勝利の代名詞!!HONDA NSX / MISシリーズ1第4戦レース結果

5月23日 WEST MINI-Z LINKにて MISシリーズ1第4戦が行われました。
総勢31台という参加台数になった第4戦、みなさまお疲れ様でした。毎戦ご参加有難うございます。

今回はfeaturing ROCKST☆Rということで、ROCKST☆Rエナジードリンク童夢NSXのオートスケール、また副賞としてNIKE製品や当サーキット店長からの割引チケットなどの景品が用意されているレース。もちろんスーパーラップで景品を狙うマシン、またシリーズポイントを狙うマシン、レース経験を得るマシンなどなどそれぞれの思惑の大混戦が予想される。
(以下レースレポート ※敬称略)

【スーパーラップ】
このシリーズ戦の醍醐味ともなってきたこのタイムアタック、そして今回の景品もレース結果ではなくこのスーパーラップに用意されている。第1番手のアタック、WML店長ハタヤマからスタート!タイヤが冷えた状態での一発勝負、かといってミスも命取り。ミスなく攻めた結果、タイムは9s59!これがまずターゲットタイムとなる。5台6台とアタックするもハタヤマのタイムをこえられない状態が続くが、ここで初参戦のホンダのアタック、タイムは9s39!周囲があっと驚くタイムで暫定トップに躍り出る。そして今回スープラで登場、京都の業師イシムラ。9s47、わずかにホンダにとどかず、ここで1グループ目が終了。選手の入れ替えで2グループ目がスタート。キシイ、初参戦ドイ、タサカが9秒後半実力者が続く。そして・・・9s30!!暫定トップに躍り出たのは、来ましたミスタースーパーラップ、WML最速アタッカーのキモトだ。そして最終アタックは先週のWMLチャレンジレースで優勝をはたしたカタヤマ、しかしミスがミスを呼び17s60、予選での挽回を余儀なくされる。そして最終グループに突入。このグループは前回の上位入賞者が半数を占めるグループ。タイム加算がされているため苦しい展開。1番手のヒライがアタック。9s30、なんとキモトと同タイムとなる。この日、ヒライは一切の練習走行を行っていない。サーキット入りして1周目の走行でのこのタイムはヒライの実力を語るには十分な結果と言えよう。しかしその次の瞬間にとんでもない事が起こる!9s14、文句なしのトップタイム!マシンはARTA NSX、マトバがとうとう最後の切り札NSXを投入してのアタックで大逆転。勝てる男が勝てるマシンで挑んだ!前シリーズの4戦目ザナビィカップでの一番時計賞を勝ち取ったヒグチのアタックと続くが、マトバには及ばず。そしてタイム加算ドライバー陣のアタックがタナから始まるが結果はみえていた・・・。スーパーラップ一番時計はマトバの手に!そしてこのままレースも征すのか?

↑最速マトバ 今回からNSXを投入


【予選ヒート 8ラップ】
スーパーラップでグリッドが決まり6グループで行われた予選ヒート。
Aグループ・・・マトバ、イシムラ、キシイ、タカハシ、シミズ(クニ)、カタヤマの順でスタート。序盤からマトバがトップ快走。イシムラが追いかけるもミスで後退。変わって2位には4番手スタートのタカハシ、3位にはケイヒンNSXのキシイが入る。カタヤマ、シミズと続いた。
Bグループ・・・トップにたったクラリオンGTRオグラをポールスタートのヒライが追いかける展開。3位には4番手スタートのフジカワ。5番手スタートのカヅキはトラブルでリタイヤ。ナカムラが4位。
Cグループ・・・ポールスタートのキモトがハタヤマの追撃を振り切り、きっちりまとめ1位、2位ハタヤマ、3位タサカ、4位イツウ、5位ヤマシタ。スターティンググリッドの順のままフィニッシュ。
Dグループ・・・4番手スタートのオノエがポールのムラカミに追いつき猛プッシュ、テールtoノーズの展開。このバトルをオノエが征し、トップフィニッシュ。ムラカミ2位、女性ドライバーのヤマシタは3位に。初参戦のフェラーリ575のクサカベが4位、2ndスタートのARTA NSXのアワビはホイール脱落でリタイヤ。コース脇にマシンをとめた。
Eグループ・・・ポールスタートのNSXヒグチがぶっちぎりのトップでフィニッシュ。前回2位のフェラーリのヤダが追いかけるもミスで逆に3位に後退。かわって2位にカルソニックGTRのタナがあがるもバッテリートラブルで再度ヤダにパスされてしまう。タナはなんとか3位をキープ。4位にドイ、5位にロスマンズカラーのENZOを駆る初参戦のシミズ(アキ)と続いた。
Fグループ・・・予選最終グループは初参戦ながら健闘を見せるホンダがポール。2ndからはチャレンジレースで上位入賞のコマツバラ、ケイヒンNSXだ。そしてニュウノヤ、ミヤシタ、シオンと続いてスタート。スタートを決めたニュウノヤがポールのホンダとデットヒートを展開する。予選とは思えないバトルにギャラリーも食い入るように見守る。その中、ニュウノヤがバトルを征し、トップでフィニッシュ。ホンダ2位、コマツバラは安定した走行で3位、4位ミヤシタ、5位シオン。

↑初参戦ながら健闘を見せているホンダ。ニュウノヤと好バトルを見せた。

↑ロスマンズカラーのENZOを駆るシミズ(アキ)決勝で挽回できるか?

【決勝Gメイン 20ラップ】
PPカヅキ、2ndヤマシタ、3rdシミズ(アキ)、4thシオン、5thカタヤマ、6thシミズ(クニ)というグリッド分け。スタンディングスタートの決勝、シグナルスタート!序盤でトップに立ったのは5番手からスタートしたカタヤマ。不安定なマシンのためかミスが何度か発生するがその分速さでカバー。ヤマシタがカタヤマに接近するシーンもあったが、どうにかカタヤマがトップでフィニッシュ。ヤマシタが2位、シミズ(クニ)が3位、シミズ(アキ)が4位、シオンが5位、ポールのカヅキはダンパーにトラブルが発生。最後尾となる。カタヤマ、ヤマシタが勝ち上がり、Fメインへ。

↑スーパーラップ最後尾のカタヤマがトップまで上がった。

↑惜しくも3位となったシミズ(クニ)カルソニックGTR

【決勝Fメイン 20ラップ】
ポールはZENT SC430のイツウ、2ndザナビィZのミヤシタ、3rdフェラーリ575クサカベ、NSX勢4thアワビと5thカタヤマ、そしてZの6thヤマシタ。TOYOTA、日産、HONDA、フェラーリの4つ巴がスタート。ポールのイツウがいいスタートを決めどんどん2位以下を引き離す。2番手争いはカタヤマとアワビのNSX同士の争い、冷静に対処したアワビがバトルを征しトップのSC430を追う。集中力が切れたか?カタヤマはその後ミスを連発し、ヤマシタ、ミヤシタとZの2台にかわされてしまう。フェラーリのクサカベもミスを発生し最後尾となる。トップのイツウははるかかなたでトップチェッカー。2位にNSXアワビ、3位には惜しくもヤマシタ、4位ミヤシタ、5位にカタヤマ、6位クサカベとなった。ぶっちぎりの快走見せたZENTのイツウ、そして因縁のNSXバトルを征したアワビがEメインへ勝ち上がりとなる。

↑ほぼ全車ラップの勢い、ZENT SC430のイツウ。

↑Zのミヤシタは4位に。

【決勝Eメイン 20ラップ】
NSXフジカワがポールを獲得。2ndスープラのイシムラ、3rdARTAドイ、4thZのナカムラ、5thZENTイツウ、6thARTAアワビ。スタート直後の混戦から抜け出したのは2ndスタートのイシムラと最後尾スタートのアワビ。フジカワが3位につける。ナカムラが4位を走行、ドイが5位。2位アワビはトップのイシムラにテールtoノーズの展開。なんとかパスする機会をうかがう。そしてラスト2周、とうとう動きが!イシムラにミス発生、アワビがトップに!結局2位にはイシムラ、3位にはフジカワ、4位にナカムラ、5位ドイ、6位にイツウ。イツウは速さがあったがタイヤにトラブルが発生、ピットインを強いられる展開。ARTAのアワビが再び勝ち上がり、そしてスープラのイシムラもDメインへ。

↑ポールフジカワはポジションを守りきれず3位に。

↑アワビにつづいてDメインへ勝ち上がりを決めたイシムラ、スープラの戦闘能力は?

【決勝Dメイン 20ラップ】
1stグリッドはケイヒンNSXキシイ、2ndフェラーリ360タサカ、3rdもフェラーリ、FXXのヤマシタ女性ドライバー、4thカルソニックGTRタナ、5thアワビ、6thイシムラ。前評判の高かったのはタナ、なんとカルソニックGTRはAWDだ。ATM拡張キットを投入している。新しいパーツで進化したタナのドライビングには期待したいところ。マシンの調子で言えば5thのアワビのNSXも申し分ない。また、ポールのキシイのNSXもスーパーラップではなかなかのパフォーマンスを発揮していた。タサカは今回2駆を駆る。前回まではビートルAWDで周囲をにぎわせていたドライバーだが、今回はレーシングマシンで挑む。ヤマシタのFXXもパワーはないが安定した走りをいつも見せている実力者。その5台を最後尾からスープラが追う。ドライバーは業師のイシムラだ。シグナルオンで一斉にスタート。スタートで大事故が発生、イシムラのスープラが大きく転倒、オーバーランドのコースまで吹っ飛ぶ。マーシャルによってすぐに復帰するも大きく出遅れてしまう。そしてトップに立っているのは?なんとARTANSXのアワビだ!今日のアワビは違う。冷静に全体を見れている、メンタルも穏やかで波形も乱れていない様子。決勝3ヒート目だが快走しぶっちぎりの状態。その後方ではポールスタートのキシイとタナがサイドバイサイドのバトルを繰り広げる。調子の上向きのケイヒンNSXだが、ストレートスピードに分のあるGTRがこのバトルを征する形に。まだマシンに慣れていないか?タサカは4位、イシムラ5位、ヤマシタは惜しくも6位。アワビが3度目の勝ち上がり、新パーツを投入したGTRのタナがつづいて勝ち上がり。

↑3度目の勝ち上がりを決め決勝Cメインへ。4ヒート目に突入するARTANSXアワビ。

↑期待にこたえたカルソニックGTRタナ

フェラーリでエントリーしたタサカだったが・・・

【決勝Cメイン 20ラップ】
PPはコルベットのハタヤマ、2ndには前回優勝のTAKAKTA童夢NSXタカハシ、3rd前回2位の猛者ヤダ、フェラーリを駆る、4thケイヒンNSXコマツバラ、5thARTAアワビ、6thカルソニックGTRタナ。前回のAメイン走者が3名いるこのCメイン激戦は必至となることが予想される。スタートが切られ全車一斉にスロットルオン!ハタヤマがいいスタートを切るそしてタカハシが続く。3番手争いは4台の団子状態になるがヤダにミス、タナもミスが発生。トップ争いはハタヤマの後ろにタカハシがぴったりマークするもパスする気配はない。とりあえず2台で3位以下を引き離してからバトルに持ち込む作戦のようだ。そして終盤バトルになるかと思われた瞬間、ハタヤマにミス!!労せずトップに立った童夢のタカハシがそのままフィニッシュ。そして3位争いから抜け出してきた絶好調のアワビがハタヤマに急接近。またしてもアワビかと思われたがここまで。ハタヤマがなんとか逃げ切り2位。アワビは3位、4位はケイヒンNSXコマツバラ、5位にミスがひびいたヤダ、6位にGTRのタナと続いた。タカハシ、ハタヤマが勝ち上がりBメインへ。

コルベットハタヤマ。序盤トップでリードしたが、終盤はアワビに迫られる。2位でフィニッシュ。

↑TAKATA童夢NSXタカハシはポジションを1つ上げトップチェッカー。

【決勝Bメイン 25ラップ】
最多ラップ数のBメイン。そして勝ち上がりは1名のみ。メンバーも強豪がそろう。そんなヒートのフロントローは1stはARTANSXのオノエ前回3位のマシン健在、2ndオープンインターフェイスSC430ヒライ、そして2列目はリアルNSXムラカミ、NSXホンダ、最後列は勝ち上がり組の童夢タカハシ、コルベットのハタヤマという6台。このグリッドはスーパーラップのタイム加算がひとつの要因になっているようだ。スタートは混戦ながらも無難なスタートムラカミがトップに抜け出し、それをタカハシ、ヒライ、オノエが追う。25ラップあるこのメインであわてる必要は無い。安定感のあるムラカミだったが、まさかのミスで転倒。順位を4位にまで落とす。かわってトップにはタカハシが立つ、ヒライが猛追する展開だが順位は動かない。終盤タカハシとヒライの差が徐々につまり始めるがここでチェッカー!
猛追を見せたヒライが2位、3位にオノエ、4泣にムラカミ、5位ハタヤマ、6位にホンダ。前回優勝のタカハシが25ラップを征した。

ヒライは惜しくも2位。OPENINTERFACE SC430はAWD仕様。最強のパッケージだ。

↑リアルNSXのムラカミ。まさかの2戦連続ノーポイントかと思われたがスーパーラップポイントは稼いだ

↑Dグループ予選4番手からトップフィニッシュ、第1戦の勝者オノエ(ARTA NSX)も今回はノーポイントに終わる・・・。

【決勝Aメイン 15ラップ】
最小ラップ数のAメイン。最前列に並ぶのは京都最速伝説マトバとWMLでコースレコードを保持していた最速男キモト。最速vs最速のフロントロー対決やいかに?2列目には予選ぶっちぎりのNSXのヒグチ。ここまで上位3台のマシン、すべてNSXだ。そしてGTRが初優勝するならドライバーはもちろんこの人、前シリーズ王者クラリオンGTRのオグラが4thグリッドから発進する。5thグリッドにはもはやAメインの常連ともいえるニュウノヤ、AWDのNSXをのりこなしつつある状態、予選での好バトルを見事に征し、このグリッドを手に入れた。最後尾はBメインを征したTAKATA童夢NSXタカハシがつく。多少のスプリント性もあるAメインが今スタート!ポールのマトバが無難に逃げる展開。そして決勝前にタイヤを交換しているキモトが転倒、オーバーグリップのようだ。そしてオグラも他者とからんだか?ニュウノヤにはミス発生。1位のマトバを追いかけるのはタカハシ、そして3位には単独走行で安定させたヒグチがつく。中盤でなんとトップのマトバが転倒!路面グリップは少し上がっていたのかも知れない。マトバはリカバリーが早く、2位をキープ。ファイナルラップ、トップでチェッカーを受けたのはTAKATA童夢のタカハシ、2位にARTA NSXマトバ、3位にNSXヒグチ、4位クラリオンのオグラ、5位にはAWDNSXのニュウノヤ、6位にはタイヤ交換が裏目にでたキモトとなった。

↑タイヤ交換が裏目に・・・。EPSONのキモト

↑最速ラップタイムを刻むクラリオンGTRだが、まだ勝利はない・・・。


↑今回のトップ3!NSXの1−2−3フィニッシュ。

第4戦最終レース結果
1位 タカハシ TAKATA童夢 NSX
2位 マトバ  ARTA NSX
3位 ヒグチ  NSX
4位 オグラ  クラリオンGTR
5位 ニュウノヤNSX AWD
6位 キモト  EPSON NSX
7位 ヒライ  OPENINTERFACE SC430
8位 オノエ  ARTA NSX
9位 ムラカミ REAL NSX
10位 ハタヤマ コルベット

(参加31台)


【MISコメント】
今回は多数の方々にご参加いただきまして有難うございました。MISとしましても大変感謝しております。いろんな方にご参加いただいて、レースの楽しさを感じていただければ幸いと考えております。より一層楽しいレースにしていきたいと思っておりますので、シリーズが進むにつれてレギュレーションや、レース進行などなど改良していこうと思います。また皆様のアドバイスなどございましたら是非お聞かせいただければと思います。1週あけて6月6日には第5戦が開催されます。全6戦のシリーズ戦ですが、はやくも4戦が無事終了できたことをうれしく思っています。シリーズ戦とはいいましても、もちろんスポットでの参戦も大歓迎ですので、またまた多数のご参加をお待ちしております。第4戦ご参加の方々お疲れ様でした。