CRAZYCAT強し!Aメインを独占状態か?(MISシリーズ4第4戦レースレポート決勝編)

さて決勝ヒート。今回は決勝Dメインからのスタートとなる。勝ち上がりは各メイン上位2名。凌ぎを削るバトルが予想される。

決勝Dメイン

(グリッド)
PP ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS
2nd フカダ  SCUDERIA OTSU
3rd ホンダ  M&G
4th フジハシ CRAZYCAT

決勝Dメインは、ムラカミ・フカダ・ホンダ・フジハシといずれもWMLサーキットに名をはせるドライバー達で争われる。4台中2台の勝ち上がりではあるが、強者のみの4名。はたして。
Dメインがスタート!さすがにこの4名でのスタートだけありクラッシュはない。序盤、最終コーナーでフカダがクラッシュし出遅れる。ムラカミはトップをキープ。そして2番手争いはホンダVSフジハシがデッドヒート。しかしこの2台、デッドヒートを繰り広げながらもトップのムラカミをとらえてはじめている。3台でのトップ争いとなった。中盤では3位のフジハシは高速Sで転倒。またホンダも最終コーナーで転倒。更にトップのムラカミにもICタグのトラブルが発生という悲劇。終わってみれば、ホンダがトップ。フジハシが2位となった。

Dメイン結果
1位 ホンダ
2位 フジハシ
3位 フカダ
4位 ムラカミ

↑荒れたヒートとなったDメインではあったがホンダが勝ち上がりを決めた。

↑辛くもフジハシが2位を獲得。あきらめない走りが手繰り寄せた結果だ。

決勝Cメイン

(グリッド)
PP オカダ  RT WML
2nd オノエ  E-PROJECT
3rd タナ   RT WML
4th イツウ  O2 TAKEOFF RACING
5th フジカワ E-PROJECT
6th キモト  E-PROJECT
7th ホンダ  M&G
8th フジハシ CRAZYCAT

このところ好調を見せるWMLのオカダがPP。その後ろにはファイターオノエ。フロントローでは早くも闘志むき出しの2名。2列目にはWMLの闘将タナ。オカダと1−2体制を築けるか?4番手にはスピードスターイツウ。体の不調を訴え欠場しているキシイの分も頑張らねばと奮い立つ。3列目には初優勝を手にしたいフジカワ。さらに皇帝キモトというオーダー。そして最終列には勝ち上がり組のホンダとフジハシが再び上位を狙う。

決勝Cメインがスタート!全車無難にスタートを決める。トップから発信したオカダではあったが序盤3コーナーでクラッシュ!ファイターオノエがここでトップに立つ。しかしレースはその後方では大荒れの展開。トップのオノエもマシントラブルにより1コーナーでコントロール不能となり早々とリタイヤ。このヒート、中盤でトップに立ったのは3番手スタートの闘将タナ。それにキモト、フジカワ、イツウと続く。ホンダはトラブル発生でリタイヤを余儀なくされる。トップのタナは持ち前のスピードを生かし後続を大きく引き離している。2番手争いはキモトVSフジカワVSイツウの3台でのバトル。その後方ではホンダがトラブルでリタイヤとなっている。激しいデッドヒートを繰り広げる3台だが、キモトとフジカワは軽く接触。この隙をついたイツウが2番手へ浮上。しかしのそイツウも3コーナーで転倒。さらにキモトは4コーナーでクラッシュ。最終的に混戦の中でマシンをコントロールしきったフジカワが2位を獲得した。トップはタナが独走。

↑闘将タナは序盤で混戦から抜け出し、トップを快走。大差でフィニッシュした。

↑フジカワはこのところ実力が覚醒しつつある。彼はまさか・・・と噂されている。

↑スピードスターイツウは惜しくも5位。終盤2位まで上がるも3コーナーでまさかの転倒。

Cメイン結果
1位 タナ
2位 フジカワ
3位 キモト
4位 フジハシ
5位 イツウ
6位 オカダ
7位 ホンダ
8位 オノエ

決勝Bメイン

(グリッド)
PP ハタヤマ RT WML
2nd オオタニ 初音製作所
3rd ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
4th ホソミ  M&G
5th オグラ  E-PROJECT
6th マトバ  KRC
7th タナ   RT WML
8th フジカワ E-PROJECT

LI−FE解禁となってから、好調を見せるWMLのハタヤマがPP。セカンドからオオタニは尼崎の情熱熱風セレナーデ。2列目からは全戦でポイントを落とし痛手を負ってしまったプロフェッサーヤダ。そして一番時計を決めたホソミ。3列目にはどうしてここに「人間アクティブサスペンション」オグラ。KRCのマトバと実力者が並ぶ。最終列は闘将タナ、スタートを決めるか?フジカワも臨戦態勢だ。

決勝Bメインがスタートする。上位2台はAメインへ。全車抜群のスタート!オープニングラップを無難にクリアした8台だが続いた4コーナー。マトバが転倒。タナもスピンを喫する。2番手スタートのオオタニは序盤からアグレッシブな走り。トップのハタヤマをとらえオーバーテイクに成功。レースは中盤に突入。このBメインからは転倒はリタイヤを意味する。ホソミが高速Sで転倒。オグラが2位、タナが3位に浮上する。そして終盤、オグラが3コーナーで転倒。オオタニがトップを快走し、タナがそれを追う。しかしそのオオタニ、高速Sでまさかのクラッシュ。タナがトップに躍り出た。こうなってくると2番手争いが重要となる。2番手はハタヤマ、しかし3番手フジカワは完全にハタヤマをとらえている。守りのハタヤマと攻めのフジカワのドッグファイト!左右にマシンをふるフジカワだがハタヤマも隙を見せない。そしてここでフィニッシュ。ハタヤマが守り切った。

↑7番手からの驚異の追い上げ。闘将タナは今回安定した走りを見せている

↑ハタヤマが2位。終盤のフジカワとドッグファイトはギャラリーを沸かせた。

↑レースは速さだけではない・・・フジカワはスピードの向こう側に何を見た?

Bメイン結果
1位 タナ
2位 ハタヤマ
3位 フジカワ
4位 オオタニ
5位 オグラ
6位 ホソミ
7位 ヤダ
8位 マトバ

決勝Aメイン

(グリッド)
PP シュウ  CRAZYCAT
2nd ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
3rd カツヤ  M&G
4th サノ   CRAZYCAT
5th ハセガワ CRAZYCAT
6th タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
7th タナ   RT WML
8th ハタヤマ RT WML

やはりというか、強豪チームが揃った決勝Aメイン。PPからはCRAZYCATの司令塔シュウ。シュウは決勝Aメインへ4番手サノと5番手ハセガワを導いた。更に今回2番手につけるヒグチ。テクニカルワークスのヒグチはプラクティスでの速さをレースに結びつける事が出来ていなかったが、ここにきてついにフロントローを獲得した。そして3番手には天才カツヤ。カツヤは初優勝を待ち望まれているドライバーだ。そして6番手には優勝請負人ことテクニカルワークスのタカハシ。7番手闘将タナ、8番手WMLハタヤマというグリッド分けとなった。

決勝Aメインがスタート!さすがAメインというスタート!シュウ、ヒグチ、カツヤと1コーナーに流れ込んだ。ヒグチは4コーナーで軽くヒットするも事なきを得る。序盤戦はシュウVSヒグチのトップ争い。そしてレースは中盤。サノがクラッシュ。そしてハセガワが転倒。更に2番手走行のヒグチも転倒!ここでレースを終える。シュウ、カツヤ、サノ、タカハシと続いたトップ集団。しかし4番手走行でサノを追うタカハシも高速Sからスプーンの入り口で転倒。そして終盤に向けてシュウはペースアップ。カツヤとの差がすこしづつ開いていく。しかしカツヤは負けずとペースアップ。徐々にシュウを追い詰めていく。ペースでは完全にシュウを上回っている。サノは3位で安定走行となっている。そしてファイナルラップ。シュウとカツヤの差はない!カツヤは仕掛けるのか?と思われたが攻めきれず・・・。シュウが前戦に続き2連勝を飾った。カツヤ2位。3位サノとなる。

↑シュウ2連勝。カツヤも2位、サノ3位と上位の常連組となっている感がある。

↑闘将タナ、決勝Cメインからの追い上げで4位を獲得。久しぶりに上位に顔を出したタナはここから追い上げるか?

↑今シリーズでは常に防戦一方のタカハシ。なんとか5位といったところか。

レース最終結

1位 シュウ  CRAZYCAT
2位 カツヤ  M&G
3位 サノ   CRAZYCAT
4位 タナ   RT WML
5位 タカハシ TECHNICALWORKS with MIS
6位 ヒグチ  TECHNICALWORKS with MIS
7位 ハタヤマ RT WML
8位 ハセガワ CRAZYCAT
9位 フジカワ E-PROJECT
10位 オオタニ 初音製作所
11位 オグラ  E-PROJECT
12位 ホソミ  M&G
13位 ヤダ   TECHNICALWORKS with MIS
14位 マトバ KRC
15位 キモト  E-PROJECT
16位 フジハシ CRAZYCAT
17位 イツウ  O2 TAKEOFF RACING
18位 オカダ  RT WML
19位 ホンダ  M&G
20位 オノエ  E-PROJECT
21位 フカダ  SCUDERIA OTSU
22位 ムラカミ TECHNICALWORKS with MIS

トップ3のマシン達


↑トップのシュウ、3位のサノは02V4+新型フロントサスという現在考えられる最高のパッケージング。2位のカツヤは03V4というマシン構築。新型サスペンションは理論的には03を超えるスペックではあるが、重量バランスでは03に分がある。レイアウトによっては02でも十分戦える。異なるスペックのマシンが多数エントリーするMISシリーズ4ではマシン構築の幅が広い為、テストが非常に重要である事は言うまでもない。CRAZYCATでは司令塔シュウの一貫したテストプログラムによって開発が進行する。開発能力では他チームを凌駕しつつある状態だ。