歴史の違いか?英国発レーシングカー参入 / MISシリーズ1第5戦レース結果 その2

MISシリーズ1第5戦レースレポート

決勝Cメイン

ポールには前回2位に入った京都最速伝説マトバ。今回はROCKST☆R童夢NSXで参戦!2ndからはコルベットのナカガワ。3rdからは上位ランカーのオノエ、マシンはもちろんARTA NSX。4thに初代MISチャレンジレースを征したカタヤマ。ENZOで参戦。5thは圧倒的な速さでDメインから勝ち上がったGTRのタナ。最後尾からはARTAアワビが落ち着いてスタートを待つ。Bメインへの勝ち上がりをかけて20ラップのスタートがきられた・・・・が、スタートでトラブル。ナカガワとカタヤマが接触。今回のスタートはリスタートとなる。しかしナカガワはこの接触でリタイア。5台でスタートがきられた。序盤を制したのはマトバ。オノエはスタートでミス、最後尾に後退。かわって2位争いはタナとアワビの一騎打ちとなった。レースも中盤に突入することろ、なんとマトバが転倒するアクシデント。これで抜け出したのは2位争いをメンタル面で征したARTAアワビだ。アワビはその後も安定した走りでトップをほぼ手中におさめる形。2位のタナは大事な場面でミスをおかし後退。2位にはなんと最後尾から追い上げてきたオノエがあがり、それをマトバが追う展開。しかしフィニッシュまでARTA NSXの1−2体制が最後まで崩れることはなかった。結果として、アワビ、オノエの1−2、マトバは3位、4位にタナ、5位にカタヤマとなる。Cメインともなると転倒は即致命傷となるようだ。またミスも許されない状況。ペースを安定させることの重要さが勝敗を分けたヒートとなった。

↑オノエ。ARTA NSX。今シリーズの初戦を征した走りは健在。

↑ROCKST☆R童夢NSX。マトバは転倒で後退してしまう。

↑ROCKST☆R童夢の電飾は半端ではない。かなりの重量ハンディとなっているようだ。

決勝Bメイン

唯一25ラップの決勝ヒート。PPからはENZOのSイシ。2ndからヤダ。こちらもENZO。3rdからはNSXで参戦、実力者ホンダ。4thはクラリオンGTRのオグラ。5thARTAアワビ。最後尾はオノエという組み合わせ。勝ち上がり枠が1台のみというこのヒート。トップでチェッカーを受けるのはどのマシンか?Bメインが今スタート。Sイシが無難にスタートを決め2位以下を引き離しにかかる。ホンダ、オグラと続くがやはりGTカーでは競技用車両には劣るのか?Sイシがトップスピードを生かしてはるか彼方に消えていった。後続はミスもあり、ポジションは変動する。25ラップ終わってみれば、1位にSイシ、2位ホンダ、3位オグラ、4位アワビ、5位ヤダ、6位オノエという結果。イタリアの跳ね馬のパワーが際立つ結果で、国産車との圧倒的な違いを見せた。

クラリオンGTRオグラ。まだ欧州車と戦えるマシンには仕上がっていないのか?

↑レースに出場するたび、成績が右上がりのアワビ。今回はBメインを経験する大奮戦を見せた。

決勝Aメイン

最終ヒートのAメイン。初参戦NSXテストカーで挑むコボリがポールを獲得。2ndからはNSXに見切りをつけマクラーレンにマシンを変えて参戦のムラカミ。3rdグリッドは予選ぶっちぎりのARTA NSXのイツウ。4thからは優勝請負人、TAKATA童夢NSXタカハシ。そして5th、その実力はトップクラス、FXXイソダ。6thはBメインを圧倒的に征したSイシ。コボリが逃げ切るのか?またはムラカミが勝つのか?フロントローも熱いがその後ろも臨戦態勢。最終ヒートがスタート!スタートでコボリが大きくミス。それにタカハシが絡む。タカハシはダメージを受けこのまま後退を余儀なくされる。そして序盤の混戦が落ち着いたときトップを走っているのはマクラーレンのムラカミだ。そしてこれをSイシとコボリが猛チャージ。イソダ、イツウは序盤の遅れを取り戻せないでいる状態だ。トップ争いは完全に3台に絞られた。中盤コボリがトップにたつも転倒で3位へ後退してしまう。トップムラカミとSイシのバトルが終盤ヒートアップ!Sイシはパワーを生かしムラカミを完全に捕らえている状況で、じっくりとムラカミのミスを待つ作戦。しかしこれが誤算だったか?ムラカミがまったくミスのない走りと微妙なブロッキングに徹している。そして、終始もちまえの安定感を発揮したムラカミが今シリーズ初優勝。粘ったSイシが2位、初参戦コボリは3位、4位にイソダ、こちらも初参戦、5位タカハシ、6位にイツウとなった。イギリスの名門マクラーレンがその真価をとうとう発揮、またイタリアの跳ね馬も大暴れとなり優勢だったホンダ勢を見事に退ける形で締めくった。

↑NSXからマクラーレンへマシンを変更する決断が良い方向へ動き出したムラカミ。まだテスト不足のようだがそのポテンシャルの高さは十分に知らしめるレースとなる。

↑トップ3、イギリスの名門は伊達ではない。生粋のレーシングチームでありメーカーでもあるマクラーレン

シリーズ1第5戦レース最終結
1位 ムラカミ マクラーレン
2位 Sイシ  ENZOフェラーリ
3位 コボリ  NSXテストカー
4位 イソダ  フェラーリFXX
5位 タカハシ TAKATA童夢NSX
6位 イツウ  ARTA NSX

参加35台

【MISコメント】

ご参加頂いたドライバーの方々有難うございました。今回のレースは参加台数が35名という大変な盛り上がりをみせ、大盛況となりましたことを感謝しております。MISとしましてもご参加して頂ける方々全員が楽しいレースをして頂けるよう、これからも運営や進行など益々研究していきたいと考えておりますので、応援お願いいたします。また、MISだけがレースを考えるのではなくやはりドライバー側からのご意見もいろいろとお聞かせいただければと思いますので、そのような場所を作りたいと考えております。これからも宜しくお願いいたします。
 つきましては、6月20日はシリーズ1の最終戦となり、シリーズは一旦終了いたします。次のシリーズ2への練習のつもりで初参加の方や、初心者の方のご参加も大歓迎ですので、皆様奮ってご参加宜しくお願いいたします。最終戦は今までと違い19時からのスタートとなりますので宜しくお願いいたします。