本領発揮!京都のエースドライバー、シリーズ2開幕戦完全制覇 / シリーズ2第1戦レース結果(その1予選ヒート)

皆様お世話になります。MISシリーズ2開幕戦にご参加頂いたドライバーの方々ありがとうございました。そしてお疲れ様です。また、今回は和歌山からの御参戦ほんとうに遠くからお越し頂きまして感激しております。
7月18日はMISシリーズ2の開幕戦が開催されました。レースレポートです。(以下敬称略)

31台のエントリーで盛り上がりを見せた開幕戦。今回はニューレイアウトに変更してわずか3日という状況下での開催。前レイアウトからのマイナーチェンジを行ったWMLサーキット。マイナーチェンジといえどコーナーへの侵入速度が異なる為、実質大きく変化したと言える。ドライバーのコースへの適応能力も試される開幕戦となった。地の利を生かした地元京都勢が優勢か?また、コースへの適応力ではミニッツカップドライバーが日ごろの実力を発揮するのか?またシリーズ1から参戦中のカタヤマがレーシングチームを設立。チーム形態での参戦に周囲も気になるところだ。

【スーパーラップ】

前シリーズからの恒例のWML店長ハタヤマが始球式を兼ねた1発目のアタック。9S62。無難なアタックでターゲットタイムとなる。タナ、キシイと続き9秒中盤から後半。9秒中盤がほぼ最速タイムかと思われたが、ここで和歌山からの参戦ドライバーのフェラーリのツマキが9S34を記録!一歩抜きに出た。そして次のアタッカーは実力者ハセガワのアタック。これもかなりのスピード。タイムは9S38。ツマキに肉薄。しかしその直後アストンマーティンで参戦する京都のエースドライバー、イソダが9S30をマーク!暫定トップに躍り出る。そしてセクション後半のシリーズ1の上位ランカーのアタックが開始。ヤダ、オグラ、オノエ、ムラカミと続くがいずれも9S中盤から後半と振るわず。そして最終アタックはでディフェンディングチャンピオンのゼッケン1のタカハシ。アグレッシブに攻める。タイムは9S34と暫定2位のツマキと同タイム。イソダには届かず。同タイムは出走順のためツマキが2位。タカハシは3位となる。1番時計はイソダが獲得。予選AグループのPPが確定した。イソダが秘めていた実力をここで全開か?

↑最速タイムをたたき出したイソダ。京都のエースドライバーの実力は伊達ではない。アストンマーティンを駆る。

【予選ヒート】

6グループに分かれての予選ヒート。各グループ8ラップのヒートを2ヒートで争う。

Aグループ
PPイソダ、タナ、ヤマウチ、ドイ、フジカワの順でグリッドにつく。ローリングスタートでイソダは危なげなく2ヒートともトップでフィニッシュ。決勝AメインのPPを早々と確定させる。第1ヒートはヤマウチがイソダに続き2位。タナ、フジカワと続きドイはスタートでクラッシュ最後尾となる。第2ヒートは序盤でタナとヤマウチが接触。タナは上手くリカバリーし2位フィニッシュ。3位にミスなくまとめたフジカワ。ドイ、ヤマウチと続いた。

↑イソダが決勝AメインのPPを獲得。

↑カタヤマレーシングのヤマウチがイソダに続き第1ヒートで2位を獲得。

Bグループ
PPツマキはAグループのイソダと同様、両ヒートともにトップでフィニッシュ。決勝はイソダと並びフロントローを分ける。第1ヒートはスタートでシミズとイツウがクラッシュ。イシムラが2位。コマツバラ3位。シミズが4位。5位には後半6コーナーで再びクラッシュしたイツウ。第2ヒート、またしてもイシムラが2位を獲得。3位にはコマツバラ。イツウが4位。5位にシミズ。

↑PPフェラーリのツマキがミスなくトップを快走。貫禄の走りで決勝フロントローからイソダと直接対決。

↑リアウイングを装備しないR34をドライブするイシムラ。いかなるマシンでも100%の性能を引き出す能力は彼の右に出るものはいないだろう・・・。

Cグループ
PPはタカハシ、2ndは最終戦覇者のヤダ、3rdにヒグチ、4thフユノ、5thからはカタヤマレーシングのエバラ。ローリングスタートからスタートでヤダがトップに躍り出る。ヒグチもこれに追いつきヤダ、タカハシ、ヒグチの予選とは思えぬ大バトルを序盤から展開。そして最終コーナー、3台がクラッシュ!リカバリーの差でタカハシがトップを獲得。ヒグチが2位、ヤダ3位。フユノ、エバラと続いた。第2ヒートはタカハシが無難にトップチェッカー、ヤダ、ヒグチ、フユノ、エバラの順にフィニッシュ。

↑一時ヤダにトップを奪われたものの、最終的には両ヒートともトップチェッカーのタカハシ。今シリーズはROCKST☆R童夢NSXを駆る。

↑スタートで狙っていた、黒いSC430・・・。獲物の捕獲に失敗する。


Dグループ
セガワがPP、ハタヤマ、ニュウノヤ、最速ホソミ、カタヤマレーシング代表のカタヤマの順でスタート。第1ヒートはスタートでホソミがニュウノヤをパスし3位にあがる。終盤には2位のハタヤマがハセガワを我慢の走りで追い上げ射程圏内に捕らえる。またホソミもこれに接近トップ集団を形成。しかしオーバーテイクにはいたらず、そのままチェッカー。ニュウノヤが4位。序盤でクラッシュしたカタヤマが最後尾。第2ヒートはハセガワが無難なスタートを決め逃げる。追い上げたいハタヤマであったが6コーナーでニュウノヤと接触。最後尾に後退してしまう。ハセガワに続いたのはホソミ。3位にはニュウノヤ。4位にカタヤマ。

↑京都最速トーナメント覇者ホソミもシリーズには初参戦。健闘を見せた。

↑ハセガワもまた両ヒートトップフィニッシュ。Cカーで参戦。安定感をサポートしてくれるマシンだ!


Eグループ
大津からの参戦、ウエハラがPPからスタート。2ndからはファイター、オノエ。京都最速伝説マトバ、そしてマクラーレンのエース、ムラカミ。エプソンのキモトと豪華メンバーがそろったEグループ。A〜Dグループまでの予選とは少し勝手が違うと言わんばかりのこのヒート。第1ヒートがスタートするも序盤から順位が大きく入れ替わる。ウエハラはトップを快走。4番手スタートのムラカミが2位へ上がり、ウエハラを追走する。オノエは序盤11コーナーでクラッシュするも3位をキープ。キモトも1つ順位を上げ4位。マトバが最後尾へ後退し、ここでチェッカー。第2ヒートはウエハラ、オノエ、マトバのトップ集団がクラッシュ。ここを冷静に判断したムラカミが抜け出し、トップにたつ。荒れた第2ヒートはムラカミが征し、マトバが2位を獲得。PPウエハラは3位。4位にはキモト、オノエは5位となる。大きく変動があったEグループ。スーパーラップ順位からの予選組み分けは時としてオールスター的であり過酷な予選グループを作り出す。

↑EグループPPのウエハラは第2ヒートでポジションを落としてしまうことに・・・

↑ムラカミが第2ヒートでトップをもぎ取る。マクラーレンのエースとして恥ずかしいレースはできない・・・。



Fグループ
決勝Aメインの最後のひとつの席がEグループのウエハラの第2ヒートの脱落によって空いた。しかしPPのクライオンGTRのオグラは両ヒートをトップでフィニッシュする必要がある。2ndからはRAYBRIGNSXのキシイ、3rdからは天才ドライバーのホンダ。4thからはミナミツジがスタートする。きれいなスタートを切った第1ヒート。実力者同士のバトルはスターティンググリッド順でフィニッシュするというハイレベルな展開となった。そして第2ヒートもまた同順位でのフィニッシュ。オグラが決勝Aメインの最後の1席をなんとか確保した。

↑新しいレイアウトでも人間アクティブサスペンションは問題なく機能する。Aメイン入りを果たした。クラリオンのオグラ。GTRを初優勝へ導きたい・・・

↑調整段階のRAYBRIGNSXを実戦投入してきたキシイ。オグラを捕まえるには至らず・・・

↑フリープラクティス無しで望んだホンダ。ARTA NSXのセッティングを兼ねた予選ヒートとなった。決勝は後方からのスタートを余儀なくされる。

↑GTマシンを相手に市販車で戦うミナミツジ。その闘志には声援が!

【予選ヒートまとめ】

新しいレイアウトになって間もない開催であったが、比較的どのドライバーもすぐさま適応し予選からデッドヒートを展開するグループもあった。開幕戦ということもありタイム加算のハンディがない状態での予選組み分け。全グループでPPの優位性を生かし、両ヒートをトップでフィニッシュしているが、Eグループに関してはPPウエハラは第2ヒートでポジションを落としてしまう。とはいえまだ予選。決勝ヒートでは勝ち上がり枠ももちろん存在するMISシリーズの先は長い。優勝へもっとも近い場所にいるのが京都のエース、イソダ。そして和歌山の強豪ツマキが2ndにつけフロントローを分け合う状態。

(レースレポート決勝へと続く)