GT最速マシンSC430勝利 / チャレンジレース併催「エキシビジョンマッチ」レース結果

8月9日(日)開催の第4回WML&MISチャレンジレースの併催イベントレース「チャレンジレース」の模様をお送りします。

【エキシビジョンマッチ】

エキシビジョンマッチとはチャレンジレース開催日に併催されるレースイベント。チャレンジレースの歴代優勝者やMISシリーズの上位ランカーというチャレンジレースへのエントリー資格を失ったドライバー達によって競われるハイレベルなバトル御用達のレースだ。
今回の参加ドライバーは、第1回優勝者カタヤマレーシング代表のカタヤマ、第3回優勝そして最速トーナメント優勝というホソミ、MISシリーズでのAメインの常連ハセガワ、オールウェイズAWD実力者ヒライ、MISシリーズ第2戦4位の皇帝キモト、そしてヤダ研究所に電撃入社したSイシ。6名の豪華メンバーでの争い。シリーズ戦とはひと味違ったレース展開が見られるか?

↑MISシリーズでも優勝経験あり。シリーズ1ではランキング2位の実力。水面下でヤダ研究所とのコンタクトをとっている噂が現実のものとなったSイシ。マシンはもちろんSC430。出力はもちろんSクラスだ。

【予選ヒート 10ラップ×2ヒート】

チャレンジレースとレース進行は同じだが、エキシビジョンマッチの予選ヒートはローリングスタートが採用されている。PPはアウディDTMカタヤマ、2番手ポルシェ最速ホソミ、3番手ポルシェのハセガワ、4番手SC430AWDヒライ、5番手ペトロナスSC430キモト、最後尾から宝山トムスSC430のSイシとなる。ローリングからかなりの駆け引きが行われ既にレースが始まっている。そして最終コーナーから全車一気に加速!スタートが切られた!スタートでホソミがクラッシュ!カタヤマは出遅れ後退。そしてスタートを決めたのは皇帝キモトだ!ハセガワをパスしトップに立つ会心のスタートダッシュ!しかしキモトはグリップがまだ安定していない。ウォールにヒットしハセガワに抜き返される。トップに立ったハセガワが独走態勢を築くか?と思われたが、それもつかの間。このメンバーで圧勝はありえない話だ。後続から抜け出した宝山トムスSC430のSイシがすぐさまハセガワを捉え、テールtoノーズの状態に持ち込みプレッシャーを与える。しかしハセガワとてレース経験の豊富なドライバー、乱れない!そしてトップを守りきりトップでフィニッシュ!2位にSイシ、3位にヒライ、4位はホソミ、5位カタヤマ、6位キモトとなる。
そして第2ヒートは第1ヒートと逆順のスターティンググリッドとなる。スタートでキモトがミスし後退。Sイシはトップをキープし周回を重ねる。そしてハセガワが2位にあがりSイシを追走する。まさしく第1ヒートと逆の展開だ。ヒライは中盤ミスで後退しホソミが4位に上がり3位のキモトを追う。カタヤマはペースが上がらず6位から浮上出来ずにいる。そうしている間にレースはファイナルラップ!Sイシがトップでチェッカー、2位ハセガワ、3位キモト、4位ホソミ、5位ヒライ、6位カタヤマとなる。

↑エキシビジョンマッチにはMISシリーズでもおなじみのローリングスタートが採用されている。

↑カタヤマは両ヒートともペース不足に悩まされる事に。このメンバーにたいしてアウディで挑むのは代表たるプライドか?

↑ホソミはポルシェで参戦。ここでも最速ぶり発揮したかったが・・・。決勝ヒートで挽回をはかる!


【決勝ヒート 15ラップ】

(グリッド)
PP ハセガ
2nd Sイシ
3rd ホソミ
4th ヒライ
5th キモト
6th カタヤマ

予選を1位と2位と1回ずつ獲得したハセガワとSイシがフロントローを分け合う。2列目からは最速ホソミとAWDヒライ。3列目にはキモト、カタヤマと並びスタートを待つ。決勝ヒートはスタンディングスタート、ロケットスタートを決めれば大幅ジャンプアップも可能だ!そして決勝ヒートがスタート!キモトがクラッシュ!フロントローの2台は無難なスタートを決めポジションをキープする。ハセガワ、Sイシと続き、ヒライが3位につける。中盤に入ってもなおハセガワとSイシのバトルは続いている。互いに様子を見ながらのバトル。何かのきっかけをまつSイシ。そして周回遅れとなるマシンが前方に接近した時に勝負が決まる。ハセガワがラップ遅れと接触!そしてこの隙を待ってましたとばかりにSイシがトップに躍り出る!Sイシはここで出力全開、一気に後続を引き離しトップでフィニッシュ!ハセガワは更にファイナルラップの最終コーナーでクラッシュ。そして3番手のヒライが急接近!最後はハナの差でハセガワが逃げ切り2位を死守。ヒライは惜しくも3位、4位にはホソミ、5位にはスタートのミスを挽回出来なかったキモト、6位にカタヤマとなる。


↑惜しくも3位のヒライ。OPENINTERFACE SC430

↑最速男ホソミは4位。常にハイペースを維持することは非常に重要だが、容易なことではない。ましてこのメンバーの中ではなおさらのこと。

↑エキシビジョンマッチにはSC430で登場するキモト。通常のエントリーではもちろんNSXだ!

↑トップ3。優勝はSイシ、2位はハセガワ、3位にヒライとなる。エキスパートこの上ない3人だ。
やはりGT最速マシンなのか?SC430!トップスピードではNSXやGT−Rを遙かに凌ぎ、旋回性能は折り紙付き、またブレーキング性能も抜群。走る・止まる・曲がるの3拍子が揃ったマシン。弱点としては乗り手を選ぶところか・・・。

【MISコメント】

チャレンジレースに優勝したり、MISシリーズで上位に入賞したりと参加の資格がなくなったドライバーの方々は「エキシビジョンマッチ」に御参加下さい。いつものMISシリーズのメンバーとなりますが、シリーズ戦とは異なったバトルをしていただけるレースという位置づけです。また、チャレンジレースに御参加頂いているドライバーの方々、特に小学生ドライバーの方々にとってお手本となるような走りを展開して頂ければと思います。今後とも「エキシビジョンマッチ」を宜しくお願い致します。