ローリングスタート形式について


MISシリーズでは予選ヒートのスタート方式にはローリングスタート形式が採用されている。目的はシリーズが進むにつれて上位勢はスーパーラップのタイム加算によって予選スタート位置が後方へ下がっていく。この時、スタンディングスタート形式であればロケットスタートによって一気にポジションを浮上することが可能となる。しかしこれは同時にスタート直後の多重クラッシュやフライングと言った事象を多分に引き起こす原因となるため、まだまだ先が長い予選ヒートではローリングスタート形式が採用された。

ローリングスタート形式の概略】

・ローリングのペースはポールシッターが優先権を持つが速すぎたり、遅すぎたりする場合は競技長から指示を受ける。
・ローリング中の追い越しは原則禁止。
・ローリング中にクラッシュなどでストップした場合は、ポジションの復帰が可能。しかし、ポジション復帰の禁止区間では追い越してはいけない。
・先頭のマシンがフィニッシュラインとコントロールラインの間に差し掛かった時にスタートあるいはワンモアラップの合図がある。隊列が整っていれば基本的にスタートとなる。
・スタートの合図があってもコントロールラインを通過するまでは追い越しは禁止されている。

【MISコメント】

ローリングスタート形式とはスタート直後の危険を減らす為のスタートです。その意図を理解しスムーズかつ安全なオープニングラップを心掛けたいと思います。ご理解を宜しくお願い致します。