最速男が決めた最終戦WIN!/MIS GRANPRIX最終戦レースレポート

3週間にわたって開催された「MIS GRANDPRIX WINTERSERIES」。ついに最終戦をむかえた。ランキングトップをほぼ手中に収めているのはTECHNICALWORKSのヒグチ。続くのはO2RACINGのキシイとなる。

タイムアタック 15分間

15分間のセッションが開始。2分を経過するころから各マシンが徐々にコースイン。序盤でいきなり好タイムを記録したのはムラカミとヒグチ。ムラカミは8秒66。ヒグチは8秒57を記録。わずか5ラップほどで2台のマシンはピットイン。はやばやとセッションを切り上げ予選ヒートに備える。3番手にはフジカワが8秒89と好位置につけている。そして残り5分の時点で各マシンはバッテリー交換の為。一時ピットイン。サイドアタックを試みるもタイムは伸びない状態。しかしホソミが8秒70を記録するとフジハシも8秒77を記録。そして残り2分となったセッション終盤についにキシイがコースイン。8秒81を記録するが転倒する光景が多々見られた。
1位 ヒグチ  8S57
2位 ムラカミ 8S66
3位 ホソミ  8S70
4位 フジハシ 8S77
5位 キシイ  8S81
6位 フジカワ 8S89
7位 エバラ  8S94
8位 オノエ  8S97
9位 カタヤマ 8S97
10位 ドヒ   9S36

予選ヒート

予選Aグループ、第1ヒートではヒグチVSホソミのトップ争い。しかし中盤で2台は接触リカバリーするもキシイが2位に浮上。終盤でヒグチはキシイを何とかパスし2位となった。
第2ヒートでもホソミとヒグチのトップ争い。3番手にキシイとなるが、ホソミが力強い走りで逃げ切りトップフィニッシュ。

代わって予選Bグループ。第1ヒートでは序盤でドヒがミス。更にフジカワをかわしてファイターオノエが3位に浮上。中盤ではトップのムラカミが4コーナーでミス。安定感に定評のあるフジハシが2位で待機していたがついにトップに立つ。オノエも2位に浮上。終盤フジハシにミス。オノエがトップに!ムラカミ2位フジハシ3位となる。
第2ヒートでは序盤から終盤までムラカミVSフジハシのトップ争いが続くもムラカミが辛くも逃げ切りトップフィニッシュ。フジカワが3位。

↑最速男ホソミが両ヒートを征しAメインPPを獲得。レッドトップの愛称で親しまれる。

↑ムラカミはBグループで1位と2位を獲得。決勝ではホソミと直接対決となる。
タイムではホソミを上回っている。決勝では行けるはずだ。チェックメイトかな

決勝ヒートBメイン

4台中2台がAメインに勝ち上がりとなる。PPにはMIS JAPANフジカワ。2番手にはKRC稲妻EGGエバラ。3番手にはSC430ドヒ、4番手にはKRC大代表のカタヤマ。30ラップの決勝Bメインがスタート!抜群のスタートを決めたのは最後尾スタートのカタヤマ。いっきに2番手へ浮上。トップはフジカワ。2番手争いはカタヤマVSエバラのKRC同士のバトル。4番手にはドヒがつける。中盤でレースは動きを見せる。トップのフジカワは1コーナーでクラッシュ。2番手争いはカタヤマが4コーナーで転倒!この展開によってKRCエバラがトップ。フジカワが2番手となる。そして終盤エバラは大差をつけてトップでフィニッシュ。2位にフジカワ。3位カタヤマ、4位ドヒとなる。

↑ランキングで微妙な位置につけるエバラは決勝Aメインに駒を進めた。KRC同士のバトルでは見事に代表カタヤマを下した。「何が何でも乗り越えていきます!

↑序盤トップで快走するも緊張感からか1コーナーでクラッシュしたフジカワは2位。「手の震えが止まりません・・・」とコメント。

決勝ヒートAメイン

PPからは最速男ホソミがシリーズ3勝目を狙う。2番手はMIS司令塔のムラカミ。3番手勝利の美酒をもう一度ヒグチ。4番手落ち着きは静水のごとしフジハシSC430.5番手03のセットはどうか?ファイターオノエ。6番手ファン投票ぶっちぎりトップの人気ドライバーのキシイ。7番手ランキング3位のエバラは2位のキシイのすぐ後ろから。最後尾からはフジカワがどこまでポジションを上げるか?
グランプリの最終ヒートがスタート!全車気合の入り過ぎか?スタートで多重クラッシュ!PPのホソミは落ち着いてスタートを決めいっきに後続を引き離したいところ。序盤でのオーダーはトップホソミ。2位キシイ!3番手ムラカミ、4番手フジハシと続いた。キシイVSムラカミの2番手争いが激化。テールtoノーズの展開。しかしムラカミは高速Sでクラッシュ。代わってフジハシが3番手へ浮上。ヒグチは5番手を走行している。中盤ではキシイが2番手走行中に高速Sで転倒劇!フジハシ、ムラカミ、ヒグチがポジションを上げる。そして終盤、2番手争いは3台の争いとなる。ムラカミがミスしヒグチが3位に上がる!しかしそのヒグチも終盤6コーナーで転倒。ムラカミが再び3位に浮上する。そしてファイナルラップ。ホソミは大差をつけて今シリーズ3勝目!圧倒的なレース勘を発揮した。2位にはミスなくポジションを上げていったフジハシ。3位にムラカミとなった。

↑トップ3。ホソミは5戦中3勝をあげた。勝率50パーセントを超えている。2位にはフジハシが堂々入賞。3位にはムラカミ。ムラカミは今シリーズでは1勝となる。

↑序盤フジハシはムラカミの後ろでじっくり我慢のレースを展開。そして機を逃すことなく2位へ浮上した。

レース最終順位

1位 ホソミ  M&G
2位 フジハシ TECHNICALWORKS RT
3位 ムラカミ RT MIS ジャパン
4位 ヒグチ  TECHNICALWORKS RT
5位 オノエ  RT MIS JAPAN
6位 キシイ  O2 RACING
7位 エバラ  KRC
8位 フジカワ RT MIS JAPAN
9位 カタヤマ KRC
10位 ドヒ