッシュ。ヤダが2位、3位タカハシ、4位ナカムラ、5位ニュウノヤ、6位にエバラとなる。


↑ニュウノヤ、NSXで参戦するも勝ち上がりならず。

↑ヤダ研究所の所長ヤダは真紅のSC430を持ち込んだが惜しくも2位。ヤダレッドはパーソナルカラーか?

↑彗星のごとくミニッツ界に現れたナカムラ。シリーズ初参戦でいきなりBメインのポールを獲得。惜しくも4位となったが、かなりのポテンシャルを発揮しているドライバーの一人。トップドライバーの一員として疑い様の無い印象をギャラリーに植え付けた。

↑ルックス、実力ともに名声をほしいままにしているイソダ。レース展開を完全に把握している走りの美しさを前にした時、ライバルのマシンはすべて無力となる。そして決勝Aへと・・・。

【決勝Aメイン】

(グリッド)
PP ムラカミ
2nd ホソミ
3rd Sイシ
4th オグラ
5th アオキ
6th イソダ

PPは大本命のマクラーレンのムラカミ、ミスターMISゆえに今日は勝ちたい。今シリーズは未だ勝利がない。2番手からは最速の男ホソミSC430、3番手もSC430のSイシ、ヤダ研究所所属。4番手はクラリオンGTRオグラ、5番手からは初参戦ながらスーパーラップ一番時計をたたき出した的場塾のアオキ、最後尾からは激戦区のBメインからみごとに勝ち上がったフェラーリのイソダとなる。いずれも自他共に認めるトップドライバー達の争いにギャラリーの注目度も最高潮に達しスタートの瞬間を今か今かと待ちわびている・・・。そしてついに決勝Aメインのスタートが切られた!しかしその直後に目を疑う出来事が!PPスタートの最も勝利に近い男ムラカミのマクラーレンが2コーナーでオーバーラン!通常のムラカミならばそのようなミスは絶対に犯さない!勝利を切望するあまり気負いもあったのか?それとも後続からのプレッシャーか?確かにAメインのドライバー達は誰でも勝利を手にすることができる実力者達なのは間違いない。ムラカミのコースオフを横目にトップに立ったのはオグラ!人間アクティブサスペンションが本領を発揮。スタート直後などのタイヤのグリップが低い状況でのドライビングにおいて現在オグラの右に出るものはいない。そして3コーナー、4コーナーと抜けていくがオグラが高速S字でクラッシュ。実際にその中で走って見ないと経験できないほどのプレッシャーがそこには存在するのか?背後につけていたSイシがトップに踊り出る。さらに最後尾からイソダがなんと2番手に浮上する。後続ではバトルが発生しペースが上げられない状態に。この時点でトップSイシは勝利の展開に。安定したペースで後続を引き離し次第にマージンを広げていく。Sイシの宝山トムスSC430は安定した出力を供給し、ペースが落ちない。最終的には約半周の差をつけてSイシが今シーズン初優勝!イソダも無難にフェラーリをチェッカーまで運び2位。3位には後続から抜け出したクラリオンGTRのオグラ、4位には大健闘アオキ、5位にポジションを落としてしまったホソミ。6泣にはこんなはずではなかった!マクラーレンのムラカミ。


↑トップ3。

↑Sクラスのパワーを誇る宝山トムスSC430。Sイシがまず1勝。後半戦でももちろん勝ちに行く!ヤダ研究所電撃入社の手土産に勝利をヤダ所長へプレゼント。

↑後方からの出発となった第3戦だが見事に2位入賞。知略とそれを可能にする技術を併せ持つイソダならではの結果と言える。

↑今シーズン勝利こそないが、常に上位を走る安定感。第4戦では勝利を宣言する。

↑こんなはずでは・・・。PPから勝利を手にするはずであった。勝つ体制で望んだ第3戦であった。しかしムラカミにとって悪夢の一日となる。いったいいつシナリオが書き換えられてしまったのか?第4戦では必ずリベンジを果たす!ミスターMIS、涙の誓い。

【最終レース結果】

1位 Sイシ(ヤダ研究所)
2位 イソダ
3位 オグラ
4位 アオキ(的場塾)
5位 ホソミ(的場塾)
6位 ムラカミ(RT MIS)
7位 ヤダ(ヤダ研究所)
8位 タカハシ(RT WML)
9位 ナカムラ
10位 ニュウノヤ
11位 エバラ(KRC)
12位 タナ(RT WML)
13位 シュンパパ(初音レーシング)
14位 クハラ
15位 オカダ

【MISコメント】

第3戦にご参加いただきましたドライバーの方々、お盆休みという中でご都合をあわせていただきまして本当に有難うございました。当初は第3戦は約20台のエントリーを予想しておりましたが、いつもと相違ないほどのご参加を頂きましてMIS一同非常に感謝しております。これでシリーズ2も前半の半分を終了し、8月29日(土)の第4戦からいよいよ後半戦に突入となります。おかげさまで今シリーズも大変盛り上がっている状態で皆様のミニッツライフの一部分となれていることを嬉しく思います。MISはもちろん非営利のいわゆるNPOのような組織ですが、皆様が楽しくレースにご参加していただける事が一番の目標です。今後とも宜しくお願い致します。