NSX勢善戦するも・・・/ MISシリーズ1第2戦レース結果


第1戦ARTA NSXの優勝の興奮冷めやらぬ2週間後4/25(土)、第2戦がいよいよスタート!
場所はもちろんWEST MINI-Z LINKカーペットコース。
参加台数も24台という賑わい。
今回からは前戦結果上位勢にはスーパーラップタイム加算がされている。
はたして勝利を手にするのはどのマシンか?毎度お馴染みNSX、または?
※以下レポートは敬称略

【スーパーラップ】
3グループに分かれての1周/台のタイムアタック。好タイムを記録し、予選グリッドをできるだけ上位から
スタートしたい。
トップバッターはWML店長ハタヤマの駆るカルソニックZ。持ち前の集中力でいきなりの9S76を記録。
これがターゲットタイムとなる。このところ上達著しい小学生ドライバーのカヅキもGTRで健闘し10S01と
ハタヤマに迫る。そしてここで、NSXのタナとニュウノヤが9S42、47でタイムを更新。2台とも
AWDシャーシを使用している。タイヤの冷えたスーパーラップではAWDは武器となるようだ。
2グループ目も続いてスタート。またしてもAWDの好タイム。なんとビートルAWDのタサカが9S43を記録し、まわりをアッと言わせた。
そして3グループ目。このグループは前戦の上位者が集中するグループだ。
8S89!!エプソンNSXのキモトがいきなりトップタイムを大きく更新。MISシリーズでのレコードとなる。上位勢の更新はここでストップ。前回優勝のARTAのオノエも9S43を記録するもタイム加算で後方へ沈む。唯一の8秒台をたたき出したキモトが予選Aグループのポールへ駒を進めた。

【予選ヒート】
A〜Dグループに分かれての予選ヒート。6周×2ヒート制。
Aグループ・・・ポールはキモト。しかしここに伏兵が!エンツォのS石だ。序盤でキモトをパスし2ヒートとも
1位。しかしエプソンNSXもし健闘2位をゲット。

Bグループ・・・店長ZとリアルNSXムラカミ。AWDのNSXタナ、イエローハットGTRのキシイ、初参戦クラハシ、そしてオデッセイイシムラ。ムラカミ、ハタヤマの好バトルで1勝1敗。そして2ヒートとも堅実な走りでキシイが3位。タナはクラッシュありの5位、4位。

Cグループ・・・なんとビートルでポールを獲得したタサカが1ヒート目はそのまま逃げ切りトップ。小学生ドライバーのカヅキが2位。ハセガワ、オグラ、ヒライ、タカハシと誰がトップになってもおかしくないメンバーの中で善戦と言えよう。2ヒート目はオグラがトップ。カヅキが続く。6台中3台がAWDというグループだった。

Dグループ・・・1ヒート目は混戦を制したオカダが1位。クールに決めた。アルテッツァのマトバが2位につける。ポールスタートのニュウノヤはミスで3位に。しかし2ヒート目はニュウノヤがきっちり1位を取り返す。オカダ、マトバと続いた。

【決勝Eメイン 15ラップ】

ポールはヒライ。SC430AWD仕様。京都名うてのAWDの名手だ。2ndには実力が上がっているフジカワ。
ヨシタケ、女性ドライバーのヤマシタ、シミズ、クラハシと続く。
決勝は予選のローリングスタート違い、ゼロ発進のスタンディングスタート。シグナルスタート!
やはりAWDがいいスタートを切る。4駆を生かした走りでヒライがトップのまま逃げ切り。そしてNSXのフジカワが2位。クラハシ、ヨシタケのNSX勢はおしくも3位、4位。シミズ、ヤマシタとチェッカー。
ヒライ、フジカワがDメインへ勝ち上がった。

知る人ぞ知る名車を投入したヨシタケ。惜しくも4位。


【決勝Dメイン 15ラップ】

ポールポジションはARTAのアワビ。そしてタナ、タカハシ、イシムラ、ヒライ、フジカワの順でグリッドにつく。4台のNSX、そしてSC430。オデッセイのイシムラはやや不利か?またAWD勢のスタートダッシュは?
序盤の混戦から抜け出したのはTAKATA童夢NSXのタカハシだった。バッテリートラブルで予選までは苦戦を強いられていたが、ここで復活。トップでチェッカー。そして実力者ヒライが2位に。Cメインへ。ポールスタートのアワビは3位に沈む。


【決勝Cメイン 15ラップ】

イエローハットGTRのキシイがポール。2ndにクラリオンGTRのオグラ、3rdにエクリプスSC430のハセガワ、4thはF430ナカムラ、そしてDメインからのタカハシ、ヒライ。Cメインはトップ1台だけがBメインへ勝ち上がりとなるが、もはや誰が勝ってもおかしくないメンバーが揃ったヒートとなる。日産、TOYOTA、HONDA、フェラーリの4つどもえ戦がスタート。GTR、NSX・・・好バトルを展開し、終盤に差し掛かるところでトップを走っているのはTAKATA童夢NSXのタカハシ、それをSC430のヒライが追う。少しづつ差をつめるもミスで3位に後退。変わって2位にクラリオンGTRオグラがつける。そしてここでチェッカー。
メインイベントのBメインへ駒を進めたのはタカハシだった。

いい走りを展開していたポールスタートのイエローハットGTRキシイだったが・・・


【決勝Bメイン 20ラップ】

E、D、Cメインと熱いレースが続いたが、ここでメインイベントのBメイン。周回数も最長の20ラップ。
はらはらドキドキ感、そしてオーバーテイクシーンは、Aメインをはるかにしのぐヒートだ。
ポールポジションはスーパーラップ最速男エプソンNSXのキモト。2ndにはGTRカヅキ、3rdビートルの
タサカ、4thボディを選ばない技工派ドライバー、アルテッツァのマトバ、5th前回勝者ARTAオノエ、
最後尾はCメインからタカハシ。
息を呑むBメインのシグナルがスタート。序盤でオノエがジャンプアップ。トップのキモトに追いつく。
その後方ではカヅキとタカハシの3位争い。エプソンとARTAのNSX同士のトップ争いはテールTOノーズ、
ホイールTOホイールの展開が何ラップも続いた。一方、カヅキをパスしトップ争いへ加わりたいタカハシだが、
予想外にカヅキが速い、むしろ大人の走りを思わせる落ち着いたドライビングで周囲を圧倒。終盤まで3位を
死守。なんとかカヅキとのバトルを制したタカハシがトップ2台を追い上げる。オノエにミスか?タカハシが2位に浮上。今度はエプソン対TAKATA童夢のNSXバトルか?童夢が徐々に差をつめるが、トップスピードに分のあるエプソンNSX、高速コースでは負けるわけにはいかない。気迫の走りで見事トップでチェッカー。スーパーラップ一番時計の意地を見せた。


見事トップでチェッカーをうけたエプソンNSX


ビートルで善戦したが、GTカーには及ばず?


小学生ドライバー、カヅキのGTR。ニュータイプの片鱗を見せたヒートだった。

【決勝Aメイン 15ラップ】

Aメインは閉会式が終わってからのスタートとなる。
ポールはエンツォフェラーリ。競技用ボディを持ち込んだS石。2ndはWMLの店長ハタヤマ、フェアレディZ
3rdはフェラーリF430オカダ。4thリアルNSXムラカミ。5thはAWD仕様のNSXを駆る強者ニュウノヤ。そして最後尾から、見事Bメインを勝ち抜いたエプソンのキモト。
スタートからS石が1コーナーをトップでクリア、独走態勢に入る。中盤までに2位のムラカミにマージンを確保
した。ムラカミはマシンにトップ追走のスピードが無いと判断し、2位キープの走りに変更。中盤争いはハタヤマ、ニュウノヤのサイドバイサイドの展開であったが、ハタヤマのZが宙を舞うことで終止符。そこから抜け出したのは最後尾から追い上げてきたキモトの操るエプソンNSXだった。ここで勝負あったか。エンツォフェラーリがトップでフィニッシュ!2位にムラカミ、3位にキモト、4位ニュウノヤとNSX勢が続いた。
HONDAを抑えたのは、TOYOTAでも日産でもなくイタリアの跳ね馬フェラーリだった。

AWD仕様のNSX。この日AWD勢の中ではトップの結果となる。

第2戦トップ3

【第2戦最終順位】
1位 エンツォフェラーリ / S石
2位 REAL NSX / ムラカミ
3位 EPSON NSX / キモト
4位 NSX(AWD) / ニュウノヤ
5位 カルソニックZ / ハタヤマ店長
6位 フェラーリF430 / オカダ




【MISコメント】
ご参加頂きました方々、有難うございました。またお疲れ様でした。
本日は参加台数24台という賑わいで、大変盛り上ることができました事をお礼申し上げます。
MISとしましては、今後もBメインが、メインイベントというスタイルは崩すことなくレースの運営に取り組んでいきたいと考えています。
ベストラップのコンマ1秒に苦悩するのではなく、やはりサーキットを駆け抜ける疾走感、そして美しいバトル、
時にはクラッシュもありと、一番いろんな事が起こりえるヒートで尚且つ一番ストレスなく楽しめる感覚。
それがBメインであると思います。もちろんBメインだからといって実力がない訳ではありませんし、練習も
必要だとは思います。また、参加された方々には単純に普段の練習走行とは違ってレースという形式でのバトルを
楽しんで頂きたいと思っています。そしてレースが終わればノーサイド、同じ趣味を持つ人たちが集うイベント
として輪が広がっていけばすばらしい事だと思います。場所を提供して頂いているWEST MINI-Z LINKの店長にも
大変感謝しております。
2週間後には第3戦が開催されます。またのご参加宜しくお願いいたします。
本日は本当に有難うございました。