vol.1 オーバーテイクについて。。。

スケール感に優れたMINI−Zなので走りもリアルにっ!!
新しいカテゴリー「DRIVERS EYE」ではMISシリーズから得られる場面から主に「走り」を研究していきたいと思います。

【今回はオーバーテイクの基本を研究】
ストレートでパワーを生かして追い越す事は一番安全な抜き方で良いと思いますが、やはりコーナーでもパスしたいですね。


↑ストレートで前のマシンにくっついています。右ターンのヘアピンに向けてどうするか?


↑このままインに飛び込む!


↑前のマシンはコーナーで減速して切り込んでいく


↑止まりきれずに、また通る道もなくクラッシュ!!「すみません」と謝りましょう。。。

※MIS解説
 MINI-Zのレースや練習走行等を見ていて、一番多いクラッシュがこのパターンです。ミニッツはスケールスピードが時速600kmオーバーな事とタイヤが凄くグリップする事で、かなりコーナーリングスピードが高いマシンです。上の写真でも前を走るドライバーはいきなり後ろから飛び込まれても急には避けられません。
また、前を走るマシンは既にコーナーリングに入っている状態ですから、後ろから減速しないで寄っていけば必ずクラッシュとなります。上の写真のような距離ではインに飛び込むことはまず不可能と言えます。


↑ストレートから


↑前のマシンがコーナーに侵入するときに発生するアウト側のスペースを使ってみましょう。少しアウト側の奥まで行ってターンイン!
 これが「アウト側でタメをつくる」と一般的に言われているテクニックです。前のマシンと同じラインを通ると減速区間では追いつきすぎて、接触してしまいますので少しラインを変えて自分が減速出来るスペースを確保する事と、その分少し奥まで行って同時にマシンの向きを出口に向けてあげるということです。


↑前のマシンがちょうどアウトーインーアウトのクリップをすぎて行くところに対して、アウト側から立ち上がり重視のラインで直線的に出ていく感じ。


↑写真の位置関係ではまだ抜いていませんが、ここからの加速はハンドルをきらないで立ち上がっていく後ろのマシンのほうが速いのです。


↑これで次のコーナーは先に侵入できますね。写真は少し大げさにしてあります。

※MIS解説
 MINI-Zオーバーテイクはやはり減速ではなく加速していくところで行うほうが、確実に安全です。
上の写真のオーバーテイクの方法は最もよく知られている抜き方です。コーナーでインを狙う場合は、後ろから飛び込むのではなく、コーナーの手前ですでに前のマシンと並んでいる状態でないとまずクラッシュか、前のマシンをはじき飛ばしてのオーバーテイクとなる可能性が高いと思われます。前を走るマシンに追いついたら、いきなり抜くのではなくこのようなオーバーテイクがどこのコーナーで仕掛けられるかをまず観察してみましょう。自分のマシンも見ておかないといけませんから、少々慣れも必要かと思いますが練習すればいい結果となるとおもいます。接触なくマナーの良いバトルを繰り広げていると、速い遅いに関係なく観戦している人が目が離せないようなレースになると思います。MISではそんなレースを出来ればと考え、少しでも参考になればと思い、日々研究しています。今後も宜しくお願い致します。