京都最速の男がチャレンジレースに登場 / 第3回WML&MISチャレンジレースレポート

みなさんお世話になります。7/11(土)はWML&MISチャレンジレースが開催されました。チャレンジレースとは「MISシリーズ」にてBメイン以上の出走経験がない方に参加資格があるレースです。今回で第3回目を迎えるこのレース・・・・優勝は誰の手に?(以下レースレポート敬称略)

【予選第1ヒート】

Aグループ
PPは先日の「京都最速トーナメント」を征し「最速」の称号をほしいままにしているホソミ。本日はSC430で参戦。2ndにはガルフマクラーレンのミゾウチ。3rdからはカルソニックGTRのコマツバラ。4thはケイヒンNSXのキシイ。5thはアウディのイサモトが発進する。シグナルスタートと同時にトップに躍り出たのはミゾウチ。そして2位にはケイヒンNSXのキシイがつける。3位にはスタートミスをしたホソミ。ミゾウチが快走するがキシイ、ホソミも追い上げる。ヒートの中盤でトップのミゾウチが転倒。これでキシイがトップに立つ。そしてホソミも2位に上がる。GTRのコマツバラが3位にあがる。ミゾウチは4位まで順位をさげてしまう。最速ホソミが追いあげたが、キシイが押さえきった。

↑序盤トップに立ったミゾウチ。中盤で転倒のアクシデントに・・・

↑4thスタートのキシイが気迫の走りでトップチェッカー。

Bグループ
PPからは天才ドライバーと話題持ちきりのナカムラ(カツ)。そして2ndにはマクラーレンのナカムラ(ダイ)。3rdからはNSXのフジカワ。4thからはウメハラ、マシンはNSXだ。注目のスタート、なんとPPナカムラがミス。フジカワがトップに立つ。しかしナカムラ(カツ)も落ち着いた走りでフジカワを抜き返し再びトップに立つ。独走態勢かと思われたが、終盤ナカムラ(カツ)が2コーナーでミス。フジカワがここを狙っていたかのように1位にあがる。ナカムラ(カツ)も追い上げたが、ここでフィニッシュ。フジカワが堂々のトップチェッカー。2位ナカムラ(カツ)、3位にナカムラ(ダイ)、4位にウメハラ

↑トップでフィニッシュしたフジカワ。このまま決勝まで調子をキープしていきたい。

ウメハラはミスが目立ってしまった。

【予選第2ヒート】

Aグループ
第1ヒートとうって変って、ホソミがスタート決めた。4番手スタートのキシイもスタートを決め、2位につける。ホソミ、キシイ、コマツバラ、ミゾウチ、イサモトの順で周回をかさねた中盤、コマツバラが1コーナーでクラッシュ。ミゾウチが3位に。終盤キシイがホソミを追い上げるがホソミがなんとか逃げ切り。

↑中盤1コーナーでクラッシュしたコマツバラ。

アウディで参戦したイサモトもミスが発生してしまう。

Bグループ
スタートでフジカワが一つポジションをあげ2位につける。そしてナカムラ(ダイ)、ウメハラと続いた。このヒートは完全にナカムラ(カツ)とフジカワの一騎打ちに絞られた展開が中盤から発生。ストレートのトップスピードではややフジカワのNSXが勝っている様子だ。ナカムラはどう出るのか?またフジカワはどこで仕掛けるのか?しかしラップ遅れが発生し始めたころからナカムラ(カツ)がどんどんフジカワを引き離していく。そして終盤には完全な独走態勢を形成。トップでチェッカーを受ける。フジカワ、悔しい2位、ナカムラ(ダイ)が3位、ウメハラが4位となる。

↑ナカムラ(ダイ)はスタートでフジカワに先行されてしまう。その後ペースが上がらず3位でフィニッシュ。

↑今大会では唯一の跳ね馬に乗ったナカムラ(カツ)。終始落ち着いた走りをみせた。

【決勝グリッド発表】

Aメイン
PP ホソミ
2nd ナカムラ(カツ)
3rd キシイ
4th フジカワ
5th Bメイン1位
6th Bメイン2位

Bメイン
PP ナカムラ(ダイ)
2nd ミゾウチ
3rd コマツバラ
4th ウメハラ
5th イサモト

【決勝Bメイン 15ラップ】

トップ2台のマシンはAメインへの勝ちあがりという枠が存在するBメインの決勝が始まろうとしている。PPスタートのナカムラ(ダイ)はこのままスタートを決めて逃げ切りたいところ。しかし、ミゾウチが2ndからトップをねらっている。注目のフロントローの争いはどうなるのか?Bメイン15ラップが今スタート!混戦のオープニングラップをせいしたのは、なんと2列目の3番手スタートのGTRコマツバラだ。そこにミゾウチ、ナカムラと続く。ミゾウチがコマツバラを追い上げるも差がどんどん開いていく。中盤ウメハラはクラッシュでマシントラブルが発生し大きく遅れてしまう。ナカムラ(ダイ)は3位を順調に走り前方のマシンのミスを待つ。レース終盤、コマツバラのマージンはさらにひろがり余裕のトップチェッカーを受けた。ミゾウチが2位、3位にナカムラ、4位にイサモト、5位にウメハラとなる。コマツバラとミゾウチがAメインへ勝ち上がった。

↑見事にトップでチェッカー。Aメインの5番手スタートのポジションを獲得したコマツバラ。

↑ミゾウチはAメインの最後尾からどこまで追い上げらるか?

【決勝Aメイン 15ラップ】


↑最速ホソミがAメインPPを獲得。しかし天才ドライバーナカムラが2ndに控えている。

AメインのPPは最速ホソミが獲得。2ndにはナカムラ(カツ)が並ぶ。注目のフロントローはこのところ話題持ちきりの二人が並んだ。2列目からはケイヒンNSXキシイとフジカワが、最後列には勝ち上がり組のコマツバラとミゾウチが狙っている。ファイナルヒートのシグナルがオン!スタートは美しいスタート。ホソミがトップをキープ、ナカムラ2位に順当につける。S字でフジカワがクラッシュ。ここにキシイが巻き込まれる。コマツバラが3位にあがりトップグループを追いかける。ホソミはトップを落ち着いた走りで走行しセイフティマージンを作ろうとしている。中盤GTRのコマツバラが2位のナカムラをとらえる。そしてそのままオーバーテイク。2位に上がった。ナカムラもこのまま引き下がるわけにはいかない。気合いをいれてGTRを追走する。ホソミは完全に一人旅状態となり勝利をすでに確信している様子。コマツバラも冷静に走行しナカムラを引き離していく。順位が落ち着いてきたところで15ラップのチェッカー。先週のトーナメントと連続の勝利を手にしたホソミ。2位にコマツバラ、3位にはナカムラ(カツ)、4位にキシイ、5位フジカワ、6位ミゾウチとなる。

↑展開次第では勝利を狙える速さはあったが・・・。

↑見事優勝の最速ホソミ。トーナメントだけでなく通常のレースでもやれることを証明した。次は「MISシリーズ2」で大暴れか?

↑Bメインから勝ち上がり、最後列からスタートしたコマツバラ。冷静な走行で2位をゲット。カルソニックGTR。

↑3位では決して満足はしないナカムラ。次戦に期待。

【レース最終順位】

1位 ホソミ / openinterface SC430
2位 コマツバラ / カルソニックGTR
3位 ナカムラ(カツ) / フェラーリF430GT
4位 キシイ / ケイヒンNSX
5位 フジカワ / NSX
6位 ミゾウチ / ガルフマクラーレン

【歴代優勝者】
第1回大会 カタヤマ選手
第2回大会 サカモト選手
第3回大会 ホソミ選手

【MISコメント】

ご参加頂いた方々、ありがとうございました。今回3位に入賞したナカムラ(カツ)選手はRC歴がまだ1月程度のドライバーですが、上位争いをしているので驚きを隠せません。そしてホソミ選手は先週のトーナメントで勝利したドライバーです。今回の勝利でチャレンジレースの参戦資格はなくなります。2週連続の勝利は見事でした。2位入賞のコマツバラ選手は第1回大会では3位に入賞していますので次回は優勝しかないでしょう。フレッシュマンレース的な位置づけのレースですが、それなりにみなさん熱心に練習も行われていたりと、非常に盛り上がったレース展開になっていました。出場されたことがない方も一度ご参加してみてはどうでしょうか?

【ご連絡】

WML&MISチャレンジレースの開催日にはすでに参加資格をなくされているドライバーの方々のために、エキシビジョンレースをご用意させていただいておりますので、そちらの方にご参加いただければと思います。今回もエキシビジョンレースを併催していますので後日、当サイトにてご紹介させて頂きます。