MISシリーズ8/第1戦〜レースデータ〜(GT500編)

 MISシリーズ8開幕戦の各セッションごとの全レースタイムデータを入手した。今後、MIS公式サイトではこれらデータの蓄積を行う。シリーズ戦を戦い抜く上でそれぞれのドライバー、チームは膨大なデータを最終的には具体的な「速さ」と「結果」に結び付けなくてはならない。
 レーススタートまでの限られた期間内により効率的にそして精力的にテストをこなす事が出来れば勝利への道も開けるだろう。

MISシリーズ8/第1戦〜レースデータ〜

GT500クラス
スーパーラップ(加算タイム除外)

 スーパーラップは第1ピットからコースイン後、計測ラインを通過した時点でタイム計測が開始される。タイヤやモーターの温度上昇を待つ時間も皆無だ。マシンの安定が期待出来ない状態で1周のみのチャンスを如何にクレバーにしかし極限までのマージンを削りモノにする事が出来るか?普段のプラクティスではそう言った面でのイメージトレーニングも必要不可欠となる。
 第1戦でのスーパーラップ1番時計は唯一AWDシャーシでエントリーのカツヤが8.21をマーク。ドライバーの冷静なライン取りと4輪全てでトラクションを確保出来るシャーシ特性が結果を出したと分析出来る。



予選(2分間周回レース)/決勝(4分間周回レース)
予選A-1

予選A-2

予選B-1

予選B-2

予選C-1

予選C-2

決勝Cメイン

決勝Bメイン

決勝Aメイン


 予選2分間レースの各グループ1位タイムを見るとそのレースが荒れた展開であったのかどうかの推察が可能となる。他にも各順位での周回数とタイム差よりポジション毎のレース展開の推測も出来る。
 今回の特筆すべき点は決勝レースの各メイン1位タイム。全メイン1位は29ラップの4分強でゴールしている。優勝のヒグチのタイムは優勝を決めたAメインよりも勝ち上がったBメイン1位の方が好タイムであり、Cメイン1位のナカムラ(憲)のタイムはAメイン1位タイムより僅かだが上回っている。
 レースリザルト(順位)、ゴールラップ数&タイム、そしてベストタイムとアベレージタイムの相関関係を読み解く事もデータ解析においては重要なファクターとなるであろう。