テクニカルワークスのヒグチが予想する第2戦。「E−PROJECTとRT WMLは要注意・・・・」


自身の初優勝を目指し、奮起しているのはテクニカルワークスのヒグチ。毎レース、プラクティスでは抜群の速さを発揮するもレースでの結果に未だ結びついていないヒグチは第2戦ではなんとか結果を残したいと考えているようだ。

ラクティスではいつも好調なんだ。レースでは不運もあり、なかなか結果に結びついていない状況に少しフラストレーションを感じているよ。現在ではレース向けのセットアップをテクニカルセンターでシミュレートしているところだ。

開幕戦で気になったのはCカーを持ち込んだRT WMLのハタヤマのスピード。決勝では転倒により早々とレースを終えたが、セットアップの完成度はかなり高いレベルにあると見えた。第2戦では若干のモディファイを施してくるだろうから、かなり上位グリッドからスタートするんじゃないかと思っている。CカーのセットアップはGTカーに比べてコピーしやすいのが特徴。それはWMLの4台が揃って好調ぶりを発揮する可能性が高いと言う事だ。

さらに個人的な見解では、E−PROJECTのタカハシのマシンの完成度が高いと予想している。開幕戦では出力系のトラブルでかなりの苦戦をしていたようだが、結果は3位に入賞している。予選から決勝での走りを見る限りでは圧倒的にストレート区間でタイムをロスしていたようだが、インフィールド区間ではどのマシンよりも速い。これは要注意と言わざるを得ないね。

MISシリーズの難しところは、チーム戦であると言うところだ。チーム単位で開発を行うため、より組織的な開発が要求される。強豪チームはチーム内の役割分担がはっきりしている為、各ドライバーのパフォーマンスがチームへ最適な形でフィードバックされる。ドライバー1人が好調なだけでは、とても強豪チームには対抗できないだろう。

現状ではCRAZYCATが最も理想的な組織運営を行っているチームだと思う。しかし技術力の面で言えばテクニカルワークスも負けてはいないよ。特に出力系ではかなりのマージンがあると思う。KRCはどうかって?・・・・KRCは全く別ものだよ。あまりに巨大なチームだから、僕には内部のことは想像もできないけど、やや政治的すぎるような気はするね。