MISシリーズの予選ポイントとは?そしてMISシリーズでのタクティクスとは?

皆様お世話になっております。今回は「MISシリーズ」で採用されている「予選ポイント」について説明しましょう。

【予選ポイント】

スーパーラップで記録したタイムをもとに予選ヒートのグループ分けが行われます。そして予選ヒートが始まり8ラップを消化しフィニッシュ。このときの順位が予選ポイントになります。1位でフィニッシュしたら1ポイント。2位は2ポイント。3位は3ポイント・・・・と最下位まで続きます。予選は通常2ヒート行われますので、2回のポイントの合計が総合予選ポイントとなります。予選第1ヒートで3位、第2ヒートで2位でしたら総合予選ポイントは5ポイントになります。

【決勝グリッド振り分け】

上記で説明した「総合予選ポイント」のポイントの少ない順に決勝AメインのPPから並んでいきます。Aメイン5番手スタートの次はBメインPPスタートになります。ここで総合予選ポイントが同ポイントの場合があります。そんな時はどうなるかと言いますと、スーパーラップの順位により判断されます。比較的同ポイントになるケースは多い為、スーパーラップのタイムはしばしば重要になります。また、スーパーラップが同タイムの場合の順位はといいますと「出走順」になります。先にそのタイムを記録したドライバーがより上位の順位となります。好結果を残したドライバーがスーパーラップの出走順が後半に集められているのは、そんな要素に少し関係しています。上位入賞を果たすほど次からのレースでは少し不利になっていきます。


【予選ヒートの意味合い?】

MISシリーズで上位を狙う為には、どのヒートが重要か?それはズバリ予選ヒートです。ミニッツのレースで代表的なレースの「ミニッツカップ」にも2回の予選がありますが、全く意味合いが異なります。

「ミニッツカップの予選」・・・横一列スタートでのタイムアタック。2分間でどれだけの距離を走れるか?を参加者全員で競います。2回の予選結果の良いほうの成績を採用し決勝グリッドが決まります。一緒に走る6台のマシンだけでなく、他の予選組のドライバーとも距離を競い合います。上級者が同じ組に集まると全員が距離を稼ぎやすくなります。

「MISシリーズの予選」・・・スーパーラップによるグリッドからのローリングスタート。8ラップの周回レースで何位になれるか?を競います。その予選グループ内の順位を競いますので、他の予選グループのドライバーは関係しません。2回の予選の合計ポイントで決勝グリッドが決まりますので、2回とも好成績を残すようにしなければなりません。上級者が同じ組に集まると順位を上げるのが難しくなります。あくまでも順位を競うのでどんなに速いペースでも遅いペースでも関係はありませんので、何種類かのペースをコントロールできると決勝ヒートにむけてタイヤを温存することも可能になります。

【How to win】

スーパーラップで極力良いタイムを記録することがまず大事です。攻めすぎてクラッシュするともっとも過酷なレース展開を強いられるので、ほどほどに攻めるのが良いでしょう。上位入賞ドライバーはタイムが加算されていきますのでシリーズが進むにつれて後方へ沈んでいきやすくなります。そして予選ヒートはポジションキープか1つ2つポジションを上げられればOKくらいの感覚で無理なく完走することが大事です。どちらかのヒートでクラッシュして最下位となると決勝グリッドはかなり下がります。ローリングスタート形式ですので大幅なポジションアップは8ラップでは望めませんので、あまり欲張らないようにしましょう。決勝で勝ち上がっていくよりも、予選ヒートを無難にまとめて決勝はそこそこのメインからスタートするほうが好結果につながりやすい傾向があります。決勝ヒートでは何も温存する必要はないので思う存分走りましょう!!